太陽光発電できるスマートフォン

紙の太陽電池の話題を以前お伝えしましたが、Ubiquitous Energyが開発しているのは、「透明の太陽電池」。

スマートフォンの画面などに使える製品にすることを想定しているそう。

難問はやはり変換効率

今までのアプローチでは70%の透明度でわずか2%の発電効率しか実現できなかったそうですが、この数年で数値は改善し、現在は10%の発電効率を目指しているそう。
10%と言ったら、化合物系の太陽電池に近い効率ですよね。

ガラスに挟んだ製品は今までもありました。
ロンドンのキングスクロス駅のニュースでは、ガラスラミネート加工を施された太陽光パネルを使っていました。
また味の素スタジアムでは、サンテックパワーの「LightThru™」を使用しています。
セルの間から自然光が入るようになっています。

しかし、発電セル自体が透明の商品が実現したら、活用範囲は無限にありそう。
楽しみですね!

太陽光発電の周辺サービスが活発に

昨年7月の固定価格買取制度の開始以来のメガソーラー建設ブームの中、メガソーラー事業主に向けたサービスが次々に出てきました。
ALSOKはNKSJグループのNKSJリスクマネジメント株式会社と共同で、2013年3月15日からメガソーラー事業へ参入した事業者を対象に、ALSOKの警備システムを導入済、または導入予定のメガソーラー施設について、防火および防犯対策状況に関するリスク診断を行い、所定の条件を満たした場合に「安全証明書」を発行するリスクコンサルティングサービスの提供を開始。

またマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Windows Azure」をプラットフォームとしてマウンテンフィールズ株式会社が開発した、クラウド型の発電マネジメントサービス「AEMS-Cloud」を始めて使った「石見東太陽光発電所」の稼働が開始など。
このシステムでは、様々なセンサーから集められた発電量や太陽光パネルの稼働状況などの情報をクラウドサービスの Windows Azure に蓄積し、インターネットを通じて遠隔地からでも運用監視できるそうです。

太陽光発電に直接かかわるサービスの増加に加えて、今後は蓄電システムやHEMS、EVなどの産業も活発になっていくことが期待されます。

売電価格が下がることになった来年度ですが、それによって導入を踏みとどまっている方も、売電収入だけでない、多方面でのメリットについて考えてみるといいかもしれません。

一番オトクなパネルを見つけるには、シミュレーションもご活用ください。

これが太陽電池?と思うような美しい照明器具を発見!

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以前ビーズ状の太陽電池の話題をお伝えしましたが、これが照明器具として商品化されているのを発見しました!
美しいですね。
電源がいらないので、キャンプの時などにも使えそう!
フル充電(6~8時間)で4時間程度点灯するそうで、寝る時暗闇を怖がるお子さんのお部屋に置いてあげるのにもいいんじゃないでしょうか^^
使い方も簡単&エレガント。砂時計のような形を操作にも生かし、上下をひっくり返すと充電→点灯を切り替えることができます。

¥31,500と少々お高めですが、新技術を駆使して、こんなに美しい照明にまとめあげたデザイナーさんへの敬意を示して、購入しようと思います^^

スタイルストアというお店で売っています。

これ、なんでしょう?一石三鳥な「V-Tent」

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これ、なんでしょう?
「EVを保護し、太陽光発電で充電する駐車場システム」
だそうです。
このカバーの形、ジブリとかに出てきそうですね~!

トルコ人デザイナー、ハカン・ギュルスが考案したプロジェクトで、個人宅での利用の他、公共の駐車場での利用も考慮に入れてデザインされており、カバーの表面の太陽電池で作った電気を電気自動車(EV)に供給するだけでなく、雨風や日射から車を守り、車の寿命も伸ばすこともできるだろう、という一石二鳥ぶり!
個人的にはここに、見た目の面白さというメリットも加えて一石三鳥のアイテムだと主張したいです。

製品化が待ち遠しいですね!
参考

より快適な移動生活を実現


できてしまいます!この、太陽光パネル付きキャンピングカー!

このニュースを見て思わず、ファンク界のレジェンダリーSly & The Family Stoneのスライがキャンピングカーで移動生活を送っているニュースを思い出してしまいました。

強がりなのか、本気なのか、”I must keep moving”と語る彼のような生き方を選ぶ人にとっても、太陽光の電気がいつでも使えれば、もう少し快適な生活が送れるようになりますね。
529万5500円から、だそうです。

参考

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↑ ↑各メーカーのパネルの発電量が気になる方は上記サイトが一番お勧め!実際に設置しているご家庭のナマの発電状況が閲覧できます

発電できるカーテン?3年後の製品化を目標

太陽電池のビーズだそうです。


色がマーブル状になっているのが、ラピスラズリ(↓)みたいで綺麗!

パネル状だと設置方向が一定なのに対し、球状にすることでどの方向にも対応できるというのも魅力的です。
これをカーテンにすると、見た目もかっこいいし、発電もできるし、すごく魅力的な製品ですね。

これからは火山灰の飛ぶ地域でも太陽光パネルが設置できる!セルスイーパー販売開始!

太陽光発電は比較的メンテナンスフリーだとはいえ、火山灰が多い地域などでは蓄積する塵などが原因で発電量の低下も大いに考えられます。
産業用の太陽光発電設備に、据え付け型の自動洗浄が、ロボット「セルスイーパー」が発売されます。

火山灰や黄砂などが特に多い地域に加え、海の近くなどで常時設置型のロボットがパネルを洗浄してくれます。
火山の近くや、塩害のひどい地域でもてあましている土地がある場合、火山灰などによる発電量の低下を懸念して太陽光発電をあきらめていた方には、朗報ですね!

