ドイツでのパネル価格は12.1%上昇!


普及が進んだドイツでは値上がり傾向。ドイツにおける単結晶シリコンモジュールの市場価格が先週12.1%値上がりし、0.65ユーロ(約80円)/W であったという報告がされました。
同じく多結晶モジュールにおいても1.9%値上がりし、0.55ユーロ(約67円)/W になっています。

一方アジアにおいて生産された平均のモジュール価格は1.9%値下がりし0.52ユーロ(約64円)/W となっています。

参考

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2012年のトップ10太陽光市場

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トップ10か国の全体に占める割合については2011年の89%より3ポイント下がって2012年は86%。

1位は昨年と変わらずドイツ。昨年に増して設置量を記録しましたが、全体に占める割位は2ポイントほど下がっています。

中国は2012年目覚ましい成長を見せ、昨年に比べて70%設置量の増加があり、それに比べて設置量が50%落ちたイタリアの順位を奪いました。

北アメリカ(カナダ・アメリカ)も昨年と比べて設置量は倍増、フランス、イタリアを抜いて3位に着けています。

10位に入っていない地域も、シェアでは3%とわずかに見えても、量で40%増と力強い伸びを見せており、2013年もこの徴候は続くと見られており、ポイントにしてさらに3%シェアを増やすと考えられています。

10位外のアジア諸国の成長に加えて、10位以内のアジア諸国も成長を続け、2013年は中国が1位の座を奪い、日本も2012年と比べて50%の設置量増加の結果シェアでは4位に着けるだろうと予測されています。

数年前のヨーロッパで独占されていた太陽光市場から現在は状況がガラリと変わり、マーケットはより多様化されてきています。そしてこれは業界にとってもメリットと考えられ、一国の補助金政策の変更によって大きな影響を受けるリスクを減らすことができます。

ひとつ影を落とすのが、中国の問題。
中国の膨らむ需要が世界中の太陽光業界を潤すことになるのか、それとも自国の業界を短期的に救うだけに終わるのか、そしてそれによって、中国の孤立がさらに深まることにもなりかねないと、記事では注意を促しています。

参考

楽天(楽天ソーラー)×伊藤忠(日本エコシステム)さらなる関係強化!

※平成27年8月31日をもって楽天ソーラーは太陽光発電事業を終了しています。

低価格で始めやすい!楽天ソーラーは、施工も安心の伊藤忠グループ「日本エコシステム」です。
(ちなみにパネルは国産・信頼の「シャープ製」)

この価格でこの安心感、楽天ソーラーはイチオシ太陽光販売施工会社でもありますが、楽天ソーラーの勢いは今後も加速しそうです。

楽天ソーラーの子会社RSエンパワメントRSE)は、日本エコシステムの株の一部を買収したというニュースが出ました!

参考

保有比率は、現在の伊藤忠が82.65%の持ち分を、伊藤忠49.25%、RSEが33.40%で分ける形になります。

来年度から補助金の1割引き下げが決まりそうですが、太陽光業者もシステム価格の低下でそれに対応せざるを得なくなるのではないでしょうか?

楽天ソーラーも、それに向けた一歩と考えていいのかもしれません。

太陽光パネルの原料ポリシリコン・価格底値?


ドイツのIHS iサプリのアナリシストHenning Wichtは、「供給が需要に歩を合わせつつある」という見解を発表しました。
これにより、太陽光パネルの原料であるポリシリコンの価格は安定し、3月にはちょっとした価格上昇も見られるという予測が出ています。

市場での取引量は3月には20%、4月には半分に減るとされています。
しかし”底値に達した”と考えるにはまだ早く、これによる消費者やメーカーの行動によってまた悪循環を繰りかえす事もあり得るそうです。

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2013年度の売電価格は37~38円・家計への影響は?


売電価格が引き下げられるという経済産業省の発表がありました。
2013年度の太陽光発電の買取価格は?のページで、実際に38円になった場合、設置家庭はどれくらい収入が減ることになるのでしょうか?
シミュレーションからは、意外に収益ギャップが大きいことが分かります。
2013年のシステム価格の低下がどれくらい下がるのかも注目したいところです。

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石油産出国も多いMENAで太陽光発電が注目される理由とは?


中東と北アフリカを含むMENA地域は、今後注目の太陽光発電市場という事でこれまでもこの地域に含まれる国々での再生可能エネルギー政策についてお伝えしてきましたが、「石油産出国も多い国がなぜ?」と思った方も多いのではないでしょうか?

