神奈川県の配水池に1MWのメガソーラー、パネルはQセルズ製

神奈川県は2014年12月26日、谷ヶ原配水池(相模原市緑区)にある出力約1MWのメガソーラー、谷ヶ原太陽光発電所の発電開始を発表しました。県が発電事業者となるメガソーラーとしては、愛川太陽光発電所(相川町)に続く2ヶ所目となります。

配水池に設置されるものですが、例を増す水上メガソーラーと違い、配水池の蓋にパネルを設置するものです。写真では角度はつけず、地面と平行になるように設置していることが伺えます。

パネルはハンファQセルズの多結晶のものが4680枚使われるということ。パワーコンディショナー東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製です。

参考

Qセルズとハンファソーラーワンが合併、生産能力は3.28GWに

韓国ハンファグループは、中国の太陽電池メーカーハンファソーラーワンに加えて、ドイツの最大手Qセルズも買収し、傘下にいれてきました。

2014年12月19日、この2社が正式に合併して新会社を設立すると発表。この合併により太陽光セルの生産能力は3.28GWになり、世界最大の太陽電池メーカーが誕生することになりました。

今回の合併は世界の太陽光ビジネスの多様化に対応すべく行われたもので、事業規模の拡大によるコスト競争力の向上、技術力・経験の差別化、そしてセル・モジュール製造に留まらない幅広い太陽光ビジネスを展開する基盤の整備実現を目指すとしています。さらに財務基盤の強化により、ナスダック上場企業として市場での高い資金調達力の確保など、長期的な成長の追求する体制が確立される期待も持たれています。

ハンファQセルズのCEOであるチャールズ・キム氏は「ハンファソーラーワンとの合併により、事業規模の拡大と太陽光ビジネスの重要市場参入のための事業基盤を獲得することが可能になりました。新しい体制でこれまで以上に卓越したサービスをお客様にお届けしていきます」のコメント。
また、ハンファソーラーのCEO、ナム・ソンウ氏も「ハンファQセルズの高い品質と革新的な研究開発力により、製品群の強化、ダウンストリーム分野の専門性をグローバルに展開できることが期待されます。ハンファソーラーの持つコスト効率の高い生産能力も併せて、さらなるコスト競争力の向上、事業規模の拡大、財務基盤の強化を実現させ、世界に向けて事業をアピールしていきます」と意気込みを語っています。

私たちが期待したいのはやはり、品質重視のQセルズがより身近になる可能性です。今後もハンファソーラーの動きに要注目ですね!

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ハンファQセルズがマレーシアで生産能力を拡大

本社をドイツに持つ、キム・チャールズの経営するハンファQセルズは、マレーシアに4つの太陽光発電モジュールの生産ラインを建設することを発表しました。建設開始は2015年初頭で、完成が2016年初頭を予定しています。生産する太陽光発電モジュールは800メガワット規模のモジュールです。

ハンファQセルズは、ドイツの優れたモノづくりの精神に裏打ちされた革新的な技術開発力と、国際的な規模で展開していく大型生産体制の両立により急成長している、現在欧州で最大規模の太陽光発電モジュールメーカで、2014年度末までに1.5ギガワットを超えるセル生産規模拡大を発表している会社です。2014年のモジュールの出荷では、単年黒字化を見込んでいます。

今回の4つの太陽光発電モジュール生産ラインの建設は、セルとモジュールの製造を同じ工場で行うことにより、生産時間の最適化と流通コストの削減を狙ったものです。また、世界中に高まりつつある、『高品質かつ費用対効果の高い太陽光セル及びモジュール』の需要に対応することを可能とし、ハンファQセルズの最新の研究技術を組み込んだグローバルな生産体制をさらに強化するものとして期待されています。

ハンファQセルズは、今後ともドイツ発祥の技術力によって、トップクラスの太陽光発電技術で高品質な製品とシステムを提供し続け、世界の太陽光発電業界をリードするグローバル企業となることを目指して、邁進していく計画です。

同じくマレーシア工場での生産を本格化したパナソニックは、その影響もあってか価格もより求めやすくなってきています。

Qセルズもこのマレーシア工場により、価格に影響が出てくるでしょうか?

