ハンファQセルズ、NEC蓄電池の販売を開始

ハンファQセルズジャパン株式会社は従来の太陽光発電システムに続いて住宅用小型蓄電システムの販売を開始しました。

本商品は日本電気株式会社(NEC)のリチウムイオン電池搭載小型蓄電システムで、小型でありながらも7.8kWと一般家庭での利用に適した容量です。容量は大きくてもコンパクトな設置スペースで十分利用できます。太陽光で発電した余剰電力を夜間の割安な電気を蓄電できるため、電気の節約が可能になります。節電や節約に加えて、停電時には非常用電源として約18時間の利用が可能です。さらに15年保証や「見守りサービス」によって快適かつ安心な暮らしを実現します。

さらに、本商品は経済産業省による省エネ支援制度として行われている”平成26年度補正予算「定置用リチウムイオン蓄電池」導入支援事業費補助金”の補助対象機器として指定登録されています。
Qセルズは、住宅用から産業用に至るまで、永続的かつクリーンな電力を提供することができる太陽光発電システム販売および発電事業を通じて、日本の再生可能エネルギーの中心である太陽光発電事業の躍進に寄与していくでしょう。

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タマホーム、太陽光発電と蓄電池のリースを開始

NECオリックスエプコが共同出資して設立した東京都港区に本社があるONEエネルギーと、福岡市に本社を構える大手住宅販売会社のタマホームが2015年1月に太陽光発電のリース業務を開始しました。

タマホームの住宅購入者を対象として、リースを利用することで200万円の購入費用を蓄電池レンタル込みで初期費用5万円で、リース期間は15年です。

リース代金は毎月支払う必要があるものの、太陽光の電力出力が5kWhの場合、年間17万円かかる費用が余剰電力の売電収入と電気代の削減効果で年4万円以上の経済効果が生まれる上、費用負担を感じることがないため、利用希望者が殺到しています。タマホームの住宅における太陽光発電システムの搭載率は2014年12月までの25%から30%に比べ10ポイントアップしており、太陽光発電リースが押し上げている形です。

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サンテックからNECの蓄電池システム7.8kWhを販売、15年の長期保証付き

サンテックパワージャパン株式会社は今回新しく、住宅用太陽光発電システムとの組み合わせでエネルギーを効率的に利用できる家庭用蓄電システムの製品を販売します。

新たに加わるのは蓄電容量7.8KWhの大型モデルでNECの製品です。
災害などが原因の停電時には非常用電源としておよそ18時間、家電機器の稼働が可能となります。また、太陽光発電システムとの併用で、さらに長時間の使用も可能です。非常時に限らず、夜間の割安な電気を充電、朝夕の必要時に放電することで電気料金節約の手助けにもなります。

屋外に設置する製品ですが、15年間の長期保証、インターネットを介しての24時間見守りサービスにより、長期間安心して使用することができます。

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滋賀県の廃棄物最終処分場で国際航業850MWの太陽光発電所設置

廃棄物最終処分場を有効活用した太陽光発電事業について滋賀県長浜市の湖北広域行政事務センターが公募していた案件について、日本アジアグループ傘下の国際航業が採択されたと発表。

この発電所は、廃棄物処分場であった土地に出力約850KWの太陽光パネルを設置するもので、環境学習への貢献として発電状況を表示したパネルも設置されます。

EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当。京セラのソーラーパネルに、パワーコンディショナー東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を使用。

災害時に電力系統が停電した際にも太陽光発電設備が自立運転して蓄電池に充電できるため、地域のエネルギーセーフティネットとして大いに期待されています。

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ONEエネルギーとタマホーム、新築戸建住宅用に太陽光発電と蓄電池のレンタルサービスを開始

新築で戸建住宅を購入する際に太陽光発電システムと蓄電池システムがセットでレンタルされるというサービスが、ONEエネルギータマホームが連携することで誕生しました。2015年の1月1日から北海道と沖縄を除く地域で開始され、対象となるのはタマホームで新たに戸建住宅を注文した方が対象となり、京セラの太陽光発電システムとNECのリチウムイオン蓄電池システムを15年契約でリースすることになります。契約期間が満了した後は太陽光発電システムはは顧客に無償で譲渡され、蓄電池システムは撤去されます。

このサービスを導入するメリットは、家庭によって異なります。大きく分けて3つのメリットがあります。

日中の消費電力が大きい場合は電力料金や安い夜間に蓄電池に充電、日中に使用し、それを太陽光発電システムが補助します。太陽光発電システムの出力が日中の消費電力を上回る場合は余剰電力が発生するため、その分を固定価格買取制度(FIT)の余剰買取を利用して売電することができますし、蓄電池に充電して夜間に利用することもできます。

停電時には日中は太陽光発電システムで発電しつつ家庭内で消費し、余剰分を蓄電池に充電することができます。住宅設計時に分電盤を2つ用意し、充電時に必要な電力(重要負荷)を供給する分電盤とそうでない一般負荷分電盤に分け、重要負荷には冷蔵庫や非常用のLED証明、テレビなどと接続することで緊急時に対応できるようにできます。また、停電が夜間まで続いた場合は、重要負荷のみですが、蓄電池内の電力を利用することができます。

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NECが中国の蓄電事業を買収

NEC中国メーカー「ワンシャン」から、電力会社や企業向けの大型の蓄電池や関連する設備などの事業を買収しました。

大型の太陽光発電施設も増え、落ち着きも見えてきた太陽光発電市場。
今後は売電価格の優遇策によって洋上風力発電の新規開発を促したりと、太陽光以外の再生可能エネルギーのバリエーションが増えていく事が予想されますが、いずれの場合も要のひとつなのが、高性能で安価な蓄電池の開発と言えるでしょう。

補助金策などによる需要の高まりも見越したNECによる蓄電事業買収。
防災やセキュリティーといったNECの主な事業との連係も考えているということです。

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