「みんなで ECO 東京メトロ・エコプロジェクト」第4弾

JRは「エコステ」でしたが、東京メトロは「みんなで ECO 東京メトロ・エコプロジェクト」を遂行中です。

千代田線北綾瀬(20kW)、東西線南行徳駅(40kW)、東西線妙典駅(253kW)に続く4駅目となる東西線浦安駅で、太陽光発電システム導入すると発表されました。
浦安駅は今までに膜屋根や壁面緑化を導入しており、現在はLED照明の導入を進めており、環境配慮型のモデル駅として生まれ変わる予定だそう。

今後は東西線地上駅5駅(西葛西・葛西・行徳・原木中山・西船橋)に太陽光発電システムを新たに導入する予定です。

これらの太陽光発電施設で発電された電力は駅のエスカレーター、エレベーター、照明等の電力として消費されます。

メガソーラーの建設でパネル価格が落ちてきた事で、こうした駅などでの自家消費のための太陽光発電施設の普及もより進んでいくのではないでしょうか。

参考

日本GE、地元企業と協力し、宮城県石巻市内で製造・組立されたソーラー式LED照明を漁港向けに供給

ただ支援物資を送るというだけのものではなく、

・製造から宮城県石巻市内で行う事で、雇用の創出にもつなげて二重の支援となっている
・環境対策・災害対策にマッチしたソーラー・蓄電システムを採用(*満充電から約5日間点灯)

という点において、復興支援のモデルにもなりそうな事業ではないでしょうか。

日本GE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:マーク・ノーボン、以下日本GE)は、本日、東北電子工業株式会社(本社:宮城県石巻市、代表取締役社長 渡辺篤)との協業を通じ、宮城県石巻市内にある同社の工場で製造・組立された約200台のソーラー式LED照明を市内の32漁港(計39箇所)向けに供給することを発表しました。

2011年3月11日の東日本大震災の被災により、石巻市内の漁港では、漁港内の照明設備が使用不能となり、漁港活動の再開に向け照明の設置が早急に求められていました。このため、石巻市では、災害復旧に向けた復興交付金事業の一環として、漁業者の作業効率と安全の確保に向けた『漁業活動ソーラー照明設置事業』を展開しており、今春の設置完了を目途に、市内全44漁港、55箇所を対象に全体で約300台のソーラー式LED照明の設置を進めています。この設置事業のうち全体の約3分の2を占める32漁港(計39箇所)を受注した日本製紙石巻テクノ株式会社(本社:宮城県石巻市、代表取締役社長:高橋 修作)、および有限会社東和電設(本社:宮城県石巻市、代表取締役:戸根 治郎)により、日本GEと東北電子工業が“石巻で、石巻のための製品を作る”ことをコンセプトとして、特に以下の点に配慮して開発に取り組んだソーラー式LED照明が選定されました。

参考

売電の流れがいまだ強い中、JR東日本は自家消費用にメガソーラー

42円の売電価格が切り下げられる可能性が高くても、今だに太陽光発電施設を建設するならもっぱら「売電用」としている企業が多い中、JR東日本は売電制度を活用せず、あくまで自家消費のための施設を建設しています
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京葉車両センターの未利用地を利用して、1,050kWの施設を建設、年間年間約1,000MWhの発電量が期待できるそうです。
一日の発電量に換算すると、山手線(E231系)1編成が約4周走行する際に消費する電力量。
電力を多く使う鉄道会社は自社の発電所で発電された電力を使う事が多いですが、太陽光発電の設備費が下がってこういった動きもどんどん高まっていくことを期待したいです。

他業種でいうと、クラウドサービスで年々電力消費量が上がってきているIT企業の話題もありました。

現在売電や補助金による促進を行っている状態の太陽光発電市場ですが、その次の段階としてこうした企業のニーズに応えるような自然な発展や、太陽光発電に付随する蓄電池やEVといった機器類の発展へと、うまくつながっていってほしいですよね。

福島県の太陽光発電促進による復興対策事業に「楽天ソーラー」を採択・今年6月までに100件の設置目指す

※平成27年8月31日をもって楽天ソーラーは太陽光発電事業を終了しています。

楽天株式会社は、福島県が手がける「平成24年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業」(福島実証モデル事業)に選定され、福島県における家庭用太陽光発電の普及に向けた新たなビジネスモデルの実証を行います。

そのビジネスモデルとは、「デマンドレスポンス事業」の実績を有する株式会社グローバルエンジニアリングと共同で、首都圏を中心としたデマンドレスポンス事業収益を福島県に還元、再生可能エネルギーの普及に役立てるというコンセプトです。
それに加えて楽天独自では、店舗や宿泊施設などと共同で、企業における節電・省エネによるコスト削減分の一部を太陽光発電支援金として収集するとともに、グリーン電力証書等を活用し、一般家庭に対して継続的な支援を実現する新たなマーケティングプラットフォームを構築します。

そうして収集した資金を元に、平成25年6月までに福島県内で100件の太陽光発電施設の設置を目指します。

楽天の徹底したコスト削減による低価格×高品質の太陽光発電の施工・販売だから成し得る技とも言えますね。

施工は楽天ソーラーの住宅用太陽光発電と同様、日本エコシステムが請け負います。

楽天ソーラーの詳細はこちら

参考

今後の環境ビジネスの方向が先読みできるかも?ソフトバンク孫代表主宰のシンポジウム、入場は無料!

