カナディアンソーラー、拠点のカナダ、オンタリオ州でマイクログリッドセンター開設

マイクログリッドのための研究が世界中で始まっています。

カナダオンタリオ州に拠点を置くカナディアンソーラーは、オンタリオ州の一部資金援助のもと、マイクログリッドテストセンターを開設した発表。マイクログリッドの開発を進める優秀な専門家を集め、マイクログリッドソリューションテストや、システムソリューションの設計とスマートグリッドの評価サービスを行っていきます。

「公益事業、大学やカレッジ、コミュニティ、マイクログリッドソリューションの開発に従事する企業に共有可能なサービスを提供するため、共同研究者とともに取り組みます」ということですが、拠点のオンタリオ州での雇用創出などにも積極的に取り組んだカナディアンソーラー。拠点の自治体との関係づくりに積極的なのは、ソーラーフロンティアの姿ともかぶります。

カナディアンソーラーのプレスリリースから

新しいマイクログリッドソリューションは、再生可能エネルギーシステムを既存のマイクログリッド、オフグリッドインフラに組み込む為の試験や、開発を行うオンタリオ州のスマートグリッド産業の競争力を向上します。マイクログリッドテストセンターによって、ファースト・ネーション(カナダ先住民)、オンタリオ州北部の遠隔地や鉱山プロジェクトは、直接的な恩恵を受けるでしょう。

参考

カナディアンソーラーが屋根上メガソーラーにモジュール提供

カナディアンソーラーは、熊本県宇城市にある株式会社永井運送に合計1749.12kWのソーラーパネルを提供したと発表しました。
提供されたパネルは「CS6P-240P」。産業用の多結晶シリコンパネルが、全部で7,288枚。
本社社屋、および2つの物流センターの屋根に設置されます。

カナディアンソーラーは、2013年度第2四半期の世界中の出荷量が455MWだったという業績発表をしていましたが、そのうち36%が日本の市場向けだったそうです。約164MWにあたります。
今後も日本の市場での出荷量を伸ばしていくのでしょうか。

Samsungのエネルギー事業、オンタリオ州ロンドンでカナディアンソーラーと提携

サムスン物産(SAMSUNG C&T)のサムスンリニューアブルエナジーは、再生エネルギー事業に50億ドルを投資して、各地域におけるエネルギー事業でパートナー企業と提携、それぞれの土地にクリーンエネルギー事業の雇用を生み出すとともに、クリーンエネルギーの発電設備の建設を行い、世界全体で合計1369MWを再生可能エネルギーによって生み出す計画を進行しています。

これまでにカナダオンタリオ州において、ティルソンバーグでシーメンスと、ウィンザーでCS Windと、トロントでSMAと提携を結び、今回4社目の提携となるカナディアンソーラーとロンドンでの提携を行い、新たな製造拠点を開設。
サムスンとオンタリオ州政府との間で結ばれているグリーン・エネルギー投資協定(GEIA)に従って、ロンドンだけで200人、オンタリオ州全体では9000人の再生可能エネルギー関連の雇用を生み出すことになります。

今回ロンドンに開設されるカナディアンソーラーの工場では太陽電池モジュール(ソーラーパネル)と中電圧の発電装置が生産され、州内に3か所建設が予定されている各100MW、合計300MWの太陽光発電施設(ハルディマンド郡のGrand Renewable Energy Park、キングストンおよびロイヤリストのSol-Luce Kingston Solar PVプロジェクト)やGEIAによる未来のソーラープロジェクトを含む、サムスングループにおけるオンタリオ・ソーラー・プロジェクトに製品が供給されます。

またこの施設は、カナディアンソーラーの研究や製品開発の中心地としても使われる他、サムスンがエンジニアリングや調達・建設業務を行う際の拠点としての役割も果たします。

参考

カナディアンソーラー、伯東株式会社のメガソーラープロジェクトに今後40~50MWの供給予定


カナディアンソーラーの日本での販売代理店、伯東株式会社が、カナディアンソーラー製パネルを使用したメガソーラー事業を発表しました。

今後2年間で全国約20~25カ所、計約40~50メガワットのメガソーラーを建設する予定で、その第1弾として、伯東株式会社の所有する三重県津市の遊休地で、2MWの施設を建設するそうです。
産業用の事業にカナディアンソーラーのパネルをアピールする絶好の機会ですね!

