SBエナジーの宮崎県メガソーラーに京セラパネル

5月15日、SBエナジーは、宮崎県えびの市にメガソーラーを建設すると発表しました。その広さは約1万7000平方メートル、出力は約1.4MWとなる予定です。

EPCおよびパネルは京セラが提供し、パワコンはドイツのSMA製が使用されます。

2015年9月に運転が開始される予定で、年間161万6000kWhの発電量が見込まれています。

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2014年のソーラーパネル世界シェアランキング、米IHSが発表

4月23日、米IHS(調査会社)が2014年太陽光パネルメーカーの出力の市場ランキングを発表しました。上位10社のうち7社が中国メーカーとなっており、それ以外では日本のシャープ京セラ、米国のファーストソーラーとなっています。今回も中国メーカーが市場を支配している状況でした。シェアの順位詳細は以下。カッコ内は昨年の順位からの推移を示します。

  1. トリナソーラー(+1)
  2. インリーソーラー(-1)
  3. カナディアンソーラー(-)
  4. ハンファソーラーワン(+6)
  5. ジンコソーラーホールディング(-)
  6. JAソーラー(+3)
  7. シャープ(-3)
  8. レネソーラ(-1)
  9. ファーストソーラー(-3)
  10. 京セラ(-3)

合計出荷量の約49%(23.7GW)が上位10社が占めており、2013年の48%からわずかに比率が伸びています。IHSは、2015年には2014年よりも世界市場は30%も増加し、57GWに達すると見ています。
太陽光パネルメーカーの工場の稼働率は2014年の61%(平均)から69%に向上し、上位メーカーでは90%になるのではないかと予想しています。

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京セラが今後の戦略を発表、住宅用は蓄電池付きソーラー、産業用は水上メガソーラー

京セラの山口悟朗代表取締役社長は、2015年3月期(2014年度)の連結決算概要説明会の席上、太陽光発電事業について、住宅向け市場の拡大や水上設置型メガソーラー、次世代燃料電池を開発し、事業を拡大していく方針を示しました。

住宅用では、太陽光電池の効率化を進めるとともに、太陽光発電システムと直結するマルチDCリンクタイプ等の新型蓄電池を2015年6月~8月に投入し、太陽光発電、蓄電池、HEMSサービスの3つを組み合わせたセット販売を推進していくとし、産業向けでは水上設置型メガソーラーの開発に注力する模様です。

また、技術開発分野においても、固形酸化物形燃料電池システムや自動デマンドレスポンスの実証実験をスタートさせ、電力アグリケーション関連の研究開発を推進していくとしています。

山口氏は今後の方針について、「産業用市場は今までのような拡大は望めない。一方、住宅向け市場においては、自家発電した電力を売るのではなく、自己で消費する流れが生まれると考えている。今後は、更に住宅向けの事業を拡大していく」と述べました。

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京セラ、ドイツで自給自足家庭向けに蓄電池セットで販売開始

京セラは5月からドイツで蓄電池の販売を始めます。買取価格の低下により、太陽光発電した電力を自宅で使う方向へと変わるドイツの需要を見込んでの展開です。
蓄電池の充電容量は4.8kW時と7.2kW時の2種類で、太陽光発電パネル及びエネルギー管理システムとセットで販売します。
シャープも既に英国で蓄電池の販売を開始しています。

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京セラなど、兵庫県多賀町で14.5MWメガソーラー

兵庫県多賀町安田郷メガソーラー発電合同会社は、2015年4月、同町で約14.5MW規模のメガソーラー発電所の建設に着手しました。

同社は京セラ株式会社(京都府)、東京センチュリーリース株式会社(東京)、三菱総合研究所(東京)、四国エンジニアリング株式会社(香川県)が共同出資している発電会社で、事業用地約62haに京セラ製の太陽発電モジュール約5,500枚に加え、自営送電線設備約3kmを設置する計画です。
一般家庭約4,850世帯分の年間電力消費量に相当する約16,059MWhを発電する見込みで、2016年11月の稼働を目指しています。

同社が事業運営を行い、東京センチュリーリースがファイナンスとそのアレンジメント、四国エンジニアリングが発電所の設計・施工、京セラが太陽電池モジュールと周辺機器の供給、株式会社京セラソーラーコーポレーションが維持管理を担当します。三菱総合研究所は事業全体の統括およびコンサルタント業務に加え、同社の運営業務を担当します。この事業により、同社では年間7,800tのCO2削減に貢献できるとしています。
事業用地は、地元において有効活用が望まれていた土地で、同社は発電所の計画にあたって、「今後地域の発展に貢献できる」と話しています。

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京セラ、ドイツで太陽光発電市場向けの蓄電池とエネルギーマネージメントシステムを供給

2015年3月12日、ドイツの太陽光発電監視システムメーカーであるSolare Datensysteme社は、同じくドイツにある太陽光発電関連販売代理店のEnergetik Solartechnologie-Vertriebs社と日本の京セラ社と共同し、ドイツの住宅用太陽光発電向けの蓄電池とエネルギー管理システム(EMS)の供給を開始することを発表しました。

Solare Datensysteme社のEMSと京セラの蓄電池システムを用いることで太陽光発電の余暇電力を貯蓄し、太陽光発電をベースとした電力の供給自足に近づくことが狙いです。

