シャープの2012年会計年度第3四半期会計報告!


シャープは2012年の会計年度第3四半期の太陽光関連の売り上げが、前期より14.4%増の559億円という報告を出しました。

この売上上昇は国内における住宅用および産業用の太陽光発電システムの需要向上によるものが大きいと言います。

営業損失はマイナス19億円の赤字。前期は53億円、前年の同期は62億円と、改善には向かっています。
「昨年国内外全体で5,400人の人員削減を行った結果か」との見方には「売上と生産拠点の見直しによるもの」と反論しています。

シャープは国内需要の継続に望みをかけているそうですが、売電価格が引き下げられると考えられる来年度の入る前の駆け込みは、シャープにとっても勝負の時期なのでしょう。

参考

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昨年後半のメーカーのパネル価格動向をまとめました(シャープ、ソーラーフロンティア、東芝、パナソニック、サンテック)

毎月太陽光パネルの市場価格を追っていて、価格の動向をそれぞれのメーカーごとにまとめて各メーカーの詳細ページに載せています。

価格の競争が激しいのはソーラーフロンティア東芝パナソニック
それに比べて価格が安定しているのがシャープサンテック

人気の度合いが伺える気がします。

シャープ・瓦型モジュールの出力を10.5%向上


瓦型太陽電池モジュールは、一体感と見た目の美しさに優れている製品。
屋根の上に積載という形で無く、屋根材として使用できるため、屋根への負担が減らせます。

新築やリフォームの際に最適、ということです。

屋根材型の太陽電池モジュールは、サンテックなども販売していますが、どうしても屋根材としての機能も持ち合わせるとなると、「発電量」や「効率」を犠牲にしなければいけないので、あまり注目度は高くない製品というイメージがありました。

シャープのこの製品も、従来品と比べて出力で10.5%、設置容量は約9.4%向上したと言いますが、モジュール変換効率13.5%というと、単結晶の普通のパネルと比べてかなり低いです。

どれくらいの需要があるのかといところですが、「NT-58K1D(58W)」月生産台数で10,000台を予定しているという事。
サイズがひとつ小さい「NT-41K1D(41W)」の方は月生産台数6,000台を予定。

来年2月1日から販売予定です。

こういった特殊な製品はネット格安販売店では取扱いの無い場合も多いです。
気になる方は一括見積サイトをうまく活用して、効率のデメリットをカバーできるように安く購入できるといいですね!
シャープの太陽光パネルの詳細・最安値情報など

一括見積サイトの攻略法・サイトをうまく使い分ける方法

参考

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今度はサークルKサンクス・800店舗に10~15kW設置



ローソンの「2000店舗に合計24MW」ミニストップの「900店舗に合計10MW」に続き、今度は「サークルKサンクスが800店舗に10~15kW(合計は未定)」を発表しました。

コンビニの太陽光発電設置が続いていますね!そろそろセブンイレブンも動きだす頃でしょうか???
セブン&アイ・ホールディングスのコンビニ&スーパーの屋上を利用したら、すごい規模になる気がするのですが???

ちなみにコンビニの勢力圏はこんな感じで

日照時間はこんな感じです。

セブンイレブンの勢力は範囲が広いという事もありますが山梨県や九州地方など、日照時間が多くて比較的太陽光発電に向いていると考えられている地域での勢力が強いですね^^

しかし今回の発表はサークルKサンクス!

東北~中国地区までのエリアで発電量を多く見込める地域約800店舗を選出し、2013年5月から順次設置を開始していくそうです。店舗の規模に応じて10kW、12kW、15kWの中から最適な規模を設置し、1店舗当たり10,000kWhの発電量を見込むということ。
ちなみにローソンやミニストップが12kWを設置し2kW分を自家消費に充て、10kW分を売電としていたのに対し、サークルKサンクスは全量を売電に充てるのですね!そのあたりでコンビニの余力を推し量ってしまいますねどうしても。

パネルに関しては「シャープ」の採用を発表しています。

シャープの太陽光パネルの詳細・最安値情報など
記事

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シャープ、化合物3接合型のセル変換効率で世界最高の37.7%達成

シャープが開発する化合物3接合型太陽電池セルで、世界最高変換効率となる37.7%を達成したという発表を出しました。

化合物太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持つ変換効率の高い太陽電池です。今回、当社が開発した化合物3接合型太陽電池セルは、インジウムガリウムヒ素をボトム層として、3つの層を効率よく積み上げて製造する独自の技術を採用しています。この3つの光吸収層で、太陽光の波長に合わせて効率よく光を吸収し電気に変換することに加え、光吸収層の周辺部を最適処理することにより光を電気に変換する面積比※4を増やしました。これにより、太陽電池の最大出力が高まり、世界最高変換効率の37.7%を達成しました。

シャープは2001年から、NEDOの太陽光発電研究開発テーマへの参画をしていますが、今回の研究もこれの一環だそうです。
この研究の成果は住宅用などの大量生産目的ではなく、集光型への応用、人工衛星用など、特に宇宙開発の分野での実用化が目指されるという事です。

今現在で集光型のパネルというと、34.2%が製品として実用化されているようですが、もともとが37.7%のセルを、集光型にしたら、何%の効率になるのでしょうね!それこそ未来的な数字です!

