三菱電機の新しいパワーコンディショナ「PV-PS55J」は”10kW以上の住宅用”に注目

三菱電機が今月30日、パワーコンディショナー新製品「PV-PS55J」を発売開始すると発表しました。
このモデルは屋外用、出力5.5kWのタイプ。住宅用の屋外用では最大容量です。

住宅用で10kW以上のシステムに適した出力であるといいます。

売電期間が20年と2倍になるため、住宅用であっても10kW以上のシステムを選択する場合も増えてきています。
しかも、屋根の上に載せることによる屋根への負担の増加や、初期費用の増加のリスクがあるため、10kWをほんのちょっと超えただけの10kW~11kWに設置件数が集中している(このポストの上から4枚目の画像を参照)ことも、三菱は目をつけていることと考えます。

1台何十万もするパワーコンディショナ―、1台多くなるだけで初期費用に大きく影響が出るため、考慮したい部分の1つです。

シャープ・瓦型モジュールの出力を10.5%向上


瓦型太陽電池モジュールは、一体感と見た目の美しさに優れている製品。
屋根の上に積載という形で無く、屋根材として使用できるため、屋根への負担が減らせます。

新築やリフォームの際に最適、ということです。

屋根材型の太陽電池モジュールは、サンテックなども販売していますが、どうしても屋根材としての機能も持ち合わせるとなると、「発電量」や「効率」を犠牲にしなければいけないので、あまり注目度は高くない製品というイメージがありました。

シャープのこの製品も、従来品と比べて出力で10.5%、設置容量は約9.4%向上したと言いますが、モジュール変換効率13.5%というと、単結晶の普通のパネルと比べてかなり低いです。

どれくらいの需要があるのかといところですが、「NT-58K1D(58W)」月生産台数で10,000台を予定しているという事。
サイズがひとつ小さい「NT-41K1D(41W)」の方は月生産台数6,000台を予定。

来年2月1日から販売予定です。

こういった特殊な製品はネット格安販売店では取扱いの無い場合も多いです。
気になる方は一括見積サイトをうまく活用して、効率のデメリットをカバーできるように安く購入できるといいですね!
シャープの太陽光パネルの詳細・最安値情報など

一括見積サイトの攻略法・サイトをうまく使い分ける方法

参考

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ホンダソルテック新発売の140W・CIGS住宅用太陽電池モジュール


ソーラーフロンティアと同じくCIGS太陽電池を生産する「ホンダソルテック」。

甲子園球場の屋根に自社製パネルを取り付けた事で一時話題になったこともあります。

今回発売のパネルは140W、変換効率にして12.5%で、ソーラーフロンティアの主力製品より若干効率で上回っています。
ソーラーフロンティアは、実際に売り出されている製品と、製品ラインアップにある商品が違うので、ちょっとトリッキーですが。
価格的は76,650円で、パネルの希望小売価格としてはソーラーフロンティアよりも安め。
しかし、実施に売っている根と販売店はあまり見ません。
おそらく実際に買うとなると、希望小売価格をほぼ無視した価格になるのでしょう。

化合物系のパネルはまだまだ性能の伸び幅があると言われています。昨日シャープが研究に成功した、37.7%のセルも化合物系。このシャ-プの製品は主に宇宙開発など特殊な用途での使用を目的としたものだそうです

現在化合物系のパエルを選ぶとすると、選択肢はソーラーフロンティアくらいしかありません、やはり競争相手がいなければ気競争も面白くない??
ホンダソルテックにも頑張ってほしいですね。

参照

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東芝、サンパワー製20.1%パネルを独占販売・シャープもサンパワーのOEM開始発表

東芝は、アメリカのサンパワー社の世界最高変換を実現した250Wの太陽電池モジュール「SPR-250NE-WHT-J」の日本独占販売の発表をしました。
今までの240W(19.3%)から、効率は0.8%も上がっています。
パネルの希望小売価格は191,625円、今月(2012年12月)17日から発売開始。
設置可能面積が比較的狭い日本の家の屋根には、より高出力のパネルのニーズは高いです。

とはいえ、実際には販売開始から、ネット格安販売店などで取り扱われ、安売りされるようになるまではかなり時間を要すると思いますが、20.1%というのはかなり魅力的なので、値崩れを待ちたい方も多いでしょう。

東芝の価格相場ページでは、東芝ブランドサンパワー製のパネルの最安値価格を毎月更新しています。購入前に一度ご確認ください。

参照

ところで、当サンパワーの拠点アメリカのpvマガジンも、東芝についてのニュースを出していますが(記事)これによると

「2010年から日本の住宅用に向けてサンパワー社の製品、累計150MWを販売してきた東芝は、2018年までのパートナーシップ契約延長の合意をした」

だそうです。さらに

「国ごとで補助金制度が数月単位で変わり、そのたびに注目市場も変わってくるという太陽光発電市場では、海外での販売経路の確保はとても重要になる。
サンパワーは日本での太陽光発電のブームを機に東芝とこれまでの契約を延長し、年間100MWペースでパネルの提供をする契約を交わした」

と記載があります。

サンパワーは日本では知名度はあまり高くなく、OEM製品ということで品質などに不安を感る方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
しかしGTMリサーチの「2015年まで生き残る上位9大手メーカー」にも選出されているカリフォルニアの大手太陽電池メーカーであるサンパワー。世界的には信頼度も知名度も高く、日本で言うと性能の高さからパナソニックの製品と並ぶプレミアムな選択肢であると言えます。

【追記】
この次の日(2012年12月6日)に出たニュースで、シャープがサンパワー製のパネルのOEM契約(シャープブランドとして販売する)を発表しています。(記事)
東芝のニュースリリースでは、「本モジュール(SPR-250NE-WHT-J)は当社が日本市場において独占契約している製品です」と記載があるため、シャープがこの領域に入ることは難しいのかと思いますが、具体的に”どの”パネルを販売することになるのかはもう少し情報を待ちたいところです。

【追追記】
シャープがOEMで取り扱う事になったサンパワー製のパネルについてはsolarシャープの太陽光発電、価格などのページでご確認いただけます。
型番・性能に加え、毎月の価格相場も合わせてご案内しています、ぜひご利用ください。

シャープ、 産業用太陽電池モジュール発売!


