中国、国を挙げての2.83GWプロジェクト・参加メーカーも発表、サンテックは?

中国が国を挙げて進める”Golden Sun Program”。財政部、科学技術部、エネルギー局がその第2段階となるプロジェクトの詳細を発表しました。
全体で2.835 GWの出力になるということです。

  • 268 MWのプロジェクトの約10%分のパネルを、インリーグリーンエナジーが提供。
  • トリナソーラーが江蘇省のプロジェクト(デモンストレーション)で10MW提供。
  • 同じく江蘇省では、EGing Photovoltaic Technologyが13.6 MWの屋根置型のプロジェクトをうけもち、
  • 江西省の上饒市にある経済・技術開発区ではジンコソーラーが16MWのプロジェクト(デモンストレーション)
  • LDK SoLar Hi-TEchは20MWのプロジェクトが2つ(湖北省と湖南省)

記事にあるのはこれだけで、全体の4%に満たない量ですが、残りのプロジェクトも「危機」と言われる中国メーカー達の救済のために国内需要の拡大に使われるのでしょうかね。
サンテックやJAソーラーのような大手メーカーはどのような形で関わっていく(またはいかない?)のでしょうか?
サンテックパワーの太陽光パネル・最安値情報

参考

カナディアンソーラー、伯東株式会社のメガソーラープロジェクトに今後40~50MWの供給予定


カナディアンソーラーの日本での販売代理店、伯東株式会社が、カナディアンソーラー製パネルを使用したメガソーラー事業を発表しました。

今後2年間で全国約20~25カ所、計約40~50メガワットのメガソーラーを建設する予定で、その第1弾として、伯東株式会社の所有する三重県津市の遊休地で、2MWの施設を建設するそうです。
産業用の事業にカナディアンソーラーのパネルをアピールする絶好の機会ですね!

伯東株式会社プレスリリース
カナディアンソーラープレスリリース

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サンテックはつぶれるの?


中国の太陽光企業に対してサンテックを例に挙げながら「産業全体を破滅に追い込む可能性をも秘めている」と警告している記事を見つけました。

需要を上回る大量生産による価格低下で自分の首を絞め、さらにアンチダンピング課税で対外貿易も厳しくなりで、サンテックは経営が危ない!のだそう!
さらに政府への癒着、依存で状況はさらに面倒な状況になっているようですね。

中国の内需は期待できないという内容が上記の記事には書いてありましたが、中国の新疆ウイグル自治区では、日照時間が長く他に広大な面積を確保できる、ゴビ砂漠のような土地を活用する事で、大規模な太陽光発電施設の開発を計画しているようです。
実際のところ、中国メーカーの生きる道はどれほど残っているのでしょうか。

サンテックは、10月にGTMリサーチが出していた2015年のシェア上位9位に入っていません。サンテックの経営の継続性が不安定だというのは、多方面から考えられていた事なんでしょうね。
サンテックが倒産したら、「ようやく健全な商売ができる時代が来る」と思っている企業もあるという事は、サンテックの崩壊はパネル価格にも影響を及ぼすのでしょうか。

欧米VS中国の価格抗争も、一般的に欧米側が「自国の産業を守る」ための保護主義に則り、中国側が「再生可能エネルギーの世界的な普及拡大」と「世界的な産業の存続性」を主張しているという場面を多く見ました。
しかし結局その中国も、自分の首を絞めて倒産の危機に瀕しているのなら、産業の存続も、世界的な普及拡大も叶わなくなりますよね。

太陽光発電の需要は今後も増え続けるでしょうし、発展途上国などでの太陽光発電の有用性も指摘されています。
泥沼のような状況、何がこれを解決できるのかは、各国が歩み寄って歩みを揃えなければどうしようもないような気もするのですが、このピリピリした緊張状態はいつ抜け出せるのでしょうか。

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ハイチの再生可能エネルギープロジェクト完了・パネルはトリナソーラー

ハイチのBoucan Carré地域で進めてきたThe Sun Lights the Wayプロジェクトが完了したと、開発者のNRGエナジーが発表しました。
このプロジェクトでは地域内の20の教育施設、養魚場とドリップ灌漑施設に太陽光発電を設置が導入されました。

今回のプロジェクトの為に様々な機関から資金が集められました。
NGOのSolar Electric Light FundがNRGエナジーをサポートし、クリントン元大統領のグローバルイニシアチブ、Clinton Bushハイチ基金からの資金援助も得られたほか、トリナソーラーは、学校に設置されたソーラーパネルのすべてを寄贈しています。

このソーラーパネルによって教室の照明、通信システム、パソコンや他の学校設備などへの電力供給が可能になり、6,000人の生徒たちが恩恵を受けるということです。

灌漑設備への太陽光発電の設置により作物の収穫量を増やし、養魚場では6つの水槽の通気装置に電力を供給できるようになります。

参照

米・欧に次いでインドも!アンチダンピング調査開始


米国が先駆けて始まった各国からの中国製品などへのアンチダンピング調査。
インドもアメリカやEUに続いて、中国、マレーシア、台湾、そしてアメリカへのアンチダンピング調査を開始しました。
調査の申立を行ったのは Indosolar、Jupiter Solar PowerそしてWebsol Energy Systemsなどが率いるインドの太陽光製造業者協会(SMA)です。

