兵庫県で5MWの木製架台使用メガソーラー完成

兵庫県の企業庁は、兵庫県の南西部に広がる学術都市の中に、同庁による6箇所目の大規模太陽光発電所である『播磨科学学園都市太陽光第1発電所』を建設し、稼働を開始しました。

一般的な太陽光パネルの架台は金属製が多い中で、今回の太陽子発電所の最大の特徴は、太陽光パネルの架台を木製にした点です。それにより、地域の林業の活性化に成功しています。また、周辺地域の森林では間伐が進まず、2009年の夏の豪雨の際に流木の影響で被害が拡大してしまった経験がありますが、今回の架台を作るための伐採により水害の防止にも貢献することになりました。

発電能力は、5メガワットとなり、年間発電量に換算すると500万キロワットに相当します。これは、一般家庭の1400世帯分に相当する発電量です。現在播磨科学公園内の住戸は540世帯ほどですが、将来的には1800世帯が居住する計画で、その世帯の約80%の家庭の電力をカバーすることができることになります。

播磨科学公園都市内には、まだ、面積が広くて平坦な土地が多く存在しているため、今回と同様に木材の架台を使用した『第2発電所』と『第3発電所』を建設する計画も進んでいます。第2発電所は、発電能力2メガワット、第3発電所は発電能力0.6メガワットを想定しています。

参考