ノーリツの太陽熱システム、エコマーク取得

湯まわり設備メーカーノーリツの商品が業界初のエコマークを取得しました。その商品は太陽熱利用ガスふろ給湯暖房システム「XFシリーズ」、太陽熱利用ガスふろ給湯システム「VFシリーズ」です。太陽熱利用システムとは、太陽熱エネルギーとガスを組み合わせた給湯システムのことで家庭から排出されるCO2の約3割を占める給湯・暖房利用時におけるCO2排出量を大幅に削減することに貢献し、地球温暖化の抑制になります。

そもそもエコマークとは、様々な製品およびサービスの中で「生産」から「廃棄」にわたる過程で環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められたものにつけられる環境ラベルです。

(株)ノーリツでは社員にeco検定の取得を推進し、環境省から「エコ・ファースト企業」にも認定されるなど、環境意識の向上と持続可能社会への貢献を進めています。

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カナディアンソーラー、Sunrun社のベンダー認証取得

カナダ・オンタリオ州に本社を置くカナディアンソーラー(Canadian Solar Inc.)が、住宅用太陽光発電システムを販売する会社Sunrun社の、太陽電池モジュールベンダーとして認定されたと発表。

ソーラー製品卸売業者AEEソーラーを通して、一般、施工会社関係なく、質の高いカナディアン・ソーラーの製品を提供する事が可能になりました。カナディアン・ソーラーの会長であり、CEOのショーン・クゥ博士は以下のようにコメントしています。

「太陽光発電業界で、Sunrun社は急成長をしており、多くの方から期待をされています。当社はSunrun社と共に仕事が出来る事を喜ばしく感じております。このパートナーシップは、太陽光発電業界における当社の位置を保つものです。そしてこの動きは、北米における太陽電池モジュールメーカーとしての成長を可能にするための戦略に基づいたものです」

Sunrun社の太陽電池モジュール資格認定プロセスは、住宅用太陽光発電業界の中でも、非常に厳しく設定されているものの1つとなっているということで、製品分析、工場監査、試験やリスク等のプロセスをクリアして認証を得たということは、長期的なエネルギー生産基準を満たす製品だということを保証するものとしています。

これにより不動産を所有される方は、太陽光発電システムを購入するときに高額な初期費用が必要では無くなります。電気料金を安価にすることが可能ですし、デザインや設置や投資や保険、モニタリングや、太陽光パネルのメンテナンスを受けられるようになります。

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京セラのパネル、塩水噴霧試験に合格!沿岸地域での設置拡大も期待

海に囲まれた日本列島で太陽光発電の総容量を増やそうとすると、海岸近くに設置したいケースも多々あります。
また沖縄県宮古市の来間島で100%のエネルギー地産地消を図るなど、離島での太陽光発電の活用も増えてきている中、ソーラーパネルの塩害耐性へのニーズが高まっています。

今まではパネルメーカーとしては比較的マイナーなLIXILでこうした塩害耐性のあるパネルが販売されていましたが、価格の高い商品というイメージもありました。
最近になってやっと、市場のニーズに応えようとメーカーが動きだしています。

京セラは第三者認証機関のテュフラインランドが実施する太陽電池モジュールの「塩水噴霧試験」に合格、認証を取得したと発表しました。
これによって沿岸部のプロジェクトでの受注拡大を期待しており、出荷量にして2013年度の120万kWから10%アップを見込んでいるのだそう。

今回、京セラ認証取得した試験は、業界最高レベルである国際電気標準会議(IEC)の「61701基準」に準拠する試験だということ。
8週間の期間、太陽電池を塩水噴霧の噴射や高温多湿下にさらすことを繰り返した後性能を測るというもので、出力の低下は起こらなかったということ。

塩害耐性に関して京セラは、この他にも電気安全環境研究所(JET)による塩水噴霧試験のエディション1にも合格しているということ。

京セラの太陽光発電について・価格相場など

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ウェストホールディングスが太陽光発電所の認証取得

太陽光発電の施工業者大手、ウエストホールディングスが、自社で施工を行った山口県山口市の1.414MWの発電所で国際規格IEC62446を取得したと発表しました。

ドイツに本社を置く国際的な第三者試験認証機関テュフズードから取得した「IEC62446」は「太陽光発電システムの施工検査及び書類の最低要件の規定」に関する認定。
IEC62446の取得によりウェストホールディングスの施工による太陽光発電設備の長期的な信頼性が、中立的な立場から公平に評価されたことになるということ。

国内ではこうした認証を受ける例が少ないといい、今後も施工を行ったプロジェクトでこうした認証取得をしていく予定だということですが、例えば投資案件として発電所の権利を売ったりするような場合にこうした認証があると有利なのかもしれませんね。
とはいえ、ウエストホールディングスは既に太陽光発電施工販売業者の中では大手で実績・知名度・信頼度ともに高い企業。施工がウエストホールディングスだというだけで信頼性の面では十分な気もします。ということは「認証取得したプロジェクトじゃないと上からの許可が下り無さそう」な日本のお堅い大手銀行なんかが投資する場合にちょっとした効果を発揮するのでしょうかね。

どちらにせよ自社資本で建設して運営先も変わる予定もない場合は、こうした認証は特に必要ないかと思います。

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カナディアンソーラーが塩害腐食耐性に関する認証を取得

カナディアン・ソーラーは、自社の太陽電池モジュールが、塩害腐食耐性に関する最も厳格な試験に合格し、2011年に採用された基準であるIEC61701 Ed2 (塩水噴霧試験)とIEC60068-2-52 Ed.2 (環境試験 重度1)の認証を取得したことを発表。

重度1はかなり難関の試験のようで、船舶機器のように海洋環境に長時間置かれる製品で、この認証試験を行うくらいのレベルなのだそう。つまり、塩害地域なんてなんのその。

試験内容

本試験は、1週間をひとつのタームとして、4ターム、計28日間実施しました。各ターム毎に、太陽電池モジュールに5%の食塩水を2時間噴霧し、その後、気温摂氏35度、湿度85%の状態で保管しました。この手順を28日で4回繰り返し、太陽電池モジュールを常時過酷な環境に置くことで、塩分を多く含む環境が太陽電池モジュールへ与える影響をシミュレーションしました。

ドイツの認証機関TÜV NORD社から取得したこの認証は、カナディアン・ソーラーの13ワットから305ワットまで、33種類の太陽電池モジュール製品に適用されます。
また以前にカナディアン・ソーラーはアンモニアへの耐性に関する試験にも合格しており、畜産施設のような建物への設置にも適していることが証明されたことになります。

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