パナソニック、最新モジュールから出力保証20年適用

さらに性能を上げた新しいモジュールの発売開始が今月末に迫ったパナソニックですが、この新製品から、モジュールの出力保証を従来の10年から20年に引き延ばすそうです。

20年後に出力72%未満になった場合、保証されるという内容は、現在ソーラーフロンティアが提供しているものや、東芝の有償での保証内容と同じになり、国内の結晶型モジュールメーカーの無料保証内容としては三菱電機の20年で80%に次ぐ充実度になります。
太陽光発電の保証内容比較

パナソニックは生産拠点を海外にシフトしていくということで、品質の低下を懸念する消費者も少なくなかったと思います。
この長期出力保証でそんな懸念も晴れるのではないでしょうか。

これで、価格もともなってくれば、今後より注目が高まってくるのは間違いなさそうです。

価格については毎月更新の「太陽光発電・価格比較ランキング」でご確認ください。

その他のメーカーとの保証内容比較はこちら

パナソニックが無電化地域に、太陽電池で光るランタンを10万台寄贈

panasonic

パナソニックは世界に約13億人いると言われる無電化地域に暮らす人々の暮らしに役立てようと、太陽電池で光るランタンを開発、創業100年を迎える2018年までの7年間で、それらの地域にランタンを合計10万台を寄贈することを発表しました。

この太陽電池ランタンは昼間充電した電気で夜は電灯として使えるだけでなく、通信手段として普及が進む携帯電話の充電手段を提供するもの。
このプロジェクト初年度の2012年は、主要な無電化地域であるサブサハラ・アフリカ/南アジア/東南アジアで活動するNGO・国際機関を通してインド5千台・ミャンマー3千台・サブサハラ2千台の計1万台の寄贈が行われたと言います。

素敵なプロジェクトですね!
何なら、「パナソニックの太陽光パネルを購入した住宅を対象に、1kWあたりランタン1台を無電化地域に寄贈」なんていうのも、いいんじゃないかな?って思いました。

太陽電池の力で、世界中にクリーンな灯りを届けるパナソニックの太陽光パネルの相場最安値の確認はこちらから。毎月価格は更新されます。

パナソニック、太陽電池の発電性能で世界最高 ?

パナソニックは、太陽電池の発電性能で世界最高を更新した。

日経新聞のニュースですが、”発電性能”というのが、「セル変換効率」を指すのか、「モジュール変換効率」を指すのかは、この記事の内容だけでは不明です。
しかし「セル変換効率」は「モジュール変換効率」よりも高くなり、研究段階では現時点でシャープの37.7%が世界一なので、ここで言われるのはモジュール変換効率の方だと思います。(変換効率に関する詳しい説明はこちらから

また、製品化されているパネルではサンパワーの20.1%が最高効率です。(この製品は国内では東芝が独占OEM販売)

つまり、ここでの「発電性能」は、「研究段階でのモジュール変換効率で世界一」という意味になるのかと想像します。

従来パナソニックの「発電効率」は23.9%だったそうですが、さらに0.8ポイント高い24.7%に引き上げ、これまで最高の米サンパワーの24.2%を上回った。
今後は実用化に取り組み、現在は21.6%にとどまる市販品(おそらくこれは、パナソニックの製品の中では最高効率のHIT240シリーズのセル変換効率を指す)の品質向上を目指す。

「パナソニックは価格低下だけでなく、研究も頑張っているよ!」という概要は伝わってきますが、もう少し詳しい内容がリリースされると、より実情が分かりそうです。
参考

パナソニックのパネル最安値はこちら
東芝のパネル最安値はこちら

パナソニック、マレーシア製HITパネルの出荷開始・価格に変動は?

昨年12月13日から生産を開始したパナソニックの新しいマレーシア工場
そこで生産されたHITパネルの出荷が開始されたという報道がされました。

生産能力も1.5倍になり、パネルの価格への影響がみられるのはいつからになるのでしょうか。
来月は「42円売電」ができる、おそらく最後のチャンスとなる月ですが、パナソニックのパネルの価格の変化に注目していきたいです。

パナソニックの太陽電池モジュールの特徴、価格情報についてはこちら
パナソニックを含む各メーカーのパネルで、どれくらい収益が変わるのかが分かるシミュレーションサービスをご提供しています。
初期費用を始め、月々の売電効果、10年間の収益、初期費用回収年数なども分かり、あなたの家で一番お得になるパネルはどれかが一発で分かります!