昨年7月に適用された固定価格買取制度の「買取価格42円」というのは、当時から「高すぎだ!」という指摘を受けていましたが、ソフトバンクの代表孫社長が推していた事もあって成立した経緯があったと言います。
ソフトバンクの100%子会社のSBエナジーの太陽光発電事業も活発ですが、日本の環境ビジネスで、孫社長の存在感は無視できないものになっています。

そんな孫社長が会長を務める自然エネルギー財団は、2月26日(火)に、国際シンポジウムREvision2013「新しい自然エネルギーの未来を創造する」を開催します。
海外からの権威などを迎えてのシンポジウムは、各国の事例を学びながら、FIT導入から8カ月、日本での自然エネルギー市場のバリア、現状、将来の飛躍について考える事を目的にされています。

参加費はなんと無料!寛大ですね~!

環境ビジネスに興味がある方は、ぜひ足を運ばれるといいと思います。
下記のリンクから飛べるサイト内で参加申し込みができます。

詳細

太陽光の電気で演奏すると音がいいって、本当?!

エコライブ・音楽を太陽電池でという話題を以前お届けしましたが、12月20日にライブを見事太陽電池の力でやり切ったそうですよ!

私は日本の音楽業界には疎いので、ライブレポートに興味がある方はこちらのページに詳しく書かれています。

電力供給には一部ソーラーフロンティアのパネルが使われたと言うことです。

主催者の佐藤タイジ曰く「ソーラー蓄電池を使うと圧倒的に音がいいんだよ」だそうです。

んなバカな!と思いますよね。私も思います。

「普段使ってる電気って、遠くの発電所から運ばれてくるわけだから、絶対ノイズが乗るんだよね。それは当然のことで。でも、電池から直接取ればノイズが全くない。綺麗な電源で使えばアンプもスピーカーも効率が断然いい。びっくりしたよ、音の違いに。」(インタビューより抜粋)

という理屈みたいです。「コンセントよりバッテリーの方が質の良い電気」という事でしょうか。という事は太陽光はあまり関係ないような気もしますが、もちろんバッテリーに溜めた電気が石油や原子力でなくて太陽光由来であるというのは、気分的にいい音に聴こえるという事もあるのかもしれません。

余談ですが、電子楽器に発電装置が備わったら、より効率的できれいな音が出るという事ですかね~?
野外用のオーディオで太陽光パネルと蓄電池なんかがついてたら、需要がありそうだな~、なんて思いました。

ソーラーフロンティアの詳細・パネル最安値情報など
参考

にほんブログ村 環境ブログ 風力発電・太陽光発電へ
↑ ↑各メーカーのパネルの発電量が気になる方は上記サイトが一番お勧め!実際に設置しているご家庭のナマの発電状況が閲覧できます
 
 

菜園と太陽光発電付きアパート「Loco」

こんなアパートに住んでみたいです!
賃貸が一般的な都市部での生活でも、菜園や太陽光発電のある生活を楽しめるなんて、素敵ですね!
Loco(ロコ)立川一番町」

来年1月に完成、2月から入居可能だそうです。まだ3室空いているみたいですよ^^
庭付きの2DK・96,000円~
各戸2.2坪~2.8坪の菜園に加え、太陽光発電が2.44kw~2.66kwついています!

余剰発電を利用すれば、例えば月々5,000円の電気料金の家庭なら毎月8,000円程度おトクになりますよ!

ひとつ前に建てられた「花園荘」

同じアパートの住民の方々や近所の方々も参加して、ピザパーティとかしていて、楽しそう!

