トリナソーラー、業界最長の出力保証とともに「フレームレス両面ガラスモジュール」の販売開始

トリナソーラーが劣化に強い「PDG5 フレームレス両面ガラス モジュール」の販売開始を発表。
通常プラスチックが使われるバックシートに耐火ガラスを使ったことで、採用したことで、炎、アルカリ、酸、塩なども含む様々な環境下での耐性に優れているといいます。

UL耐火テストではクラスAを取得。マイクロクラックの発生やPID劣化、モジュールの反りやUV劣化も最小限に抑えるのだそう。

多結晶セルを用いて出力は245~255W、一番効率の良いもので15.2%ということ。

耐性の高さを裏付ける、業界最高レベルの保証内容

そして、新製品に増して印象的だったのが、業界の中である意味暗黙の了解というように各社足並みをそろえていた「出力最長25年保証」をトリナソーラーは新製品「フレームレス両面ガラスモジュール」において30年まで延長!

しかも初年度2.5%、その後一年ごとに0.5%の出力低下まで保証し、保証開始日後30年目で83%の出力を保証と、年数をとっても、保証出力をとっても、業界一といっていい保証内容となっています。
メーカー保証比較

さて、大注目のこの「フレームレス両面ガラスモジュール」モデルは市場でどれくらい取り扱われることになるのでしょうか。
今後も毎月の価格調査を続けてまいります。トリナソーラーのパネルの価格帯が明らかになった際には随時お知らせしていこうと思います。

価格比較表をブックマークの上、FacebookTwitterなどでも最新情報は配信してまいりますのでお見逃しなく!

トリナソーラーのメーカー詳細・価格など
参考

三菱電機、世界初のEV用パワーコンディショナ「SMART V2H」を発表

三菱電機が7月1日に発表した新製品「SMART V2H」は、太陽光発電の電力とEVからの電力、系統からの電力の3種類を混ぜて使用することができる、世界初のEV用パワーコンディショナー

いわゆるV2H(Vehicle to Home)といわれるこのシステム、EVが蓄電池の役割を果たし、家庭内への供給とともに、太陽光発電からの充電も可能。
まさに、「スマート」なV2Hシステムですね。

停電時はEVを蓄電池として活用、6kWを安定供給

太陽光発電は停電時にも使えるとは言いながら、出力はパワコン1台につき1500kW。しかも太陽の日射量によって変動するために供給は安定せず、限られた用途にしか使えませんでした。

しかし「SMART V2H」はEVに充電してある電力と太陽光発電からの電力をシームレス充放電で切り替えができ、停電中も6kWの出力を安定して供給(供給可能な電力量はEVの充電残量と太陽光発電の出力に依存)できます。もちろん太陽光発電の余剰分をEVに充電することもでき、災害時の利用価値がかなり高まります。

販売開始は7月31日から。
現時点では日産の「リーフ」のみ接続が可能となっており、三菱自動車の「MiEVシリーズ」にも順次対応予定とのこと。
また製品の購入にあたっては電力会社との個別の系統連系協議が必要なため、現在はモニター販売に限定されています。

今後の汎用化に期待したいですね。

参考

旭硝子が軽量型モジュールを発表

旭硝子は同社の製造する薄くて強力な化学強化特殊ガラス「Leoflex」を使用した軽量型太陽電池モジュールを「ライトジュール」のブランド名で5月から販売開始すると発表。

このガラスは、軽量型モジュール「希」シリーズを展開するフジプレアムも使用しているということですが、(参考)このライトモジュールのスペック、大きさなどすべてこの「希」シリーズの「FCT-225Y3」と同じであり、フジプレアム製のパネルをOEM販売するということかと思いますが、詳細については現在問い合わせ中。

軽量モジュールは耐久性の低い工場屋根などへの設置の際の施工コストを減らせるなどのメリットもあります。結晶型のパネルではフジプレアムのパネルが軽量モデルとしては有名で、ほかにも化合物系太陽電池の大手ソーラーフロンティアも、軽量モデルを販売しています。
【参考:ソーラーパネルのサイズと重量

リリース

パナソニックのHITパネルがさらに高効率/低価格に・業界随一の保証内容も注目!

