伊藤忠ら、大分県に44.8MWのメガソーラー

伊藤忠商事、九電工三井造船の3社は共同で事業会社を設立し、三井造船が大分県大分市日吉原に持つ敷地46万㎡に出力44.8MWのメガソーラーを建設すると発表。みずほ銀行を幹事とする銀行団が融資を行うことになります。

年間予想発電量は5,250万110kW、予想設備利用率は13.38%です。

実際稼働中の太陽光発電設備における大分県の設備利用率(=年間発電量)の平均は13.6%で、全国平均と比べると低め。とはいえこれだけのまとまった土地が得られて、土地あたりの出力も多め(約1MW/ha)なため、十分採算の合う事業になりそうです。

事業を行う共同会社の出資比率は
伊藤忠商事:50%
九電工:30%
三井造船:20%

で、今回の持ち分も含めて伊藤忠が保有する再生可能エネルギーによる発電出力は、470MW(5カ国に保有するプロジェクトの合計)になるといいます。
ソフトバンク完全子会社のSBエナジーも発電容量を増やすべくメガソーラーの建設をすすめていますが、出力においては遅れをとっている模様。(SBエナジーの場合は伊藤忠らと比べて”投資”の色が薄いので比べるものではないかもしれませんが。)

参考

楽天(楽天ソーラー)×伊藤忠(日本エコシステム)さらなる関係強化!

※平成27年8月31日をもって楽天ソーラーは太陽光発電事業を終了しています。

低価格で始めやすい!楽天ソーラーは、施工も安心の伊藤忠グループ「日本エコシステム」です。
(ちなみにパネルは国産・信頼の「シャープ製」)

この価格でこの安心感、楽天ソーラーはイチオシ太陽光販売施工会社でもありますが、楽天ソーラーの勢いは今後も加速しそうです。

楽天ソーラーの子会社RSエンパワメントRSE)は、日本エコシステムの株の一部を買収したというニュースが出ました!

参考

保有比率は、現在の伊藤忠が82.65%の持ち分を、伊藤忠49.25%、RSEが33.40%で分ける形になります。

来年度から補助金の1割引き下げが決まりそうですが、太陽光業者もシステム価格の低下でそれに対応せざるを得なくなるのではないでしょうか?

楽天ソーラーも、それに向けた一歩と考えていいのかもしれません。

南アフリカの国を挙げた75MWプロジェクトは伊藤忠商事の出資会社!

Kentz南アフリカの75MWプロジェクトの事業開発を4500万ドルで契約という記事を先月10日ご紹介しましたが、この事業主のノルウェーの会社スカテック・ソーラーは、伊藤忠商事株式会社の出資会社(37.5%)なのですね!

南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)事業は南アフリカに合計1.45GWの太陽光発電を開発する、国を挙げてのプロジェクトで、今回の75MWプロジェクトのように一つ一つのプロジェクトの規模が大きいため、欧米の業界ニュースでは開発権などをだれが取ったか、という話が毎日のように流れています。

日本からは、住友商事が風力発電で出資をしているくらいで、注目度は低め。

プレスリリース