太陽光発電の施工は日本エコシステムが請け負うそうです。

参考12

ローソン・消費電力量を30%削減できるコンビニ

コンビニのエコ化が進んでいますね。
以前ミニストップの太陽光発電の導入についてご紹介しましたが、この取り組みより4か月も前に、ローソンが同じように「全国の店舗に太陽光発電の設置」の発表をしていたようですね。
しかも規模はミニストップの2倍以上、2000店舗に12kWずつで、24MW。ミニストップと同じく、10kWを売電用に充て、残り2kW分を自家消費に充てるという分散形態をとっています。
パネルはソーラーフロンティアパナソニックを使用すると発表されていますね。

さて、コンビニのエコ化に関して先を行っていると思われるローソン。構造を変えることで消費電力量を30%も削減できるという実験店舗をオープンさせました。
その店舗の、10のエコ項目です

  1. 『太陽光発電』年間約18,000kw発電。屋根への直接日光を遮り、空調の負荷を軽減
  2. 『自然光取り入れ窓』<ローソン初>中央に飛び出した四面窓から自然光の採光と換気を効率よく行い、空調機の稼動を低減
  3. 『地中熱活用の冷暖房システム』<ローソン初>一年を通して約17℃の地下水の熱を金属パネルに伝導させ、天井ルーバーで効率的に放射し、室温を調節
  4. 『舗装のヒートアイランド対策』<ローソン初>舗装下に地下水を浸透散水し、蒸発気化で温度を低減させる
  5. 『高断熱外壁』<ローソン初>断熱性能の高い、空気層を挟んだ2重構造の外壁を使用
  6. 『高断熱ガラス』遮熱・断熱性の高いLow-eペアガラスを使用
  7. 『プレハブ工法』従来より鉄骨量を約30%削減。廃材もゼロ化。工期短縮により使用電力も削減
  8. 【冷蔵ケースの排熱活用】<ローソン初>夏は店外に排熱を、冬は店内に循環させ、空調負荷を低減。また、ケース前の空気を循環させ機器の効率を向上させる
  9. 【CO2冷媒の冷蔵ケース】エネルギーの高効率化とノンフロン化
    (※)2011年度に50店舗に導入
  10. 【人工知能システム】センサーで内外環境に合わせた機器の自動制御を行い、エネルギーを効率的に活用


消費電力に限らず、冷蔵ケースのノンフロン化を去年の時点で実現しているのはすごいですね。それにより第15回「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞経済産業大臣賞」も受賞しているそうです。

いたるところにコンビニがあるのは便利ですが、誰も客のいない時間帯でも冷暖房に照明を24時間つけていることにいささかの罪悪感(?)のようなものを覚えていた人も少なくないはず。
そのコンビニで、よりエコにという動きが広まるのは嬉しいことに思えます。
さらに、自家消費分も確保しているという事で、停電時などでも太陽が出ていれば店が開けていられるという事で、コンビニの便利さにも拍車がかかるということになるでしょうか。

記事

原子力発電所を太陽光発電所に・オーストリア

オーストリア東部のツベンテンドルフにある原子力発電所は、完成したものの一度も使われなかったという施設。
なぜなら1978年、国民投票で原子力発電所の廃止が決定されたからということで、今回この施設を利用して市民が出資した太陽光発電が行われることとなりました。

この土地に1,000枚のパネルを設置するという事で、市民は1枚当たり3万円を出資し、13年間所有権を得ます。
パネル所有者には電力会社によって借用料が支払われ、13年間で1枚当たり約9,000円の利益になるということ。

13年かけて9,000円なんて大した額ではないけれど、市民にとっては原子力発電が行われるはずであった土地で太陽光発電をするという事、そして自分がその活動の一部として参加したということに意義があるのでしょうね。

オーストリアの電力消費量は67,101MW(日本の16分の1)でそのうち火力発電24,379MW(36%)40,678MW(60%)という状況(参考)。
オーストリアの累積設置量が出てこなかったのではっきりとは言えないのですが、原子力発電が”0″という事は、残る約2,000MWが再生可能エネルギーという事になるのでしょうか?

オーストリアは今年9月に、500kW以上の大型プロジェクトへのFiT適用を廃止し、その代わり市民レベルの設置(屋根据置型やビル、公共施設への設置など)を促進していくという政府の意向を発表しています。
財源が限られている数社の太陽光発電所運営企業ばかりが利益を得ることを割けるためとしています。
“とにかく設置量を増やせられればよい”のではなく、より多くの国民でこの利益を享受できるような配慮と、市民レベルで目標を成し遂げられるという政府の国民に対する信頼が、とても好感を持てますね。

今回のニュースからも、オーストリア市民の環境意識が高さが伺えます。

ap bankのメガソーラー

音楽プロデューサーの小林武史と、Mr.Childrenの櫻井和寿に、坂本龍一氏の3名を中心に2003年に設立されたap bank
apは「Artists’ Power」と「Alternative Power」からきています。

環境保全のための活動やプロジェクトへの融資に加え、音楽イベントや自身のプロジェクトを通して環境意識の向上、また2011年以降は復興支援などの活動も精力的に行っています。

そのap bankが、太陽光発電事業を始めると発表しました。

「木更津SOLAR FARM」

ap bankが融資を行った千葉県木更津市の農場「耕す 木更津農場」の土地に約1MW(999.36kW)のメガソーラーを建設し、売電を行うということです。
施工は日本エコシステムが担当します。

参考