参考

きゃ~Qセルズブルーのベンツが当たるかもですって!

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(Qセルズを購入すれば、さらに当選確率の高い商品が用意されていますよ!)

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ポルトガルにハンファQセルズの13.3MWのメガソーラー

日経のテクノロジーオンラインに掲載された記事によると、日本での人気も増しているQセルズポルトガルでパネル提供から施工まで担当した13.3MWのメガソーラーが完成したそうです。

このメガソーラーはQセルズのポルトガルにおいて初めてEPCサービスを提供したもので、なんと13.3MWという大規模な施設を5週間で完成させたのだとか。
ドイツのメガソーラー事業で、145MWを5週間という記録があるので最速とは言えませんが、日本の比較的大規模なメガソーラーが年を跨いだ事業計画をつくるのと比べると、やはりすごいと感じますね。

ハンファQセルズによると、施工期間が短くなることによって施工コストの削減や投資回収期間の短縮、投資収益率(ROI)の向上につながるとしています。普通に考えると、これが常識な気がします。
対して日本は設備認定を受ければその年度の買取価格による売電事業が可能であり、認定だけ受けて実際の施工はシステム価格が下がるまで待つという事業が多くありました。経済産業省が見かねてメス入れも始めています。

Qセルズは1MWの施工に要する時間は1日以内(2009年の3.9日から1/4程度に短縮)としています。今回5週間かかっているのは、連係や試運転も含めた期間だったから。


今回のものを含めてQセルズがパネル供給をしたメガソーラーの合計出力は600MW以上になったということ。

ちなみにこのポルトガルのメガソーラー、記事では

13.3MWで年間発電量約4000kWhを見込んでいる

とされていますが、4000kWhというと約4kW分の年間発電量相当にしかならないのでなにかの間違いかと思われます。

これが仮に4000MWhの間違いだたっとして計算するとキロワットあたり300kWh/年で日本で一番発電量が伸びにくい北陸地方の発電量の1/3程度ということになってしまい、これもまた違うかと。

欧州の地中海地域では晴天が多く発電量が伸びやすい地域もあるようです。ポルトガルは実のところどうなのか、気になるので日経さんには確認のほどお願いしたいところです。

京セラ×Qセルズの特許問題、Qセルズは「京セラの特許を無効にする請求も視野」

京セラがハンファQセルズのパネルに対して京セラの3本バスバー構造の特許を侵害しているとしている訴訟を起こしましたが、

その後、この訴訟はハンファQセルズに先だって買収された中国のハンファソーラーワン社が以前販売していたパネルに対するもので、さらには3本バスバー構造は「周知の技術」のため特許の存在自体「?」だった、というQセルズの見解が発表されました。

そしてハンファグループを怒らせたら怖い(?)ですね。
発表した見解のもとに、ハンファQセルズでは、京セラの特許侵害起訴に対して全面的に争うのみならず、

特許庁において京セラ特許権の無効審判を請求することも視野に入れております

だそうです。京セラさん、危ういですね。

第三者としては、面白半分になりゆきを見守っていきたい次第です。

Qセルズ、2014年上半期は欧州メーカーとして最大の出荷量を達成し、生産設備の拡大を計画

人気の高まりが日本の市場でも感じられるQセルズ、2014年上半期の業績発表を行い、欧州のパネルメーカーとして最大規模の539MWを出荷したと発表。

前年(同期320MW)比で68%増の好成績で、これを受けてQセルズはマレーシア工場の製造ラインを拡大、さらに生産オペレーションを改革することで、今年の末までに年間の生産能力を1.5GW(1500MW)にまで引き上げる計画を明らかにしています。