伯東株式会社プレスリリース
カナディアンソーラープレスリリース

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カナディアンソーラーが国内で初めて大規模パネル供給・牛舎屋根に1MW

三重県南牟婁郡の農事組合法人の尾﨑畜産御浜ファーム敷地内にある牛舎の屋根に、1MWのカナディアン・ソーラーの多結晶太陽電池モジュール「CS6Pシリーズ」の設置が完了したそうです。
アンモニア腐食耐性やPID(高システム電圧における太陽電池モジュールの出力低下)耐性など、多くの認証を取得している、品質と性能の高さが特徴のパネル。

先月中に完成しており、12月に系統連係、稼働開始の予定。

今回のパネル提供は、国内でメガワット級としてはカナディアンソーラー初だそうです。
他にも海外では、プエルトリコの26MWのメガソーラー(今年10月)トルコでは最大の540kWのプロジェクトなどでも採用されています。

参照元

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カナディアンソーラー・業界トップクラスの変換効率16.54%の新製品発売

新製品「ELPS」は産業用(CS6P-265MM、CS6P-260MM)、住宅用(CS6A-215MM、CS6A-210MM)の
二種類を取り揃え、いずれも単結晶太陽電池モジュールです。その特徴はバックコンタクト(メタルラップスルー技術)
を採用し、配線を太陽電池モジュールの表面から背面に移すことで、セル毎に集光率を3%以上高め、その結果、
他社類似品と比較して、発電量を最大10%以上高めることが可能になりました。さらに、セル変換効率
業界トップクラスの最大21.1%を達成致しました。

16.54%というと、東芝販売の(製造は米サンパワー)世界最高効率19.3%の製品やパナソニックのHITパネル18%には及ばないものの、シャープの単結晶16.9%に次ぐ変換効率です。

カナディアンソーラーのメーカー紹介と、製品の最安値情報についてはこちらから

カナディアンソーラー:プレスリリース

GTMリサーチ予測:2015年までに上位9大手メーカーの7つを中国メーカーが占める?

ボストンに拠点を置くGTMリサーチは、業界の激しい地位争奪合戦ののち、2015年までに生き残る上位9つの太陽光モジュール製造メーカーのうち7つは中国拠点、残る2つはアメリカのメーカーになるだろうという予測を出しました。

現在、太陽光モジュールの過剰供給(今後3年間は平均325GW需要を超過する予想)や、シリコン価格の低下、価格戦争や、相次ぐ政府の助成金の終了などから、太陽光モジュールメーカーの合併などが相次ぐと予想されています。
この予想は2009年からさけばれていましたが、昨年にはその兆候がはっきりと見え始めています。

現在、アメリカやヨーロッパ、日本のモジュールメーカーのが1ワット当たり80セントでの製造を行っているのに対し、中国メーカーは58~68セントという低価格で製造が可能なのだそうです。
合併か退陣かを余儀なくされるだろうという予想。本当にどちらかの道しかないのであれば、すこし残念ですね。

気になる2015年、生き残りメーカーはどこなのでしょうか?

現在最大手のサンテックは、中国の国家開発銀行のサポートも入るという事なのに2015年上位9大手に入っていないというのは不思議ですね。
そして、CISやCPVなど新しい技術を利用したパネルの重要性についても触れていないようです。
さてこの予想はどれだけ当たるのでしょうか。

参考記事

カナディアンソーラーが塩害腐食耐性に関する認証を取得

カナディアン・ソーラーは、自社の太陽電池モジュールが、塩害腐食耐性に関する最も厳格な試験に合格し、2011年に採用された基準であるIEC61701 Ed2 (塩水噴霧試験)とIEC60068-2-52 Ed.2 (環境試験 重度1)の認証を取得したことを発表。

重度1はかなり難関の試験のようで、船舶機器のように海洋環境に長時間置かれる製品で、この認証試験を行うくらいのレベルなのだそう。つまり、塩害地域なんてなんのその。

試験内容

本試験は、1週間をひとつのタームとして、4ターム、計28日間実施しました。各ターム毎に、太陽電池モジュールに5%の食塩水を2時間噴霧し、その後、気温摂氏35度、湿度85%の状態で保管しました。この手順を28日で4回繰り返し、太陽電池モジュールを常時過酷な環境に置くことで、塩分を多く含む環境が太陽電池モジュールへ与える影響をシミュレーションしました。

ドイツの認証機関TÜV NORD社から取得したこの認証は、カナディアン・ソーラーの13ワットから305ワットまで、33種類の太陽電池モジュール製品に適用されます。
また以前にカナディアン・ソーラーはアンモニアへの耐性に関する試験にも合格しており、畜産施設のような建物への設置にも適していることが証明されたことになります。

参考