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寿命を延ばす蓄電池の使い方とは

鉛蓄電池・リチウムイオン蓄電池など種類別の家庭用蓄電池の寿命比較と、長持ちさせる使い方について

家庭用蓄電池の寿命は機種により6,000〜20,000サイクル、年数換算で15〜30年が目安です。寿命を決める指標は「サイクル回数」と「使用深度」で、100%→0%のフル充放電を繰り返すより、20〜80%の範囲で使うと寿命が数倍伸びます。本ページではサイクル回数の意味、寿命を延ばす使い方、長寿命メーカー(京セラ Enerezza Plus の20,000サイクル等)の選び方を解説します。

寿命の目安は?

蓄電池の寿命は使用環境に大きく依存します。「寿命」とは言っても、年数で表すには個体ごとの差が大きく、一般的に「充放電サイクル回数」を寿命の比較に使います。 0%の状態から100%の状態まで充電し、その後0%まで放電することを1サイクルとして数えます。50%の充放電での使用は2回で1回分と数えられますが、理論上の2倍よりも、一般的にはより多く使用できることが多いです。というのは、蓄電池は、過充電や過放電による劣化が激しい特性を持っているためです。つまりサイクル回数を数えるの基準環境である「充電量が0%もしくは100%の状態」というのは蓄電池にとっては過酷な使用状況であり、これを避けることで寿命を伸ばすことができます。寿命の比較をするという目的においてはこの「サイクル回数」は目安になる数字です。

0%~100%のサイクル回数は、鉛充電池の場合約200回、リチウムイオン二次電池では500回と言われています。

上記は平均的なサイクル回数ですが、リチウムイオン電池で長寿命を謳う製品には、「4000回のフル充放電で9割、6000回で8割以上の容量維持(東芝のEV用SCiB)」、「2000サイクルで8割以上(2009年発売のソニー製リチウムイオン電池)」などあります。また研究段階ではスタンフォード大が6000サイクルで85%以上、NECが23,500サイクルで83%の性能を達成しています。

使い方による寿命の変化は、0%から100%という深い深度での使用の時は200回しか使用できなかった鉛電池でも、50%放電で450回、30%放電では1200回と、放電量を調整するだけでかなり使用回数が増えます。リチウムイオン蓄電池も同様です。

このように、蓄電池は使い方によってすぐにダメにもなるしずっと長持ちもする、少しわがままな機器ではあるのですが、最近は高度なプログラムによって充放電を操作できる製品が多く出てきているので、それらのプログラムを活用して寿命を縮めない使い方をすることもできます。

蓄電池を長持ちさせるには

蓄電池をより長く使えるようにするために気を付けたいこと、設置環境などについてを挙げました。これらを参考に定置型のプログラム設定を変えたり、自分でコントロールする際の目安にしてください。

  • 高温での利用は避ける:設置環境は25℃を超えない場所が理想です。25℃を超えて気温が上がるごとに、寿命はどんどん縮まってしましまいす。
  • 充電する際の電圧に気を付ける:不適正な電圧からの充電は、故障や不具合、寿命定価につながります。住宅のコンセントなど一定の電圧が保たれる環境での充電なら問題ないのですが、太陽光パネルから接続する場合などは、対応している製品以外は避けた方がよさそうです。
  • こまめな充電:容量ぎりぎりまで使うよりも、こまめに充電する方が長寿命に繋がります。
  • 過充電、過放電を避ける:容量を超えて充電をすると、それもまた寿命の低下につながります。
  • 保管するときは充電してから:非常用として使用する際、電池に貯めた電気を使い切ってから倉庫にしまおうと思いがちですが、充電した状態で保管する方が長寿命に繋がります。

例えば....

蓄電池の残量によるコントロールができる製品を使うことで、蓄電池に与える負担が最低限になる範囲で使うように操作もできます。

よくある質問

家庭用蓄電池は何年使えますか?

機種によって15〜30年が目安です。サイクル回数で表されることが多く、一般的なリチウムイオンで6,000〜12,000サイクル、京セラ Enerezza Plus のクレイ型で20,000サイクルが期待できます。

蓄電池の寿命を延ばす方法は?

「浅い充放電」を意識してください。100%→0%のフル充放電より、20〜80%の範囲で使うと寿命が数倍伸びます。最近の機種は自動で深度制御する機能がついており、通常使用で問題ありません。

容量保証とは何ですか?

使用年数経過後も一定の容量を維持することをメーカーが保証する仕組みです。15年で60%、20年で60%などの基準があり、残存容量が基準を下回ると無償修理・交換対応されます。

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