記録更新や新製品の話題続きで、ちょっとウキウキしますね~。
シャープの太陽光パネルの詳細・最安値情報など
参照

東芝、サンパワー製20.1%パネルを独占販売・シャープもサンパワーのOEM開始発表

東芝は、アメリカのサンパワー社の世界最高変換を実現した250Wの太陽電池モジュール「SPR-250NE-WHT-J」の日本独占販売の発表をしました。
今までの240W(19.3%)から、効率は0.8%も上がっています。
パネルの希望小売価格は191,625円、今月(2012年12月)17日から発売開始。
設置可能面積が比較的狭い日本の家の屋根には、より高出力のパネルのニーズは高いです。

とはいえ、実際には販売開始から、ネット格安販売店などで取り扱われ、安売りされるようになるまではかなり時間を要すると思いますが、20.1%というのはかなり魅力的なので、値崩れを待ちたい方も多いでしょう。

東芝の価格相場ページでは、東芝ブランドサンパワー製のパネルの最安値価格を毎月更新しています。購入前に一度ご確認ください。

参照

ところで、当サンパワーの拠点アメリカのpvマガジンも、東芝についてのニュースを出していますが(記事)これによると

「2010年から日本の住宅用に向けてサンパワー社の製品、累計150MWを販売してきた東芝は、2018年までのパートナーシップ契約延長の合意をした」

だそうです。さらに

「国ごとで補助金制度が数月単位で変わり、そのたびに注目市場も変わってくるという太陽光発電市場では、海外での販売経路の確保はとても重要になる。
サンパワーは日本での太陽光発電のブームを機に東芝とこれまでの契約を延長し、年間100MWペースでパネルの提供をする契約を交わした」

と記載があります。

サンパワーは日本では知名度はあまり高くなく、OEM製品ということで品質などに不安を感る方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
しかしGTMリサーチの「2015年まで生き残る上位9大手メーカー」にも選出されているカリフォルニアの大手太陽電池メーカーであるサンパワー。世界的には信頼度も知名度も高く、日本で言うと性能の高さからパナソニックの製品と並ぶプレミアムな選択肢であると言えます。

【追記】
この次の日(2012年12月6日)に出たニュースで、シャープがサンパワー製のパネルのOEM契約(シャープブランドとして販売する)を発表しています。(記事)
東芝のニュースリリースでは、「本モジュール(SPR-250NE-WHT-J)は当社が日本市場において独占契約している製品です」と記載があるため、シャープがこの領域に入ることは難しいのかと思いますが、具体的に”どの”パネルを販売することになるのかはもう少し情報を待ちたいところです。

【追追記】
シャープがOEMで取り扱う事になったサンパワー製のパネルについてはsolarシャープの太陽光発電、価格などのページでご確認いただけます。
型番・性能に加え、毎月の価格相場も合わせてご案内しています、ぜひご利用ください。

シャープ、 産業用太陽電池モジュール発売!


来年1月21日から、シャープが新たに2種の産業用太陽電池モジュールを発売することを発表しました。

『NU-250KA』は単結晶250W、変換効率15.3%のモジュール。産業用の単結晶タイプは今ま受注生産の高所設置向けのパネルのみでした。(シャープ産業用製品ラインナップ)今回の単結晶パネルの販売で、より幅広い発電事業者のニーズにこたえられることになります。

もう一つは『ND-300CA』、多結晶300W、変換効率は上の製品と同じく15.3%です。
今までの高出力多結晶モジュールのシリーズの最新製品ということになります。
10月にこのひとつ前のモデル『ND-290CA』が売り出されているようなので、産業用で、より”高出力”のモジュールの需要が高まってきているようですね。

単結晶の『NU-250KA』の変換効率の比較として、従来機『ND-240CA』を持ち出していますが、この製品は多結晶の製品です。
月間の販売台数を単結晶の『NU-250KA』30,000台、対して多結晶の『ND-300CA』が3,000台となっていることも併せて見ると、より高性能の単結晶製品に生産を集中させたいシャープの意向があるのでしょうか。

シャープの太陽光パネルの詳細・最安値情報など
参照

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国内最大手太陽光メーカー「シャープ」の新方針とは?

大幅な解雇、設備売却など、立て続けに経営縮小のニュースが出ているシャープ

2010年にはまだ国内シェア1位を保っていたシャープですが、固定価格買取制度導入前後での需要の急速な拡大、価格低下競争において受けたダメージは甚大で、2011年には219億円の赤字となりました。

提出された再建計画に含まれた「太陽電池事業の絞り込み」具体策

  • 欧州事業からの撤退、日本とアジアの事業に集中(米での事業者リカレント・エナジー社の売却、英米に保有する工場撤退、イタリアの合弁会社エネル社の工場経営見直し)
  • 国内の生産拠点の集約(4つの生産拠点を堺工場に集約。葛城工場、八尾工場、富山事業所は設備売却)
  • 成熟期に入る欧州から、成長見込まれるインド・中国などに集中。
  • 発電効率の高い結晶系太陽光電池を中心に、国内シェアを30%から40%に上げることを目標

しかしこれと並行して、太陽光で新規事業の開拓も行っていくようです。
再建計画が出された1日前の9月25日に、シャープは「シースルー太陽電池モジュール」の発売を発表しました。
採光もできるモジュールは、建築用ガラスとして利用でき、今まで住宅用では屋根の上での発電が一般的でしたが、窓ガラスなどへの製品の利用で、発電できる場所を増やせるアイテムであると同時に、熱をさえぎる効果も期待でき、さらなる省エネ効果をもたらすアイテムとして展開をしていく予定です。

2012年10月1日から発売開始、オープン価格で受注生産となります。

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