太陽光発電+蓄電池で動くエレベーター・停電時対策に

停電になった時、エレベーターに閉じ込められるという事態が自分に起こったら??
小さな地震での停止でもドキっとしそうですが、これが大型の地震であれば、命の危険にもつながりかねません。

そんな危険を解決するために大京と東芝エレベーターが共同開発したマンション用「リチウムイオン蓄電システム」

太陽光発電で作った電力を一旦蓄電池に充電し、そこからエレベーターへの電力供給が行われるということです。
通常は太陽光発電を活用した建物の節電対策として活用され、非常時はエレベーターの通常運転に加えて、給水ポンプ、機械式駐車場、一部の共用部照明にも電力供給が可能であるということ。

災害時対策がここまで整った建物なら、より安心の毎日が過ごせそうですね。
しかしこういう設備は家さがしのオプションでなく、日本のすべての建物に設置できるようにならなければ意味はないと思うので、どんどんこれに倣うビルダーが増えればいいですね。

このシステムを利用した第1弾の物件は千葉県の市川市に来年11月竣工予定の「ライオンズ市川妙典」。
57戸の7階建てマンションとなるようです。

蓄電システムには「長寿命」でEVなどでも注目されている東芝製のSCiBが使われるという事ですが、住宅用の蓄電システムでもこのSCiBの性能の高さは注目されています。(SCiBを使った蓄電システム詳細)東芝の”押し”の製品であることが十分伝わってきますが、東芝に関しては自社の太陽光パネルも発売しています。

「発電効率業界No.1」と謳われる東芝の太陽光パネルは、東芝のブランド名をつけていても、実は東芝オリジナルの製品ではないんです。(詳細
そのためか、東芝が関わるメガソーラープロジェクトでも、この災害対策用システムにおいても、東芝のパネルの使用の有無については一切触れられていません。(東芝の関わるメガソーラープロジェクトでの東芝製パネルの使用について、一度問い合わせてみたものの、回答がいまだに得られていないことを考えると東芝製の使用は無いという可能性が大きいと思います。)
私としては、太陽光発電を導入するのであればメーカーが自信を持って売り出しているものを買いたいと思うので、自社事業・他社事業問わず多くのメガソーラープロジェクトなどで自社製パネルが積極的に使われているソーラーフロンティア京セラの印象が良いですね。

メーカー詳細メーカーごとのパネル価格最安値比較についてはそれぞれのページでご確認ください。

参考記事

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