Qセルズはマレーシアの工場で、主に高性能の太陽光セルを製造、ドイツの工場でモジュール組立を行っています。
今年の1月にはマレーシアのセル工場を204MW増設し、6月末には新製造ラインが完成したのだそう。
2013年の時点ではセルよりモジュールの比率を高める計画でしたが、ちょっとした方向転換があったのかと予想しています。)これを含めて、マレーシアでは年間生産規模が1.1GWに増加。

同時にドイツとマレーシアのそれぞれの現場チームの協力体制を強め、生産時間の短縮や効率化などを含めた改善プランをもとに各製造ラインのオペレーション能力を高めているといい、2014年中に現在の製造ラインの処理能力をマレーシアは1,100MWから1,300MWに、ドイツは200MWから230MWまで高める予定だということ。

「より高品質なパネルを増産できる生産体制に移行する」と発表しており、今後日本でもQセルズの製品がより身近になりそうな気がしますね。

リリース
参考

京セラとの特許訴訟でQセルズ取扱い休止も?

アキュラホームQセルズを採用したスマートハウスを発表したのはつい最近。住宅用としてもQセルズが手が届きやすくなりますね~なんて言っていた矢先に、京セラから特許侵害訴訟を起こされてしまいました。

昨日の記事では、この訴訟はかなり当てつけで、そもそもハンファはハンファでもハンファソーラーワン(Qセルズと同じくハンファグループに買収され、Qセルズとは製造工程や製品など全く関係ない中国のメーカーを母体とするメーカー)が過去に製造していた製品に対してのものだったと判明しました。つまりQセルズは全くのシロ。

しかし、先述のアキュラホームはこのニュースを受けて「他社製品の搭載で対応する方向」というコメントを出しているというニュースが発表されました。参考

Qセルズジャパンからアキュラホームへは、既に事実関係についての説明を含め対応はしているのかと予想しています。少し情報が遅れているだけに違いないと信じていますが、どうかアキュラさん、Qセルズの取扱いをやめないで欲しいですね。

京セラの特許侵害訴訟はQセルズには”とんだとばっちり”だった!

今月10日京セラがハンファQセルズのパネルに対して特許侵害の訴訟を起こしました。
ちょっと調べただけでも、3本バスバー構造は多くのメーカーで採用されており、訴訟の結果次第では影響を受けるメーカーが他にもありそうな予感もしましたが、これに対してハンファQセルズジャパンの正式な見解が発表され、(やはりというべきなのか)京セラの独りよがりの可能性が高いということがわかりました。

まずはハンファQセルズの発表の内容から

本件訴訟は、ハンファソーラーワン社が過去に製造していた製品の一部のみを対象としており、同社が現在製造中の製品は対象とはされておりません

当社はQセルズ社製品の輸入販売を行っておりますが、Qセルズ社製品は対象とされていません

つまり、韓国ハンファグループが買収した「ハンファソーラーワン」と「ハンファQセルズ」の2メーカーのうち、母体が中国のソーラーファンというメーカーの「ハンファソーラーワン」が過去に製造していた製品に対してのみの訴訟だったということがわかります。
この2メーカーはハンファグループに買収されたという共通点を持つものの、まったく別のメーカーです。

京セラさん、この2社を混同してリリースを発表していたなんて…逆に自社イメージを下げかねないですよ。
Qセルズさんにとっては、とんだとばっちりだったのですね。

さらにQセルズはとどめを刺すようにこう発表しています。

3本バスパ―電極構造は、京セラの特許出願に先立って、遅くとも1990年代には研究論文等により公表されていた公知の技術であり、京セラの主張は一方的なものであると考えております。

京セラの今回の訴訟提起に関するホームページ上の公表内容は、当社の製品のみならず3本バスバー電極構造の太陽光発電パネルの利用者様にご心配をかける行為であり非常に遺憾と感じております。

わぉ!ここまで言うとは!
Qセルズさんの「迷惑!」アピールの凄まじさたるや…

Qセルズは、製造工程のオートメーションによる不良品率の少なさが評価されたり、多結晶「Q.PRO-G2」を初めとして実環境下でのパフォーマンスが実証されてきていたりということもあり、日本市場でのシェアも伸ばしていました。おそらく安定的な収入といった面で信頼性がより重要となる投資案件としての産業用太陽光発電などを中心にした人気が要因の一つであったと考えられます。同じく高性能多結晶パネルを製造する京セラは、市場がかぶっていたのかもしれませんね。

参考

ハンファQセルズの太陽光発電

「3本バスバー電極構造」特許の侵害で京セラがQセルズを提起!他のメーカーは大丈夫??