パナソニックが独自のハイブリッドHIT太陽電池の新製品を2014年6月23日から受注開始すると発表しました。

今回新たに販売開始されるパネルは、「244α」「250α」「ハーフタイプN120α」の3つ。
そして屋外用マルチストリング型のパワーコンディショナー(4.6kW)。

現行モデルとのパネルのスペックや価格比較などは「パナソニックの太陽光発電」で詳しくご説明していますが、簡単に言うと「より高効率、より安価」の商品となっています。

そして、新製品の販売に増して注目してほしいのが、無償の保証内容を業界随一の水準で提供するという発表。

当社の設置基準を満たす条件であれば、現在の機器瑕疵保証10年を15年に無償で延長するサービスを展開します(リリース)

現在のメーカーの太陽光発電システム保証を見てみると、出力保証は最長25年というものがありますが、パワーコンディショナーなどの機器保証はどのメーカーも無償で10年と足並みを揃えていました。

現在有償保証として、15年の機器保証を付けているメーカーもありますが、パナソニックは無償で15年機器保証を提供する、初めてのメーカーとなりそうです。

期間限定(受注開始から2014年9月30日まで)で5万円のキャッシュバックキャンペーンなども行うということで、7月以降パナソニックの人気はさらに高くなると予想されます。

最新価格情報も逃さずチェックしてくださいね!

リリース

シャープのブラックソーラーに三角パネルのラインナップ追加

シャープが、自社の高性能パネルのシリーズ「ブラックソーラー」に三角のパネルのラインナップを追加すると発表。
販売開始は4月以降としています。

ファーストソーラーの日本参入中国メーカーレネソーラーの国内パネル生産開始など、パネルの選択肢がさらに増えそうな予感の日本の太陽光発電市場。

シャープは寄棟屋根向けに単結晶の三角パネルのラインナップをすでに入れていましたが、より効率の高いブラックソーラーのラインにも三角パネルの選択肢を加えることで、狭い複雑な形の屋根でもより多くの発電量を見込めるようになります。

参考

パナソニック、産業用のパネルラインナップを拡充

効率の太陽電池を製造するパナソニックは、工場やビルなど中規模の屋根設置型太陽光発電施設を想定したラインナップ販売開始すると発表。

ひとつは折板屋根への設置に合わせた「大型HITモジュール HIT290A」で、パネルを折板屋根のピッチに合わせたサイズにし、さらに折板屋根での設置工程を減らせるようになっているのだとか。
現在産業用HITパネルとして展開している「HIT238A」よりも効率が0.2%高く、18.8%。限られた面積での地上設置型太陽光発電施設でも、より多くの発電量を見込めます。

もう一つは高所取付用の「高強度HITモジュール HIT120A」。ビルの屋上などへの設置を想定し、パネルの強度や設置方法も変えてあります。

さらに詳しいパナソニックのパネルについての情報・価格情報などはこちらから

参考

シャープ、蓄電池とエコキュートも対応のモニタ発売

シャープは新たに太陽光発電システムのモニタ「JH-RWL6」を11月28日に販売します。
この商品は太陽光発電だけでなく、蓄電池、エコキュートといった住宅用創電・蓄電システムを一括で管理できるもの。

従来製品では、2台以上が必要だったそれぞれのシステムの管理を1台で行えることで、家庭内の電力をよりエコに、効率的に管理することが容易になります。

価格は102,270円。
シャープは太陽光発電システムに、有償の151年保証をつけていますが、この有償保証のすごいところがモニタも保証対象になっているところ。

通常のメーカー無償保証では、太陽光発電のモニタに対して1年ないし2年が保証されていますが、15年と一気に保証期間が伸びるのはメリットが大きいのではないでしょうか?