現在のMENA地域のエネルギー事情、今後の再生可能エネルギーに対する政策についてなどを扱った記事がGTMから出ていて興味深かったのでご紹介します。

MENA地域における需要の高まりについてのリサーチは前ポストにてお伝えしたとおり。

MENA地域では、人口の増加や都市化、工業化に伴う経済成長などが原因で、電力の需要がどんどん増えていくと考えられています。

もうひとつ重要なのは、電力需要の増加は政府の電気代の補助がさらにこの需要を高める原因になっているということです。

つまり、経済成長に増して電力需要の増加速度が速い事を意味します。2017年までに新たにこの地域で120GWの需要増加がみられる計算になるとのこと。

石油産出国の多いこの地域では、化石燃料による火力発電が主な電力源で、再生可能エネルギーに対する注目度は低めでした。ドバイやアブダビなどを擁するアラブ首長国連邦は、石油の輸出で世界第5位、一日230万バレルを世界市場に送り出しています。
埋蔵量では世界7位、また天然ガスの埋蔵量でもトップ10位に入っています。

しかし化石燃料の有限性により注目が集まるようになり、UAEは再生可能エネルギーの導入・エネルギーのさらなる効率化・安全な原子力の活用に関して、地域を先導するための計画を推し進めています。その中でも太陽光発電はより手軽に始められる、UAEにとっては魅力の大きい電力源ということです。
MENAの平均的な地域では、1㎢の日射量で年間およそ150万バレル分の太陽光による電力が得られるそうです。

毎年アブダビではWorld Future. Energy Summitというエネルギー・環境関連見本市が開催されます。また「Masdar」という会社を設立し、再生可能エネルギーとクリーン技術の開発、持続可能な都市化についての投資も行っています。
このマスダールを通じてアブダビ国内には100MWの集光型太陽熱発電施設(Shams-1)も建設されています。再生可能エネルギーの目標値を2020年までに7%と定め、今後も開発は拡大していく予定です。

他にもMENA関連のニュースは「MENA」タグでまとめてあります。
石油も出て、太陽光発電にも最適なんて、なんて恵まれた土地なんでしょうね!

参考

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中東・北アフリカ(MENA)に注目が集まる今後3年の太陽光発電

太陽光発電の需要形態がFiT政策による売電目的のものから、本質的な電力需要(遠隔地やグリッドコストの高い地域、電力不足の地域など)へと多様化していくにつれ、中東から北アフリカにわたるMENA(Middle East and North Africa)地域の需要は2015年までに3.5GWに達し、世界的な需要の約8%を占めるまでに成長するという調査報告が出されました。
img via GTM

その中でも主要な市場となるのがトルコサウジアラビア。MENAすべての需要の70%程度を占めることになる予測です。
MENAでは初めてのギガワット級の市場となると予測されるサウジアラビアは、2030年までに太陽光発電で16GW、集光型太陽熱発電で25GWを設置する目標を掲げています。

その他の国では、カタールが2014年までに1.8GWの設置目標、ドバイが2030年までにエネルギー供給量の5%を太陽エネルギーでまかなうという目標を発表しています。

アブダビは100MGの集光型太陽熱発電施設の発注をしています。

この報告をしているGTMリサーチとESIAは、1月16日にアブダビで行われたWorld Future Energy Summitで、さらに詳細なMENAの太陽光市場展望を発表したということです。

昨年のWorld Future Energy Summitについてはこちらでも触れています。

今年のサミットの速報についても、ニュースが出次第ご報告します!

参考

【1月7日更新・価格比較!】価格は据え置き・施工店ごとのギャップは埋まりつつある様子


年が明けて、太陽光パネル市場はどのように動いているでしょうか?

2012年の12月は駆け込みラッシュを狙って、東芝の「世界最高変換効率」パネル、パナソニックの「高効率HITシリーズ」の大幅値下げを中心に、全般的な価格低下がみられました。
1月に入ってからは、価格は据え置きの販売店がほとんどでした。

動きがみられたのは比較的高値販売の販売店で、より安値の販売店と、価格の差を埋めてきています。

どこで買ってもほぼ価格が変わらない、という状況になりつつある今、より「アフターサービス」を重視した施工店選びが重要になってくるのではないでしょうか?

太陽光発電・最安値価格比較表
施工店独自・無料保証内容の比較

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昨年後半のメーカーのパネル価格動向をまとめました(シャープ、ソーラーフロンティア、東芝、パナソニック、サンテック)

毎月太陽光パネルの市場価格を追っていて、価格の動向をそれぞれのメーカーごとにまとめて各メーカーの詳細ページに載せています。

価格の競争が激しいのはソーラーフロンティア東芝パナソニック
それに比べて価格が安定しているのがシャープサンテック

人気の度合いが伺える気がします。

過剰供給は来年第2四半期で解消の予測


中国のパネルメーカーなどによる太陽電池モジュールの過剰供給により価格低下が進んでいますが、過剰供給は来年第2四半期を境に解消に向かうという予測が、アメリカのリサーチ会社IHS iSuppliから出されました。

とはいうものの2013年も太陽光発電業界にとっては厳しい年になり、150社程度しか生き残れないだろうと言います。

設置件数自体は成長を続けるものの、昨年940億ドルであったグローバル単位の収益も、今年で770億ドル、来年はさらに減って750億ドルになる予想です。

レポートはさらに、2013年は中国が最大の市場になるとも予想しています。

参考

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