まずは太陽光発電を設置し、セルスイーパーを後付けで設置する、ということ。

たとえば50kWも設置できれば、20年間で2,300万円程度の収益も期待できるので、こういったエキストラのメンテナンス用品を使ったとしても、十分初期費用回収できるのではないでしょうか。

据え付け型のものに加え、持ち運びができるタイプのものも販売されているということ。
持ち運びタイプは、常時洗浄は必要ない地域で便利。
火山灰が降った時だけなど、たまに大規模な洗浄が必要だけど、人力ですべて行うのは大変、といったときに使えそうです。

太陽光発電+蓄電池で動くエレベーター・停電時対策に

停電になった時、エレベーターに閉じ込められるという事態が自分に起こったら??
小さな地震での停止でもドキっとしそうですが、これが大型の地震であれば、命の危険にもつながりかねません。

そんな危険を解決するために大京と東芝エレベーターが共同開発したマンション用「リチウムイオン蓄電システム」

太陽光発電で作った電力を一旦蓄電池に充電し、そこからエレベーターへの電力供給が行われるということです。
通常は太陽光発電を活用した建物の節電対策として活用され、非常時はエレベーターの通常運転に加えて、給水ポンプ、機械式駐車場、一部の共用部照明にも電力供給が可能であるということ。

災害時対策がここまで整った建物なら、より安心の毎日が過ごせそうですね。
しかしこういう設備は家さがしのオプションでなく、日本のすべての建物に設置できるようにならなければ意味はないと思うので、どんどんこれに倣うビルダーが増えればいいですね。

このシステムを利用した第1弾の物件は千葉県の市川市に来年11月竣工予定の「ライオンズ市川妙典」。
57戸の7階建てマンションとなるようです。

蓄電システムには「長寿命」でEVなどでも注目されている東芝製のSCiBが使われるという事ですが、住宅用の蓄電システムでもこのSCiBの性能の高さは注目されています。(SCiBを使った蓄電システム詳細)東芝の”押し”の製品であることが十分伝わってきますが、東芝に関しては自社の太陽光パネルも発売しています。

「発電効率業界No.1」と謳われる東芝の太陽光パネルは、東芝のブランド名をつけていても、実は東芝オリジナルの製品ではないんです。(詳細
そのためか、東芝が関わるメガソーラープロジェクトでも、この災害対策用システムにおいても、東芝のパネルの使用の有無については一切触れられていません。(東芝の関わるメガソーラープロジェクトでの東芝製パネルの使用について、一度問い合わせてみたものの、回答がいまだに得られていないことを考えると東芝製の使用は無いという可能性が大きいと思います。)
私としては、太陽光発電を導入するのであればメーカーが自信を持って売り出しているものを買いたいと思うので、自社事業・他社事業問わず多くのメガソーラープロジェクトなどで自社製パネルが積極的に使われているソーラーフロンティア京セラの印象が良いですね。

メーカー詳細メーカーごとのパネル価格最安値比較についてはそれぞれのページでご確認ください。

参考記事

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太陽光採光システム

太陽光採光システムとは

屋外に設置された集光機のレンズで太陽の光をあつめ、導線でつないで室内に直接送るというシステムで、究極のエコ照明です。

導入例としては、日中でも日が当たらない部屋などに自然光を入れたりする例が多いようです。その分昼間の電気代が浮くだけでなく、一番身近な光源からの直接の光が部屋に入るので、雰囲気がガラッと変わり、気分まで明るくさせてくれるというユーザーの声も多いようです。さらにレンズで光を集める際、紫外線、赤外線をカットしてくれるので、直射日光よりも体にやさしい、高品質な太陽光ともいえます。

製品紹介

現在販売されている太陽光採光システムの内容、価格などをご紹介します。

ひまわり

森ビルグループの森磯株式会社が株主のラフォーレエンジニアリング株式会社が販売している太陽光採光システムです。この製品の開発者は慶応義塾大学理工学部教授で、森ビル創業者・森泰吉郎の長男森敬博士です。

「ひまわり」の特徴は、太陽の位置によって自動追尾して一日中高効率で採光できるシステムであるところ。この稼働に必要な電力は一日あたり1円程度。太陽光パネルを付属すると完全に電源独立型の照明器具になります。採光から照明に繋がる導線には光ファイバーを使っていて、10m、15m、20mの商品展開があります。それ以上の長さについても相談できるとのことです。

価格は観に6眼(照明1つに接続)が350,000円から、12眼(照明2つに接続)で680,000円からの取り扱いで、それ以上の大型システムについても見積もりできます。

ソラチューブ

オーストラリアの「SOLATUBE」は、住宅用、産業用のデイライティングシステムおよび、特に大規模な産業用に「ソーラーマスター」を販売しています。導線には99%超という高反射率のアルミチューブを利用しています。

日本での総代理直販店は、このソラチューブの採光システムを軸に、日本の家屋に合った付属の施工部品などの独自開発で、日本専用の「スカイライトチューブ」として商品展開しており、海外製のスペックの違いによる不具合なども解消しているため、安心してお求めになれます。

参考価格として、住宅用の小さいサイズの採光器(160DS)に付属品と工事費を入れて157,500円程度です。お近くの施工店でさらに詳しい費用についてはお聞きください。

その他の太陽光採光システム

他にも3M™ が太陽光採光システムを販売しているほか、産業用にはミラーを使った採光システムなどもあります。太陽光採光システムの商品の紹介ページにメーカー紹介があります。