滋賀県の廃棄物最終処分場で国際航業850MWの太陽光発電所設置

廃棄物最終処分場を有効活用した太陽光発電事業について滋賀県長浜市の湖北広域行政事務センターが公募していた案件について、日本アジアグループ傘下の国際航業が採択されたと発表。

この発電所は、廃棄物処分場であった土地に出力約850KWの太陽光パネルを設置するもので、環境学習への貢献として発電状況を表示したパネルも設置されます。

EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当。京セラのソーラーパネルに、パワーコンディショナー東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を使用。

災害時に電力系統が停電した際にも太陽光発電設備が自立運転して蓄電池に充電できるため、地域のエネルギーセーフティネットとして大いに期待されています。

参考

国際航業、滋賀県の廃棄物最終処分場における太陽光発電事業に採択・蓄電池で災害対策も

滋賀県大津市が大津市大津クリーンセンター(廃棄物最終処分場)について公募を行った発電事業の事業者に、日本アジアグループ傘下の国際航業が採択されたと発表されました。

システムの内容は、パネルは京セラパワコン東芝三菱電機産業システム(TMEIC)という内容で、EPC(設計・調達・施工)はNECネッツエスアイ。

約1.6haの土地に948kWが設置されるということ。

と、ここまでは標準的ともいっていいプロポーザル内容ですが、

京セラTCLソーラー合同会社のような大手も参加したプロポーザル公募を勝ち取るには、標準設備以外の部分が効いたのではないか、と予想しています。

自立運転のパワコン+蓄電池で災害対策

メガソーラーのような売電事業においては、自立運転(停電時に運転すること)機能のついていない、より安価なパワーコンディショナを採用することがまだ多いのですが、今回のパワコンは自立運転型であることが明記されています。

さらに災害時に重宝する蓄電池は可搬式を採用し、避難所などに運搬できるように、という配慮がなされています。

蓄電池の容量やメーカーなどについては公表されておらず、実際に災害が起きた際にどれぐらいの電力が確保できるのかを推し測ることができないのが少し惜しいところですが、
各地域で系統連系の許容量が少なくなってきているいま、こうした事業内容はさらに評価されてくるのではないでしょうか。

参考