参考

昨年後半のメーカーのパネル価格動向をまとめました(シャープ、ソーラーフロンティア、東芝、パナソニック、サンテック)

毎月太陽光パネルの市場価格を追っていて、価格の動向をそれぞれのメーカーごとにまとめて各メーカーの詳細ページに載せています。

価格の競争が激しいのはソーラーフロンティア東芝パナソニック
それに比べて価格が安定しているのがシャープサンテック

人気の度合いが伺える気がします。

パナソニック・マレーシアのHITパネル工場稼働開始


単結晶の弱点をカバーした高性能HITシリーズが人気のパナソニック
日本国内の需要拡大に伴い、マレーシアに新しい生産拠点を建設していたパナソニック。その工場が稼働開始したと発表しました。

  • 場所:マレーシア ケダ州 クリム ハイテクパーク工業団地
  • HIT太陽電池のウエハ、セル、モジュール一貫生産(一貫生産はこれまでで初めて。パナソニックは二色の浜、島根のでセルを、二色の浜、滋賀、ハンガリーでモジュールを生産している。)
  • 年間生産能力が600MWから900MWに
  • 1枚当たりのコストは10%程度下げられる予定
  • 海外生産比率を30%から50%に引き上げる予定

実際、現在「東芝」と「パナソニック」は、狭い屋根でも多くの発電量を得たい人の2大選択肢です。
東芝のパネルは米サンパワー社のOEMであることから、円高の影響もあるのか、価格低下がパナソニックよりも優勢な様子。

傾向としてはこれらの「高価・高性能」製品と「安価・(比較的)低性能」の価格面での差が狭まっているという印象です。
パナソニックの太陽光パネルの詳細・最安値情報

参考

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↑ ↑各メーカーのパネルの発電量が気になる方は上記サイトが一番お勧め!実際に設置しているご家庭のナマの発電状況が閲覧できます

三井物産太陽光発電事業の全貌・パネルは京セラ、ソーラーフロンティア、パナソニック・被災地復興支援のための太陽光事業など

三井物産は全国で発電事業に関わっていますが、今日発表された「宮城県東松島市で復興支援の太陽光発電事業」のニュースとともに、自社事業・共同事業すべてにおける、発電事業の内容をまとめた資料を発表しているので、ご紹介します。

まず今回発表された「宮城県東松島市で復興支援の太陽光発電事業」
メガソーラーと「カーポート型」の2種類の施設を手掛けます。
メガソーラー内容

  • 東松島市野蒜地区の奥松島公園跡地
    浸水により居住が困難となった野蒜地区沿岸部をメガソーラーに活用
  • 規模:3,581kW(3.581MW)
  • パネル:京セラ
  • 建設開始:2013年1月
  • 運転開始予定 2013年10月

カーポート型内容

  • 東松島市中心部の公共施設3箇所の駐車場スペース
    災害時の非常用電源確保のための施設
  • 規模:270kW(合計)
  • パネル:パナソニック
  • 建設開始:2013年1月
  • 運転開始予定 2013年3月

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企業年金モデル
東京海上アセットマネジメント投信との共同事業。JFEスチールグループが施工に関わるという事で、ニュースでも一度ご紹介しましたが、これらは企業年金等の投資先として開発されるということです。
全国に計10か所、約28MWの出力になる予定です。
パネルについてはソーラーフロンティアが山梨県の2つのメガソーラーへの自社製CISパネルの供給を発表しており、さらに他のメガソーラーに関してもパネル供給の交渉が進んでいるそうです。
ソーラーフロンティアは国内外でメガソーラーへのパネル供給の伸び率が高いと感じます。

