楽天ソーラーで東芝ブランド「世界最高効率パネル」取り扱い開始!価格は?

※平成27年8月31日をもって楽天ソーラーは太陽光発電事業を終了しています。

シャープ製のソーラーパネルを安価に購入できるのが売りの楽天ソーラー。2013年10月からはより低価格帯のインリーソーラーもラインナップに加えられましたが、さらに今回、東芝ブランド(サンパワー製)の「世界最高効率パネル」をラインナップに加え、選択の幅がますます広がりました。

楽天ソーラーの公式ページには3つのパッケージ

と案内があります。
10月まではパッケージの価格情報もホームページ上で確認できたのですが、今は詳しい価格情報はホームページ上には見当たらず、見積もりをしないと分からないようです。(10月時点のシャープおよびインリーソーラーのパネルのパッケージ価格については、楽天ソーラーのページでご確認ください。)

インリーソーラーのSlimパッケージは、12枚(2.34kWh)80万円なので、東芝のパネルも仮に一番小さい容量のパッケージが12枚(3kW)だとしたら、119万円だとキロワットあたり39.7万円。
東芝のソーラーパネルの相場価格が31.7万円なので、安いかどうかは判断しかねますが、

価格の妥当性に関しては、各メーカーの最新相場価格も参考にしてみてください。

シャープ、群馬県のメガソーラー事業者に選定

シャープ芙蓉総合リースの合同会社「クリスタル・クリア・ソーラー」が、群馬県伊勢崎市で同市の所有地における太陽光発電事業の事業者に選出されました。

プロポーザル形式で16社の中から、クリスタル・クリア・ソーラーが勝ち取ったこの事業は、出力2.7MW(2,700kW)のパネルを伊勢崎市安堀町の涵養地(かんようち)57,000㎡(5.7ha)に設置するもの。

来年8月の稼働開始を予定するこの発電所は、仮称で「シャープ伊勢崎太陽光発電所」と呼ばれます。
パネルは自前で用意できるシャープ。建設費は約7億円と、キロワット単価にして26万円になります。

伊勢崎市には21年契約の賃貸料として約2億7千万円を得るとされ、年間で約1,300万円の賃貸料という計算になります。
さらに同市は地域の雇用創出効果も期待できるとしています。

積水化学も、住宅で太陽光発電10kWが搭載できる新製品「スマート・パワーステーション」

スマートハウスの中でも、今特に注目すべきは太陽光発電の設置容量!
パナホームミサワホームに続いて積水化学も、住宅でも太陽光発電を10kW以上を搭載して全量買取が適用できる商品を発表しました。

その名も「スマートパワーステーション」。10月26日発売開始です。

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太陽光発電、HEMS、蓄電池で、余剰でも売電収入480万円

35坪弱で10kWの搭載を実現!

写真でも分かる通り、屋根のひさし部分が大きく伸びていることで、114㎡(約34.5坪)~の住宅の屋根において、10kWの搭載を可能にしたということ。(従来は40坪程度で6.8kW程度が最大)

鉄骨系の商品ではソーラーフロンティア製CIS太陽電池を採用。効率が劣りますが、結晶型に比べてコストパフォーマンスがかなり高く、発電量も多く期待できます。重量が一般的な結晶型パネルと比べて重いことから、鉄骨系の商品に限ったオプションになっていると考えられます。

木質系商品ではシャープ製のパネルを採用しているということ。

進化したHEMSでしっかり光熱費削減

コンサルティング型HEMS「スマートハイム・ナビは10,000棟以上の住宅をネットワークでつなぎエネルギー需給を「見える化」しているのだそう。
無理なく節約できるくらしのサポートをするというスマートハイム・ナビに、今回は独自で全室空調「快適エアリー」を制御する機能を強化。
生活スタイルを変えることなく、年間17,500円の電気代を削減できるとは、うれしい限りですね。