今回の調査は結晶型製品に関してのみ行われるため薄膜型は調査対象外ということです。
しかしインドは大規模プロジェクトなどで多く薄膜型が採用されており、結晶型へのアンチダンピング調査の与える影響はそれほど大きくないとも考えられています。

参照

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アンチダンピングに関して割れるEU内の意見


市場調査会社EuPDリサーチによると、ヨーロッパ圏内の太陽光施工業者でアンチダンピングによる輸入関税に対する賛成は44%にとどまったということです。
この調査は、ヨーロッパの主要な太陽光発電市場のドイツ、イタリア、イギリス、フランスの、合計875社の太陽光業者に対して行われた調査で、賛成とほぼ同数の42%が市場介入に反対しました。

ヨーロッパの企業団体European Alliance for Affordable Solar Energy(AFASE/敢えて訳すと「ヨーロッパ低価格太陽エネルギー同盟」?)はヨーロッパとアジア両方の企業が参加していますが、この団体が忠告するところによると、防御的な関税の導入でヨーロッパ国内では3万人の雇用を奪う事になるとされています。

アメリカの中国製品に関する関税導入も、米国内では賛否両論ありましたね。さらに関税に対する中国メーカーの報復的処置もあり、課税のハードルはさらに上がっているとも考えられます。

日本でも中国製品はサンテックなど比較的安めの製品が出回っていますが、日本に関しては楽天ソーラーシャープ製パネル使用)などが安さでは勝っていますし、他にもパナソニックのHIT、ソーラーフロンティアのCISなどのような製品の人気が大きいので、アメリカやヨーロッパなどのようなピリピリした雰囲気はまだ無い印象。

参照

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サンテックがアメリカの拠点での生産を一部中止・米政府の関税処置が主な原因


中国の太陽電池モジュールメーカーサンテックが、アメリカのアリゾナにある3つのパネル生産拠点のうち2つを閉鎖すると発表しました。
理由として、世界的な供給過剰と、最近導入された「米政府による輸入課税」の影響による生産コストの上昇の2つを挙げています。

この2つの製造工場の閉鎖により、3拠点で年間45MWの生産量があったものが15MWにまで減り、約50人の職が失われたことになります。

生産能力の見直しは、10月初めに既に行われており、その時はセルの生産能力は縮小、モジュール(=パネル)の生産能力は逆に2.4GWに拡大という方針を発表していました。

一度拡大すると言ったパネル生産能力を、1か月のうちにまた(0.03GWと若干とはいえ)引き下げるというのはやはり、「供給過剰の解消」よりも「アメリカへの関税処置に対する報復」の意味合いが強いと考えられます。

今後アメリカ国内の太陽光関係業者の反応が気になりますね。

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台湾のメーカー合併でサンテックに次いで生産能力で世界2位に


台湾の太陽電池のメーカー「新日光能源科技」(国内第2位)と「旺能光電」(同5位)が、2013年6月を目途に合併することを明らかにしました。
2社を合計すると生産能力が2GWになり、中国のサンテックに次ぐ世界第2位の生産能力になる見通しです。

合併によって規模を拡大し、価格競争に勝ち残るためと考えられています。
合併には規模拡大による生産効率・単価の引き下げ以外にもメリットがあるという専門家もいます。つまり、合併によってその製造メーカーの「開発部門」を大きくできる余裕ができるほうが、技術的なイノベーションを起こしやすいという考え方。

これを機に大手の合併はより加速することになるのでしょうか。
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カナディアンソーラーが国内で初めて大規模パネル供給・牛舎屋根に1MW

三重県南牟婁郡の農事組合法人の尾﨑畜産御浜ファーム敷地内にある牛舎の屋根に、1MWのカナディアン・ソーラーの多結晶太陽電池モジュール「CS6Pシリーズ」の設置が完了したそうです。
アンモニア腐食耐性やPID(高システム電圧における太陽電池モジュールの出力低下)耐性など、多くの認証を取得している、品質と性能の高さが特徴のパネル。

先月中に完成しており、12月に系統連係、稼働開始の予定。

今回のパネル提供は、国内でメガワット級としてはカナディアンソーラー初だそうです。
他にも海外では、プエルトリコの26MWのメガソーラー(今年10月)トルコでは最大の540kWのプロジェクトなどでも採用されています。

参照元

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サンテックまでも?中国政府、太陽光業界に支援は不公平か

中国政府が中国の太陽光発電メーカーを救済しているというニュースが流れました。
内容を要約すると、
「賽維LDKのケース」

  • 賽維LDKは今年、業績悪化で従業員の5分の1(約5000人)を解雇
  • 地元政府などが出資するエネルギー企業が先月19日「賽維(さいい)LDK太陽能高科技」の株を19.9%買収して企業救済
  • このエネルギー企業は今年9月設立されたばかり=救済の受け皿?

「中国東営光伏太陽能のケース」

  • 地元政府が51%の株を取得

サンテックまでも?」

  • 急激な業績悪化で減産、リストラ
  • 地元政府や国有銀行が支援に乗り出す

JAソーラーCEOのインタビューでも中国政府の太陽光発電に対する本気度が分かりましたが、このあからさまな救済措置は中国国内からも「なんで太陽光企業だけ?」と反発の声も上がっているようです。

EUのアンチダンピング調査中にこんなことするなんて、本当にすごい度胸!

太陽光発電業界はどの国であろうと厳しい状況は変わらないようですね。
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