ハンファQセルズがマレーシアで生産能力を拡大

本社をドイツに持つ、キム・チャールズの経営するハンファQセルズは、マレーシアに4つの太陽光発電モジュールの生産ラインを建設することを発表しました。建設開始は2015年初頭で、完成が2016年初頭を予定しています。生産する太陽光発電モジュールは800メガワット規模のモジュールです。

ハンファQセルズは、ドイツの優れたモノづくりの精神に裏打ちされた革新的な技術開発力と、国際的な規模で展開していく大型生産体制の両立により急成長している、現在欧州で最大規模の太陽光発電モジュールメーカで、2014年度末までに1.5ギガワットを超えるセル生産規模拡大を発表している会社です。2014年のモジュールの出荷では、単年黒字化を見込んでいます。

今回の4つの太陽光発電モジュール生産ラインの建設は、セルとモジュールの製造を同じ工場で行うことにより、生産時間の最適化と流通コストの削減を狙ったものです。また、世界中に高まりつつある、『高品質かつ費用対効果の高い太陽光セル及びモジュール』の需要に対応することを可能とし、ハンファQセルズの最新の研究技術を組み込んだグローバルな生産体制をさらに強化するものとして期待されています。

ハンファQセルズは、今後ともドイツ発祥の技術力によって、トップクラスの太陽光発電技術で高品質な製品とシステムを提供し続け、世界の太陽光発電業界をリードするグローバル企業となることを目指して、邁進していく計画です。

同じくマレーシア工場での生産を本格化したパナソニックは、その影響もあってか価格もより求めやすくなってきています。

Qセルズもこのマレーシア工場により、価格に影響が出てくるでしょうか?

参考