オリックス×中電工の「OCソーラー」香川県に2.56MWメガソーラー

香川県三豊市高瀬町にある敷地面積3万5279平方メートルの民間遊休地に出力2.562MWのメガソーラー・OC三豊太陽光発電所の建設を開始、1万248枚の太陽光パネルを設置するとオリックス中電工が発表しました。オリックス70%・中電工30%の割合で出資する合弁のOCソーラーが担当する2件目のケースとなります。

2015年11月に発電開始予定で284万3600kWの年間発電量を見込んでおり、東芝製の太陽光パネル・東芝三菱電機産業システムのパワーコンディショナーを採用し、中電工が施工を担当します。

約80MWの「たはらソーラー」愛知県に完成、東芝がパネルを、TMEICがパワコンを提供

中部電力グループのシーテックは3月3日、愛知県田原市に建設していた「たはらソーラー」の第一発電所と第二発電所、合わせて約80MWのメガソーラーが営業運転を開始したと発表しました。

シーテックをはじめ3社の出資によるSPC(特定目的会社)「たはらソーラー合同会社」が発電事業者となります。 第一発電所は太陽光パネルの出力40.2MWに対し、パワーコンディショナー(PCS)の出力は29MWとなっています。第二発電所は太陽光パネルの出力40.7MWに対しPCSの出力は26.5MWとなっています。2つの合計年間発電量は、一般家庭約2.5万世帯の消費電力に相当する約9万2000MWhを見込んでおり、「たはらソーラー・ウインド発電所」の近隣に立地します。
EPC(設計・調達・施工)サービスは、東芝プラントシステムが担当し、太陽光パネルは東芝製(サンテックパワーのOEMか、東芝提携のアジア製かは不明)の単結晶シリコン型、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用しています。

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TMEIC、パワーコンディショナの製造工場を中国に建設

2月5日、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は大規模太陽光発電システム用のパワーコンディショナー(PCS)の販売・製造会社を同社では初めてとなる海外製造拠点として中国蘇江省塩城市に設置しました。

塩城市は豊富な日射量や土地を持ち、電力系統や電力消費地が近いためメガソーラー開発にとって好条件が揃っています。中国では二酸化炭素排出量の増加や石炭火力による大気汚染が問題視されており、国策として再生可能エネルギーの積極的活用に力を入れているためTMEICはこのPCSを最重要地域と位置づけています。

この新会社はTMEICが100%出資し、2015年2月から新事業を開始します。太陽光発電システム用PCS「SOLARWARE」の定格出力500kW機と630kW機を製造し、1GW相当の生産高を目指しています。

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いずみ市民生協、奈良県で1MWのメガソーラー、パネルはジンコソーラー製

大阪府堺市のいずみ市民生協は、奈良県天理市で出力1MWのメガソーラー「奈良・天理太陽光発電所」を稼動したと発表しました。1万1417m2の敷地にジンコ・ソーラー製の太陽光パネルを設置し、年間で112万8314kWhの発電を見込んでおり、2月2日から関西電力に売電します。

テス・エンジニアリングが設計・調達・施工(EPC)サービスを担っており、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用しています。投資総額は2.99億円で、投資回収は12年です。

大阪いずみ市民生協は、大阪府和泉市にある2箇所の物流拠点に合計2.3MWのメガソーラーを設置済みで、天理市のサイトが3箇所目になります。

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神奈川県の配水池に1MWのメガソーラー、パネルはQセルズ製

神奈川県は2014年12月26日、谷ヶ原配水池(相模原市緑区)にある出力約1MWのメガソーラー、谷ヶ原太陽光発電所の発電開始を発表しました。県が発電事業者となるメガソーラーとしては、愛川太陽光発電所(相川町)に続く2ヶ所目となります。

配水池に設置されるものですが、例を増す水上メガソーラーと違い、配水池の蓋にパネルを設置するものです。写真では角度はつけず、地面と平行になるように設置していることが伺えます。

パネルはハンファQセルズの多結晶のものが4680枚使われるということ。パワーコンディショナー東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製です。

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滋賀県の廃棄物最終処分場で国際航業850MWの太陽光発電所設置

