群馬県太田市のメガソーラーでも、ソーラーフロンティアの実発電量の多さを証明

群馬県太田市が運営する古墳群内の太陽光発電所「おおた鶴生田町太陽光発電所」にはソーラーフロンティア製のCIS太陽電池が1500kW設置されていますが、稼働後6カ月で約930,000Kwhを発電、想定を上回る発電量を得られたと発表しました。稼働率にして14%と、全国平均と言われる13%は上回りますが、群馬県の年間を通した稼動率は15.6%。これから日射量の多い季節になるので、「おおた鶴生田町太陽光発電所」でもさらにこれから発電量を伸ばしていくと予想されます。

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さらに、太田市内の公園にはソーラーフロンティアのCIS太陽電池以外に、微結晶タンデム型と多結晶型を採用した発電設備があり、他の2種類のパネルと比べてもCIS太陽電池は多くの実発電量が得られたことが証明されたといいます。
微結晶タンデム型と比べて約1.36倍、多結晶型と比べて約1.08倍の発電量は、他の実証実験で証明された発電量のメーカー比較と同等の結果。

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参考

シャープ、群馬県のメガソーラー事業者に選定

シャープ芙蓉総合リースの合同会社「クリスタル・クリア・ソーラー」が、群馬県伊勢崎市で同市の所有地における太陽光発電事業の事業者に選出されました。

プロポーザル形式で16社の中から、クリスタル・クリア・ソーラーが勝ち取ったこの事業は、出力2.7MW(2,700kW)のパネルを伊勢崎市安堀町の涵養地(かんようち)57,000㎡(5.7ha)に設置するもの。

来年8月の稼働開始を予定するこの発電所は、仮称で「シャープ伊勢崎太陽光発電所」と呼ばれます。
パネルは自前で用意できるシャープ。建設費は約7億円と、キロワット単価にして26万円になります。

伊勢崎市には21年契約の賃貸料として約2億7千万円を得るとされ、年間で約1,300万円の賃貸料という計算になります。
さらに同市は地域の雇用創出効果も期待できるとしています。

屋根上のメガソーラーにパナソニックのHITパネル

メガソーラーにはパネル価格の低いソーラーフロンティアシャープ京セラなどが使われるイメージが強いですが、群馬県太田市は、「太陽光のまち」の推進事業の一環として物流倉庫の屋根上を利用したメガソーラーを設置する際、パナソニックHITモジュールを採用しました。

効率が高くて価格も高い」といいうイメージの強いパナソニックのHITパネル。
同じく「高性能高価格」の東芝の単結晶パネル(サンパワー製「世界最高効率パネル」のOEM販売製品)と比べて、長らく価格の面で優位性を発揮できずにいましたが、今月に入って初めてパナソニックの販売価格は東芝よりも安くなるという事がありました。(7月のメーカー相場速報

このことから、面積の限られた場所による発電事業でも、パナソニックのパネルを選ぶメリットがさらに大きくなってきています。
今後産業用発電事業の場でも、パナソニックの製品を見る事が多くなるのでしょうか?

そうすれば住宅用のパネル価格の低下も期待できるので、注目したいですね。

プレスリリース

日本の太陽光発電所・産業用太陽光発電のいろいろ

日本の産業用太陽光発電

以前、電力会社以外で建設された日本の産業用太陽光発電施設は、国際航業が宮崎県に建設した1000キロワット級のものだけでした。東京電力福島第一原発の事故後、クリーンエネルギーへの注目が高まり、ソフトバンクを筆頭に、産業用の大規模太陽光発電施設の計画が次々に出てきています。

各業界の大手が率いて展開される産業用の太陽光発電計画。地域のクリーンエネルギー計画や、工場の屋根の効率利用として、個人レベルでも始められるクリーン事業です。補助金と、売電制度が適用されている期間の開始が、より大きい経済的メリットを生みます。

ソフトバンク

昨年の10月にグループ会社のSBエナジーを立ち上げ、全国に合計20万キロワットの太陽光発電施設を建設する予定をしています。2012年7月の、全量買い取り制度が始まったタイミングに合わせ、京都と群馬のそれぞれ2000キロワット超の施設が稼働し始めました。1320世帯分の電力をまかなえる量のこれらの施設に加え、9月には京都の隣接地にもうひとつと、これらに続いて徳島県栃木県での建設計画が確定していて、早い時期に1万キロワット以上を達成する予定です。

SBエナジーのホームページには、建設中やの施設の情報に加え、稼働中の施設のリアルタイムと、累積の発電量が確認できます。北海道の2カ所に建設されている発電試験場では、積地域でのシステム運行状況や、各メーカーのパネルの発電量の比較実験なども行われており、これから太陽光発電の設置を考えたい人にも、参考にしてほしい試験内容です。

JAMCソーラーエナジー合同会社(仮称)

JA全農と三菱商事が合弁で、全国の農協の施設の屋根400~600カ所を利用して、合計20万キロワットの発電能力をもつ施設を建設する計画が進行中です。環境保全と、全国の農業の活性化を目標に掲げたこの計画は、2014年度末までに導入完了する目標で、約5万8千世帯分の電力をまかなえる量になる見込みです。

大林グリーンエナジー

1009年から始まった「くまもとソーラープロジェクト」の一環として熊本県南部の芦北町(あしきたまち)に国内最大規模(1万5千キロワット)の太陽光発電所を建設する事業に、大手建築土木業者の大林組が選ばれました。このプロジェクトのほかにも、7か所で合計34.3kWの太陽光発電建設計画が進行中で、さらなる事業拡大を目指しています。

相次ぐ大規模太陽光発電所建設

現在(2012年8月21日)稼働する太陽光発電所で最大のものは、神奈川県川崎市と東京電力が共同で運営する「扇島太陽光発電所」で、2011年12月19日に稼働開始しました。

固定価格買取制度の改正で産業用の売電が有利になったことを受けて、大規模な太陽光発電所の建設計画が次々に持ち上がっています。中でも最大の計画が、京セラが他6社(KDDI、IHI、九電工、京都銀行、鹿児島銀行、竹中工務店)の出資者と設立した「鹿児島メガソーラー発電株式会社」が鹿児島湾岸の桜島に対面する埋立地に建設を予定している127万平方メートル(東京ドーム27個分)規模の発電所で、発電能力は70MW、年間発電量は7880万kWhの規模にも及びます。

総投資額は270億円、売電による収入は年間で30億円以上になる見込みです。