京セラ株式会社が7月10日、ハンファQセルズジャパン株式会社に対して、太陽電池モジュール関連の当社特許(特許第4953562号)を侵害しているとして、東京地方裁判所に特許侵害訴訟を提起』

したそうです。(リリース


京セラの特許第4953562号は出願から取得の期間に市場で汎用化

京セラは今回問題となった特許第4953562号を2004年に出願。具体的には

·3本のバスバー電極
·バスバー電極幅:0.5~2mm
·フィンガー電極幅:0.05~0.1mm
·太陽電池セルにおける電極の配置を特定

という、太陽電池モジュールのキモとなるセルの電極レイアウトに関する特許です。

このレイアウトで受光面積が増え、さらに電極の電気抵抗が低減されたことで、モジュールの高効率化を実現したということ。
2004年に世界最高記録を出した京セラの多結晶セルの効率17.7%も、このレイアウトにより達成したのだそう。

しかし出願から取得には8年もの期間を要し、発表に至った時点ではこの電極レイアウトは市場で主流となるほど汎用化してしまっていたのだそう。


売上も好調だったQセルズに初の提訴、他のメーカーも標的内

2012年の特許取得の発表の際に京セラは、「今後この特許に該当する電極構造を採用している企業に対して警告などを検討し、知的財産の保護に努めてまいります」と明記。それ以降京セラは複数メーカーに、特許侵害についての交渉を行ってきたのだそう。

そして交渉決別の上初めて提訴にまで至ってしまったのが、ドイツのQセルズだった、ということです。
Qセルズは日本での供給量増加などの快進撃も見せていたところに、思わぬ痛手を被った形になります。

他に特許侵害の交渉を行っているメーカーについて、京セラからの発表はありませんでしたが、気になったので主要メーカーのバスバー(細いフィンガー電極から繋がる太い電極のこと)の本数を調べてみました。

バスバーが3本で即特許侵害というわけではなさそうですが、特許に含まれるフィンガー電極の幅まではさすがに調べきれなかったので、参考までにどうぞ。

バスバーが3本のセルを使っているメーカーとそのパネル

1, シャープ
主力のブラックソーラーはバックコンタクト(電極を裏側に配置)を採用しているのでクリア。
ルーフィット設計シリーズは写真だけではセルの配置まで分かりませんでした。

ただ、廉価版の単結晶モジュールにおいては、旧モデルは2本だったバスバーを最新モデル「NU-205AD」では3本に増やしています。
これは果たして特許に抵触するのでしょうか。
もし「NU-205AD」のかわりに一つ前のモデル「NU-200AB」を売り続けたり、次のモデルで2本バスバーに戻っていたりしたら、京セラからの交渉に応じた可能性大ですね。

2, パナソニック
パナソニックから現在販売されているハイブリッドHITパネルのバスバーは3本。
パナソニックのHIT太陽電池は人気が高く市場でも流通量が多いだけに、特許侵害していたなら一大事!確認のため電話で問い合わせてみました。
問い合わせセンターで答えられる限りの情報では「特許関連には十分注意している」という回答をもらえたのみ。

しかしさすがに主力製品であるだけに、バスバーの本数以外のところで何かしら特許を侵害しない調整が入っているハズ?そう願いたいところです。

3,トリナソーラー
安価で人気も高まっている中国のトリナソーラーですが、効率の高いクアッドマックスシリーズはバスバー2本でセーフ。住宅用市場で取り扱われるパネルは主にこのクアッドマックスシリーズなので、心配する必要はなさそうです。