安全面強化の室内置きリチウムイオン蓄電池

太陽光発電、HEMSの次に標準化がすすむのは蓄電池。
安全面の強化と小型化により、室内に設置できる、5kWhの蓄電池「e‐Pocket」を搭載。
室内に置けるということで保証期間も15年ついています。蓄電池の寿命は使用環境で大きく変わりますが、15年は蓄電池としてはかなりの長期の保証内容といえます。

ユニークなのは、積水化学のスマート・パワーステーションでは「売電の”余剰/全量”を選択できる」ということ。

10kW以上の場合、全量売電にする方が売電収入上はかなりお得になるとも考えられますが、この「スマート・パワーステーション」では、あえてそれを自家消費する余剰売電のオプションを設けることにより、よりエコに貢献できる生活がしたいと考える消費者のニーズに応えられる商品になっています。

リリース内容では「20%を自家消費、残りを余剰売電で、20年で480万円の収入」と発表していますが、10kW以上なら、余剰売電でも20年間の固定価格が適用されるのですね!

ゼロエネ住宅(ZEH)の観点で言えば4kW程度の搭載で平均的な家庭の消費電力と同等の発電量が得られますが、5kWhの蓄電池に10kWの余剰分を蓄電すれば、”ネット”ゼロエネルギーどころか、完全にエネルギーの自給自足も不可能ではないかと考えられます。

エネルギーの自給自足は送電によるロスもないためエネルギー効率もよく、系統にも負荷をかけないので、エネルギーの観点からは究極のエコ住宅だといえます。こうした住宅が増えてくれることを祈りたいですね!

参考

シャープのメガソーラー、1.9MWが稼働開始

シャープ芙蓉総合リース株式会社の合同会社クリスタル・クリア・ソーラーが事業主となるメガソーラー「シャープ三原太陽光発電所」が、8月30日に稼働開始しました。
広島県三原市大和町の約42,500㎡の土地に設置された1.9MWの発電施設。建設から運営までをシャープが行うそうです。

記事

シャープの新しい点検サービスとは?

シャープは、自社製の住宅用太陽光発電を設置している家庭に対して行われる太陽光発電の定期点検を、より短時間でより安くできるサービスを始めるのだとか!
作業に立ち会うのが面倒、点検費がもったいないと先送りにされるケースが多いことを解消するため、シャープは、従来の半分程度の時間(1~2時間)でできる定期点検を、従来のサービスより3~5割安く(10万円以下)提供するのだそうです。
具体的には「診断機器」を取り付けて「専用のアプリ」にデータを取り込むことで故障の有無などを判断するもので、この機器は日本カーネルシステムとの共同開発によるものだそうです。

定期点検には何万もかかってしまうんですね!

ネット系の施工販売店では、定期的に4回も無料で点検してくれる業者もあります。
太陽光発電を選ぶ際は、価格に加えて保証内容の充実も合わせて検討したいものです。

その他のメーカーとの保証内容比較はこちら

シャープの新製品「NQ-140AC」

シャープは、バックコンタクト構造で高効率を実現した“BLACKSOLAR(ブラックソーラー)”に、新しいラインナップとして「NQ-140AC」を追加します。

公称最大出力139.5wで、効率は16.5%。
大きさが標準のパネルの3/4程度で、狭い屋根により多くの枚数を効率的に並べる事が可能になります。

新製品の販売もいいのですが、価格の優位性ももう少しインパクトがあると説得力も高いのかな、なんて考えてしまいます。

メーカー別の最安値・相場価格比較はこちらから

次世代を担う「有機系太陽電池」に世界中が注目

太陽電池の市場では、効率ではシリコン系がまだまだ主流、いやいや費用対効果は化合物系の方が上、と意見が分かれますが、最先端の研究の場では有機系の原料で作られる太陽電池「色素増感太陽電池(OPV/organic solar cellなどと呼ばれる)」に注目があつまっている模様。