シャープの太陽光発電・保証内容、価格など

高効率パワーコンディショナの新製品を発売

日立アプライアンス株式会社(取締役社長:二宮 隆典)は、住宅用太陽光発電システムを構成する主要機器となるパワーコンディショナ新製品として、HSS-P55BH(定格出力5.5kW)を11月20日から、HSS-P40BH(定格出力4.0kW)を12月20日からそれぞれ発売します。
従来製品*3では、太陽光発電システムの設置前に実施する電力会社との連系協議*4の際、近隣区域で太陽光発電システムが多数設置されていて多数台連系となる場合には、事前試験を求められる場合がありました。そこで新製品では、多数台連系対応の単独運転防止機能を採用することで、事前試験を不要とし連系協議がよりスムーズに行えるようになりました。
また、引き続き、日ざしの変化を見はり、太陽電池モジュールが発電する際に発生する電力ピーク点の変動を、適切なタイミングで探索する日立独自のHI-MPPT制御*5を採用しています。HI-MPPT制御は、太陽電池モジュールに部分的に影がかかった場合でも電力ピーク点の探索ができるため、ロスを抑えて太陽電池モジュールからしっかりと電力を取り出すことができます*6。さらに、パワーコンディショナを構成する電気部品や回路パターンの低損失化など、独自のインバータ技術の採用で高い電力変換効率96%*7を達成。これらにより、しっかり発電できるパワーコンディショナとしました。

*1
同一の柱上変圧器を使用するエリア内において、多数のパワーコンディショナが連系されている状態。
*2
同一の柱上変圧器を使用するエリア内において、多数のパワーコンディショナを連系した状態で、トラブルにより停電が発生した場合でも、相互干渉することなく確実に運転を停止する機能。
*3
当社従来製品HSS-P55AおよびHSS-P40A。
*4
太陽光発電システムを電力会社の商用電力につなぐ際に、各電力会社と実施する事前協議。
*5
MPPT制御=Maximum Power Point Tracking制御(最大電力点追従制御)。
*6
設置する太陽電池モジュールの種類や角度、接続方法、太陽電池モジュールにかかる影の状況、季節変動による太陽電池モジュールの表面温度や日射量などによって効果は異なります。
*7
日本工業規格JIS C 8961で規定する定格負荷効率

新製品の主な特長<パワーコンディショナ>

多数台連系対応の単独運転防止機能採用【New】
独自のインバータ技術により電力変換効率96%を達成
日ざしの変化を見はり、電力ピーク点の変動を適切なタイミングで探索するHI-MPPT制御採用

型式および発売日
定格出力 型式 価格*8(税込) 発売予定日
パワーコンディショナ 5.5kW HSS-P55BH 409,500円 11月20日
4.0kW HSS-P40BH 294,000円 12月20日

参考

パナソニックのHITダブル、効率が上がって登場!出力保証も2倍に!

パナソニックの高効率ソーラーパネル、HIT太陽電池を使い、裏表の両面で発電できる製品「HITダブル」が、効率が上がって登場です。

「新・HITダブル」は225Wで効率16%と、今までの商品と比べて出力15W、効率1.1%向上。
産業用、公共用を中心として、10月1日に受注が開始されるそうです。

また、パナソニックのHIT太陽電池は6月に受注開始している最新モデル「HIT240α/245α」「HITハーフタイプ120α」から、出力保証が従来の2倍に延長され20年間ついています。この両面発電型のHITダブルにも20年の出力保証が付くということ。

パナソニックの太陽光発電についてのページ

シャープの新製品「NQ-140AC」

シャープは、バックコンタクト構造で高効率を実現した“BLACKSOLAR(ブラックソーラー)”に、新しいラインナップとして「NQ-140AC」を追加します。

公称最大出力139.5wで、効率は16.5%。
大きさが標準のパネルの3/4程度で、狭い屋根により多くの枚数を効率的に並べる事が可能になります。

新製品の販売もいいのですが、価格の優位性ももう少しインパクトがあると説得力も高いのかな、なんて考えてしまいます。

メーカー別の最安値・相場価格比較はこちらから