ただ、より大きなパネルのHoneyシリーズはバスバーが3本になっています。産業用などでトリナソーラーを採用する際は、このHoneyジュールを使うこともあるかと予想されます。

バスバー本数が不明なメーカー

1,東芝
主力製品はサンパワーのOEM製品である単結晶パネルですが、これにおいてはバックコンタクトを使用しているので問題なし。
(というか、このバックコンタクト自体、サンパワーが昔特許を取っていた技術でした。現在はバックコンタクトに関する主要な特許は切れており、他メーカーで採用される例も増えています。)

サンパワー製のパネルの他に東芝から廉価版として出しているVシリーズのセルは、バスバー本数が写真を見ただけでは不明です。
この廉価版モジュールにおいても東芝は自社工場で作っている訳ではないので、パネルの仕様に関する情報も乏しく、調べようが無い状態。

ただ外部調達という事は、裏を返せばもし販売するセルに問題(今回で言う特許侵害)がある場合、取り扱いの中止や変更も比較的容易に行えるとも考えられます。

バスバーが3本でない(京セラの特許侵害の可能性が無い)メーカー

1,三菱電機
三菱は「業界初の4本バスバー電極セル」を採用。従来の2本から、3本を通り越して4本で製品化したということは、やはり京セラの”特許”が関係しているのでしょうか。
どちらにせよ、三菱電機は完全「白」です。

2,ソーラーフロンティア
言うまでもなく、シリコン系モジュールではなく化合物系のCIS太陽電池を使っているソーラーフロンティアは「白」。

3,カナディアンソーラー
高効率「ELPS」シリーズは電極を裏面に配置。ブラックモジュールはバスバー2本。
中国メーカーの中でも選ばれる事の多いカナディアンソーラーは、今回の特許侵害においても安心して選択できるメーカーということになります。

最近は中国メーカーの日本市場進出がさらに激化していますが、特許侵害といった面までカバーできているメーカーが、果たしてどれくらいあるのでしょうか。現に比較的マイナーなメーカーをさらっと見てみても、バスバー3本のセルを採用しているメーカーは結構見当たります。

ちなみにこの京セラのこの特許は「日本で生産されたもの、もしくは日本市場で売られるもの」に関して適用されるので、海外メーカーが海外向けに売っていた製品をそのまま日本に持ってこようとして引っかかるケースが多くありそうです。


【ここ大事!】該当のメーカーを使用した発電事業者に関しても起訴を検討

最後は大事なところなので、京セラのリリース内容そのままご紹介します。

太陽電池モジュールの高効率化を実現する「3本バスバー電極構造」に関する当社所有の特許を侵害しているとして

現在、同社(Qセルズ)以外の太陽電池モジュールメーカーとも、同様の交渉をおこなっておりますが、その進捗状況により、これらのメーカーおよび

当該モジュールを使用して発電事業をおこなっている事業者に対しても、損害賠償や差止めを求める特許侵害訴訟の提起を検討してまいります

なんと!
メーカーだけでなく、それを使用したパネルで発電事業を行う事業者についても、「知らぬが仏」では済まされない可能性があるのです。

ただ、パナソニックに電話問い合わせした際も、
「そういった特許はメーカーに対して侵害の提訴をするもので、その使用者に対して迷惑をかけるようなことはない」という回答をいただいており、発電事業者さんはこの事についてそこまでシビアに考える必要はないのかもしれません。

とはいえ、こうした特許関連に関する認識について、日本のメーカーと同じレベルを海外メーカーに求められるかどうかと言えば、なかなか日本のように律儀なビジネスができるメーカーばかりではないのではないか、という考えの方がいても、おかしくないと思います。個人的には私も、そう思います。

メーカー選びは慎重になりたいものですね。

【関連コンテンツ:太陽光発電メーカー一覧と比較
それぞれのメーカーの製品比較や、生産体制に関する実情まで、さまざまな角度からメーカーを比較しています。
価格に関しては最新の価格比較をご参照ください。