ハンファQセルズの快進はQセルズの技術力にあり

昨日もお伝えしたハンファQセルズ快進撃
こちらの記事ではさらにその成長の様子が詳しく書かれています。

韓国のハンファグループは、もともとハンファソーラーワンというグループ企業において太陽光事業を行っていましたが、2012年10月にQセルズを買収してハンファQセルズが発足してから「コスト競争力を獲得」したということ。その背景にはQセルズの製造工場における技術と品質の高さが大きく貢献しているのだそうです。

ウェハーから太陽光を電気に変える素子に変えるまでの工程を、ほとんどの中国企業が半自動で行っているところ、全自動で工程を管理できるシステムを持ち、不良率がなんと世界最低の平均0.0025%に抑えられているそうで、価格が10-20%も高いにもかかわらず注文が相次いでいることから、製造能力を増大させる計画をしている事は、昨日の記事でもご紹介しました。

太陽光発電の話題で名前を聞く機会が増えそうなハンファグループですが、ハンファQセルズの開発・製造部門は、買収されたドイツのQセルズのものがそのまま受け継がれ、ハンファは市場開拓という構造がこうした成果につながったと、金熙チョル(キム・ヒチョル)ハンファQセルズ代表は説明します。
目標は「2015年に太陽光で世界トップになること」だそう。営業赤字も昨年の2,527億ウォンから大幅に減り今年は上半期の時点で618億ウォン。「今年は損益分岐点を超え、来年は必ず利益を上げる」という意気込みを見せています。