環境ビジネスオンラインでは「次世代太陽光発電システムの本命の一つ」とも紹介されていました。(参考

効率の記録更新も日々進む中、(Heliatekが12%の有機系太陽電池セルの開発に成功した、などNEDOはこの色素増感太陽電池の早期実用化のために、実証試験を開始すると発表しました。

具体的には3種類の有機系太陽電池を使った製品を実際に利用し、その結果を測定するというもの。


一つ目は「デザインソーラーランタン」
日本写真印刷に助成を行い、京都市内2カ所にこのソーラーランタンを設置します。


2つ目は色素増感太陽電池を壁面に取り付けるもの。
少ない日射量でも発電できたり、入射角に依存しない有機系太陽電池の特徴を生かし、壁面を利用した太陽光発電の実用化に有望だそう。
いまでもパナソニックから垂直設置できる製品が販売されていますが、どうしても高くて実際に設置する例は少ないよう。
生産コストが抑えられる有機系太陽電池の使い道としては一番期待できる分野なのではないでしょうか。
シャープとフジクラにそれぞれ助成が行われ、実証実験をします。


3つ目は軽量・フレキシブル・シースルー型の有機系太陽電池をサンシェードとして使用した屋内実証実験。
これは家庭や小さな店舗などでも簡単に取り入れられそうなので、はやく製品化されるとよさそうですね。

サンシェードで発電できるだけでなく、遮光効果によって部屋の中の気温調整にも役立ち、さらなるエコ効果が期待できます。
実証実験は三菱化学が行います。

シャープ、またまた新記録・化合物3接合型太陽電池セルの集光型で44.4%

4月に化合物3接合型太陽電池セルでで記録を更新したシャープですが、今回同じく化合物3接合型太陽電池セルで、今度は集光型で44.4%を達成し、記録を更新したそうです。

シャープは化合物3接合型でどんどん記録を更新していきますね。

化合物3接合型太陽電池セルで2003年に31.5%を達成して以来、10年で6.4ポイント以上、
集光型では2007年の40%から6年で4.4ポイントも性能を向上させ、間には衛星での化合物3接合型太陽電池の実用化もはさんでいます。

住宅用の太陽光パネルの人気も落ちてきている中、宇宙分野などで踏ん張っていきたい、といったところでしょうか。

日本のソーラーパネルの市場動向について

シャープがセル発電効率でさらに記録更新・化合物3接合型で37.9%

以前、シャープが研究開発している化合物3接合型太陽電池セルで、世界最高の37.7%を達成した話題をお届けしましたが、それから4か月半、またそれを0.2%上回る37.9%のセル変換効率を達成したことを発表しました。

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太陽光エネルギーの波長に合わせて3種類の化合物の層を組み合わせ、効率的に光を吸収できるようになったということ。

集光型発電システム用や人工衛星などの宇宙用、移動体用への実用にむけて研究をさらに進めるということです。

参考

シャープの太陽光パネルについての詳しい説明はこちら
商品展開や実績に加え、価格相場案内も行っています。

シャープ、産業用積雪対応多結晶太陽電池モジュールを発売

従来の積1.5m以下の耐荷重性能を積雪2.0mにまで引き上げたモジュール<ND-240SA>を新たに販売することを発表したシャープ

豪雪地帯のメガソーラーに向けた商品ラインアップを強化する目的だそうです。

沖縄などの塩害にも対応する太陽光発電システム
LIXILから販売されていましたが、より簡単に、手軽に電力を得られる手段が太陽光発電で、世界でも火力発電施設などが建設できない地形の地域などでの活用が大いに期待されています。
今回のシャープの製品もそういったニッチな環境に対応するためだと考えられます。

シャープは今後も、産業用太陽光発電システムのラインアップを拡充していく意向だそうです。
しかし、数年前は日本の住宅用太陽光発電の多くがシャープでしたが、今やニッチ市場により目を向けていく意向という事でしょうか。
2012年の固定価格買取制度以来、市場の大きな入れ替わりを感じます。

参考