  • 北海道網走市(市有地)・1.5MW
  • 北海道厚真町(町有地)・1.5MW
  • 山梨県韮崎市(県有地)・5.3MW(ソーラーフロンティア製パネル)
  • 山梨県甲斐市(県有地)・5.1MW(ソーラーフロンティア製パネル)
  • 三重県四日市市(民有地)・1.8MW
  • 和歌山県(南海電鉄保有)・1.8MW
  • 徳島県徳島市(民有地)・2MW
  • 山口県田布施町(民有地)・3.0MW
  • 山口県山口市(市有地)・3.5MW
  • 熊本県球磨郡錦町(町有地)・2.2MW

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大規模メガソーラー発電事業
大規模メガソーラー事業を他企業と合同で行っています。

  • 鳥取米子メガソーラー」
    SBエナジーと共同
    鳥取県米子市などに合計42.9MW
  • 田原メガソーラー」
    東芝など7社での合同事業。技術開発やコスト引下げなどのノウハウや課題を共有する目的
    愛知県田原市に50MW(他に風力発電6MW)
    過去の紹介記事

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三井物産は他にも過去に、JFEエンジニアリングとの共同出資で羽田空港のターミナルに2MWの施設建設や、スペインのカタルーニャ地方の1.5MWのプロジェクトへの出資も行っていいます。

三井物産の事業にも採用された京セラパナソニック、ソーラーフロンティアなど、メーカー別パネルの最安値・相場確認はこちらから!

この電池ズルいです!

パナソニックから、エネループ(もともと三洋電機の商品)のディズニー生誕110周年記念モデルが誕生!

ディズニー柄はベーシックなものが出ていてさらに今年初めに、こちらもディズニー生誕110周年記念モデルで、限定10万パックの特別版が出ていました。

でも今回のは個人的にすごく好みです!
あなたはどれが一番好みですか?

ちなみにエネループはニッケル水素電池。鉛の蓄電池に次いで性能が良いとされる蓄電池です。

ニッケル水素電池よりも更に大容量、長寿命で注目されているのはリチウムイオン蓄電池。
家庭用の蓄電池の補助金対象製品は、リチウムイオンに限られています。それほど、高性能で、将来も期待されている蓄電池なんですね!

家庭用蓄電池の補助金はまだ21製品しか認定されておらず、しかもすべて高価です。
一番低価格のものでパナソニックの1.6kWhのもの、それでも130万円以上の高価なシステムです。

補助金に認定される条件として、長寿命高性能の製品で、停電対策に有効なものであるとともに、将来のスマートグリッド社会にも貢献できるよう、「ピークシフトの機能が付いた高度な充放電制御システムが搭載されている」製品であることが必要であると予想できます。

こうした制御システムは便利である反面、無用の長物である場合もあります。続きはこちらのページで!
補助金対象外で、とたもお買い得な製品もご紹介しています!

パナソニックが“街ごとプロデュース”『Fujisawa SST』

発電量の多さに定評のあるHITパネルや、「エネループ」に代表されるリチウムイオン電池の生産で知られる三洋電機。徳島県が進める「リチウムイオン電池を活用した地域産業活性化に向けた取り組み」では全面的に技術的サポートを行っています。

現在この三洋電機を抱えるパナソニックの試みは、街全体をエコで快適な次世代スマートタウンにする、その名も『Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)』。

神奈川県藤沢市と官民一体の共同プロジェクトとして進めるこの街は、

  • 街全体でCO270%削減(1990年比)
  • 生活用水30%削減(雨水の再利用など)
  • 消費エネルギー30%を再生エネルギーでまかなう
  • 非常時には3日間のライフラインを確保

という街設計を目標数値に構え、

「太陽光発電システム、蓄電池ユニットを装備、さらに家庭内のエネルギーをマネジメントする「スマートHEMS」を600世帯すべてに装備」

「柵やゲートを設置することなく安全性を高める「バーチャル・ゲーテッドタウン」の実現」

「EVバイク、電動自転車などのシェアリングサービス、宅配レンタカー、充電バッテリーをレンタルする「バッテリーステーション」の設置」

など、人々の暮らしのあらゆる場面で快適さを実現するようなモデルタウンになる予定です。

私の意見と言えば一言。
「ここに住みたい!」

パナソニックの太陽光パネルの詳細・最安値情報

Fujisawa SST