来年1月21日から、シャープが新たに2種の産業用太陽電池モジュールを発売することを発表しました。

『NU-250KA』は単結晶250W、変換効率15.3%のモジュール。産業用の単結晶タイプは今ま受注生産の高所設置向けのパネルのみでした。(シャープ産業用製品ラインナップ)今回の単結晶パネルの販売で、より幅広い発電事業者のニーズにこたえられることになります。

もう一つは『ND-300CA』、多結晶300W、変換効率は上の製品と同じく15.3%です。
今までの高出力多結晶モジュールのシリーズの最新製品ということになります。
10月にこのひとつ前のモデル『ND-290CA』が売り出されているようなので、産業用で、より”高出力”のモジュールの需要が高まってきているようですね。

単結晶の『NU-250KA』の変換効率の比較として、従来機『ND-240CA』を持ち出していますが、この製品は多結晶の製品です。
月間の販売台数を単結晶の『NU-250KA』30,000台、対して多結晶の『ND-300CA』が3,000台となっていることも併せて見ると、より高性能の単結晶製品に生産を集中させたいシャープの意向があるのでしょうか。

シャープの太陽光パネルの詳細・最安値情報など
参照

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京セラ・多結晶で「最高出力」の製品発売

高性能多結晶モジュールの生産をする京セラが国内の住宅向けに多結晶では最高出力となる太陽電池モジュールの発売を発表しました。

モジュールは『ECONOROOTS®(エコノルーツ)』シリーズとして展開されている製品です。
従来製品は一枚当たりの出力が最大195Wであったのに対し、新商品は200Wの出力で変換効率にして0.5%程度向上し、15%に近い変換効率が得られるようになります。
これは国内住宅用において世界最高の変換効率、17.8%を達成した「Gyna(ガイナ)」セルを使用したモデルだということ。

今月22日から販売を開始するという事で、来月からはこの製品が太陽光販売会社の販売ラインナップにも出てくることになるのでしょうか。

12月の価格更新が楽しみですね~。
当サイトでは毎月太陽光販売店の販売価格をチェックし、その時点での最安値施工店のご紹介をしています。
メーカーに分けた価格一覧も載せていますので、そのメーカーの相場・最安値が一目で分かり便利ですよ!
→ 「太陽光パネルメーカー別・価格比較ページへ

参照元

カナディアンソーラー・業界トップクラスの変換効率16.54%の新製品発売

新製品「ELPS」は産業用(CS6P-265MM、CS6P-260MM)、住宅用(CS6A-215MM、CS6A-210MM)の
二種類を取り揃え、いずれも単結晶太陽電池モジュールです。その特徴はバックコンタクト(メタルラップスルー技術)
を採用し、配線を太陽電池モジュールの表面から背面に移すことで、セル毎に集光率を3%以上高め、その結果、
他社類似品と比較して、発電量を最大10%以上高めることが可能になりました。さらに、セル変換効率
業界トップクラスの最大21.1%を達成致しました。

16.54%というと、東芝販売の(製造は米サンパワー)世界最高効率19.3%の製品やパナソニックのHITパネル18%には及ばないものの、シャープの単結晶16.9%に次ぐ変換効率です。

カナディアンソーラーのメーカー紹介と、製品の最安値情報についてはこちらから

カナディアンソーラー:プレスリリース

日立ブランドの太陽光発電が販売開始

日立アプライアンス株式会社は、2012年8月20日から日立ブランドによる住宅用太陽光発電システムの販売を開始すると発表。

家電メーカーとしてはスタートが遅れた日立。
パネルはソーラーフロンティアサンテックから提供を受け、パワーコンディショナーをはじめとする周辺機器を日立で開発。日立ブランドとしての太陽光発電システムの販売を開始することになりました。

日立の太陽光発電で使われるパネルは、ソーラーフロンティアの「SFL95-C」および「SF155-S」と、サンテックの「STP195S-24/Adb+」(スペックなどについてはそれぞれのページでご確認ください)

日立が開発した住宅用太陽光発電のパワーコンディショナは2種類で、「HSS-P40A」(4.0kW・294,000円)と「HSS-P55A」(5.5kW・409,500円)。
パネルを外部から調達する代わりにパワコンが独自性の高い製品であるのが、魅力につながると予想できます。リリースによると、

日立独自のインバータ技術により、太陽電池モジュールが発電した直流電力を交流電力に効率良く変換し、96%の高い変換効率を実現しています。また、日ざしの変化に対応し、適切なタイミングで電力ピーク点を探索して動作するHI-MPPT制御を採用しています

ということ。
他にも周辺機材としての架台と固定金具は、作業負荷や設置後の外観にも配慮しています。

参考