廃棄物最終処分場を有効活用した太陽光発電事業について滋賀県長浜市の湖北広域行政事務センターが公募していた案件について、日本アジアグループ傘下の国際航業が採択されたと発表。

この発電所は、廃棄物処分場であった土地に出力約850KWの太陽光パネルを設置するもので、環境学習への貢献として発電状況を表示したパネルも設置されます。

EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当。京セラのソーラーパネルに、パワーコンディショナー東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を使用。

災害時に電力系統が停電した際にも太陽光発電設備が自立運転して蓄電池に充電できるため、地域のエネルギーセーフティネットとして大いに期待されています。

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パシフィコ・エナジー、ゴルフ場跡地での30MW超のメガソーラー、GEエナジーが出資

日本の企業であるパシフィコ・エナジーは、岡山県美作市に大規模太陽光発電所を開発しています。その開発について、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)グループの、GEエナジー・ファイナンシャル・サービスが出資すると発表しました。

大規模太陽光発電所は、2014年の12月から着工しているもので、2016年の夏に商業運転を開始する予定になっています。もともとゴルフコースであった跡地に太陽光パネルを設置する計画で、パネル42MWに対しパワコンは30.2MWという、いわゆる過積載を採用しています。

設計と資材調達と施行は、東洋エンジニアリングが行い、インリー・グリーンエナジー社の太陽光パネルを、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)のパワーコンディショナーを採用します。

大規模太陽光発電所事業に対しては、ノンリコース型のプロジェクトファイナンスを組成し、東京UFJ銀行と中国銀行から約130億円の融資を受けています。GEエナジー・フィナンシャル・サービスが日本国内の大規模太陽光発電所への出資を発表したのは、3件目で、いずれもEPCサービスは東洋エンジニアリング、プロジェクトファイナンスは三菱東京UFJ銀行が主導しています。

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国際航業、滋賀県の廃棄物最終処分場における太陽光発電事業に採択・蓄電池で災害対策も

滋賀県大津市が大津市大津クリーンセンター(廃棄物最終処分場)について公募を行った発電事業の事業者に、日本アジアグループ傘下の国際航業が採択されたと発表されました。

システムの内容は、パネルは京セラパワコン東芝三菱電機産業システム(TMEIC)という内容で、EPC(設計・調達・施工)はNECネッツエスアイ。

約1.6haの土地に948kWが設置されるということ。

と、ここまでは標準的ともいっていいプロポーザル内容ですが、

京セラTCLソーラー合同会社のような大手も参加したプロポーザル公募を勝ち取るには、標準設備以外の部分が効いたのではないか、と予想しています。

自立運転のパワコン+蓄電池で災害対策

メガソーラーのような売電事業においては、自立運転(停電時に運転すること)機能のついていない、より安価なパワーコンディショナを採用することがまだ多いのですが、今回のパワコンは自立運転型であることが明記されています。

さらに災害時に重宝する蓄電池は可搬式を採用し、避難所などに運搬できるように、という配慮がなされています。

蓄電池の容量やメーカーなどについては公表されておらず、実際に災害が起きた際にどれぐらいの電力が確保できるのかを推し測ることができないのが少し惜しいところですが、
各地域で系統連系の許容量が少なくなってきているいま、こうした事業内容はさらに評価されてくるのではないでしょうか。

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三井不動産のメガソーラー2拠点稼働開始

全国にメガソーラーを建設中の三井不動産、最初となる2拠点が稼働開始しました。

ひとつめは

三井不動産山陽小野田太陽光発電所

「東芝製パネル」とありますがどのパネルを使用しているかは発表がありません。
しかし、東芝は産業用を中心にどんどん勢力を伸ばしていますね。

もうひとつ稼働開始したのは

三井造船・三井不動産大分太陽光発電所

  • 場所:大分県大分市
  • 出力:17MW
  • 三井造船と三井不動産の共同事業。三井造船大分事業所内に建設

これらに続いて2013度中には「苫小牧太陽光発電所」(北海道苫小牧市、約23MW)、「八戸太陽光発電所」(青森県八戸市、約 約8MW)、さらに2014年度には「大牟田太陽光発電所」(福岡県大牟田市、約6MW)も計画されており、これらを合計すると67MWになります。

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