蓄電池システムは97%の高いシステム効率を持っており、パワーコンディショナーと蓄電池を統合することで小型化にも成功しています。容量は4.8kWhと7.2kWhの2種類が用意され、顧客が自由に選択できるとされています。

ドイツでは再生可能エネルギーが電力網に大量導入された影響で配電が不安定になる懸念が出ている他、固定価格買取制度に基づく買取価格の下落と電力料金の値上げにより、太陽光発電に併設する蓄電池への需要が高まっていると見られています。

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千葉県の山地に30MWのメガソーラー、パネルは東芝・京セラ

2015年3月、日揮は千葉県鴨川市内浦に「鴨川みらいソーラー太陽光発電所」を立ち上げたことを発表しました。出力は31.211MWで、想定年間発電量は、一般家庭9000戸分の年間消費電力に相当します。この施設は、千葉県内で2番目に大きいメガソーラーとなります。計画段階での総事業費は約100億円です。

この太陽光発電所の特徴は、建設地が海岸から約2.5km離れた標高約100mの山地であることです。最大限の発電出力を得るために、複雑な土地形状に合わせた設計・建設を行っています。太陽電池モジュールは

国産品にこだわり、東芝京セラの製品を合計約12万5000枚採用

したといいますが、
東芝のパネルはどれも国産ではなくOEM販売をしている点について理解の上かどうかは記事では触れられていません。

日揮が事業開発から、設計、調達、建設、事業運営に到るまでを単独で行っています。これまでの経過としましては、大蓉工業の所有地(36万平方メートル)を借り、2013年9月用地造成工事開始、2014年3月発電所本工事着工、2014年11月送電線への接続工事完了・試運転開始、2015年1月商業運転開始となっています。
運営は日揮の100%子会社である鴨川みらいソーラーがおこなっており、今後20年間は固定価格買取制度(FIT)を利用して東京電力へ売電します。

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京セラ、太陽光パワコン併用の蓄電池システム発売

京セラ株式会社は国内住宅用リチウムイオン蓄電システムにおいて新しい2機種を製品化しました。
「マルチDCリンクタイプ」は充電効率の向上、設置スペースのコスト削減を実現しています。もう1つは「大容量タイプ」です。特徴として国内最大クラスの蓄電容量12kWhを備えています。2機種は2015年の6月以降に順次、販売をスタートする予定である事をお知らせします。受注と販売を行うのは京セラの太陽光発電システムの国内販売会社、株式会社京セラソーラーコーポ-レーションです。

近年では再生可能エネルギーの固定価格買取制度について、買取価格の引き下げが行われました。同時に電気料金の値上げをした事により各家庭で節電意識が高まっています。そのために太陽光発電システムによる発電をした時に出てくる余力電力を充電し、自らの家で消費できるようなシステムが求められるようになりました。そのため蓄電システムの需要が増えて行く事を見据えて、大容量の蓄電池開発が望まれています。京セラはそのニーズに応える形で2つのリチウムイオン蓄電システムの提案を行いました。

マルチDCリンクタイプの特長は、太陽光発電システムと重電システムのパワーコンディショナーを一体化させています。そのため太陽光電池で発電出来た直流電力をそのまま充電する事を可能にしています。従来の蓄電池では、パワーコンディショナによって家庭で使う直流電力に変換した電力を蓄電システムへ充電したいならば、交流から直流による変換がおこなわれていました。変化する時に電力の損失が行われで効率的ではありませんでした。同時に太陽電池で発電した電力をまとめるための機能も蓄電システムに内蔵されていますので、スペースコストを大幅に減らす事が出来ています。大容量タイプは従来品と比較して1.7倍もの蓄電容量を実現しています。

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滋賀県の廃棄物最終処分場で国際航業850MWの太陽光発電所設置

廃棄物最終処分場を有効活用した太陽光発電事業について滋賀県長浜市の湖北広域行政事務センターが公募していた案件について、日本アジアグループ傘下の国際航業が採択されたと発表。

この発電所は、廃棄物処分場であった土地に出力約850KWの太陽光パネルを設置するもので、環境学習への貢献として発電状況を表示したパネルも設置されます。

EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当。京セラのソーラーパネルに、パワーコンディショナー東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を使用。

災害時に電力系統が停電した際にも太陽光発電設備が自立運転して蓄電池に充電できるため、地域のエネルギーセーフティネットとして大いに期待されています。

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SBエナジー北海道に2.4MWの「ソフトバンク紋別ソーラーパーク」完成

12月26日、再生可能エネルギー事業などを行っているソフトバンクグループのSBエナジーは大規模太陽光発電所と呼ばれるメガソーラー「ソフトバンク紋別ソーラーパーク」の運転営業を開始しました。

北海道では「ソフトバンク白老ソーラーパーク」に次いで2か所目であるこのメガソーラーは、北海道紋別市が所有している土地約4 万8000m2の土地に太陽光パネルを設置し、約2.4MW分のパネルの一年間で発電できる量は約256 万1244kWhの見込みとなっています。この発電量は一般家庭の年間消費電力、約712 世帯分となっています。

京セラはEPC(設計・調達・施工)を担当し、もちろんパネルは京セラ製。パワーコンディショナー(PCS)はドイツのSMAソーラーテクノロジー製を使用したとのこと。

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