太陽光発電付きマンションGRANDIAの新物件「ソラーレ久留米中央」はHEMSも付いてよりエコに

福岡県を中心に、今から5年前の平成19年(2007年)から、太陽光発電を各戸に接続した太陽光発電マンション”ソラーレ”を売り出していたGRANDIA。新物件「ソラーレ久留米中央」は太陽光発電に加えHEMSを搭載することにより、よりエコでスマートなマンションになりました。

屋上部分には東芝の太陽電池モジュール(出力250W)を設置しているという事ですが、マンション上に面積に設置する分で、各戸により多くの発電量を分配できるようにするためには、より効率の高いパネルを設置する必要があり、東芝の世界最高効率が選ばれたのも不思議ではありません。
とはいっても、サンパワーが最近は日本でも、産業用太陽光発電プロジェクトに対して直接のパネル提供を行っていることを考えると、”東芝製”としているのはマンション購入者の印象への配慮でしょうか。

規模は180枚ということで全部で45kW。一戸当たり5枚分(1.25kW)が割り当てられるということで、全て家庭内で利用したとしても月2,500~3,000程度の電気代削減に、もし発電量の半分程度を売電できるとしたら電気代の削減と合わせて月3,500円程度の経済効果が得られることになります。

HEMSも組み合わせられて電力が見える化がされることで、より節電意識向上に役立つのに加え、ECHONET Liteに対応したHEMSは将来的に子供や高齢者の在宅確認に利用できるメリットなどもあり、まさに最先端のマンションといった感じ。

スマートフォンよりも薄い!ソーラーフロンティアの新製品「Solacis neo」

ソーラーフロンティアから新製品「Solacis neoソラシス・ネオ)」が発表されました。

ソーラーフロンティアは、シリコン系と比べて安価なCIS太陽電池が売りです。
今までパネルサイズのバリエーションはシンプルに1種類で、効率をどんどん上げていくことでより安価により高性能なパネルを提供してきました。

しかし一つだけネックだったのが、パネルの重さ。
例えば世界最高効率の東芝製パネルと比べると、1枚あたりの重さで1.3倍もありました。
屋根への負担を気にして設置を踏みとどまった方も多いかもしれません。
ソーラーパネルのサイズ・重量比較

今回このデメリットを解消すべく発表されたのがこの新製品「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」。重さにして40%軽減されたことで、上記の東芝製パネルよりも面積当たりの重量が軽くなります。
気になる性能ですが、95W~100Wが予定されており、効率に換算すると12.1%~12.7%。

神奈川県の再生可能エネルギー事業が下方修正を余儀なくされたというニュースもお伝えしましたが、「薄膜型の開発が進まず、重さがネックになっていた」ということで、この新製品がもしかしたが打開策となるかもしれませんね。

2013年10月から生産開始、11月から出荷予定だそうです。

半額で太陽光発電!?楽天ソーラーのスーパーセール!!

※平成27年8月31日をもって楽天ソーラーは太陽光発電事業を終了しています。

楽天で太陽光発電が半額になるセールをやるそうです!

9月2日の18時!!!

先着1人で、2.775kWを498,750円で!!
ものすごく、安いです。

半額になるのは2.775kWのパッケージのみなので、大きな屋根をお持ちの方はダブルチャンスのキャンペーン

先着30名に、各パッケージから10万円引き!!!

を利用するのも良いかと!

楽天ソーラーについての特集ページ

オラファー・エリアソンのリトルサンプロジェクト

デンマーク・コペンハーゲン生まれのアイスランド人アーティスト、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)は、公共を巻き込んだアートを得意とします。
ニューヨークに人口の”滝”を建設するインスタレーション”New York City Waterfalls”などが有名。

he New York City Waterfalls from Public Art Fund on Vimeo.

そんなエリアソンのソーラーパネルを利用したプロジェクトが、”Little Sun”と呼ばれるもの。
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小さな太陽型のソーラーパネル式の照明器具です。
このリトルサンを、無電力地域などの電力インフラが整っていない地域などに対して安価に提供、また先進国などでは高価で提供するというプロジェクトです。

「ジンバブエでは100人の子供がこのライトを販売している。昨年8月に300個を無償で提供したが、つい先日、彼らは6000個を発注し1万1000ユーロ(約143万円)を前払いした」(ブルームバーグ Catherine Hickley)

とあるので、ジンバブエでは一つ240円前後が仕入れ価格となっているようです。
LittleSunのウェブサイトが接続しにくいようですが、購入ページではひとつ20ユーロでオンライン販売も行っています。(現時点で日本への発送は無し)

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リトルサンのフェイスブックページには、実際に無電化地域などで利用される様子や、先進国ではフェスティバルや、登山などで使用している人の写真などが載っています。

アメリカではMOMAのオンラインストアなどでも販売しているようなので、日本での取扱いも始まるといいですよね!
写真で見ている限りかなり発光も強いので、アウトドアなどで十分利用できるのではないかと思います。

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太陽光充電できるヘッドフォン?

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太陽光発電を外面に貼りつけたヘッドフォンの開発を行っているという人の記事を見つけました。
音楽を聴きながら、また聴いていなくても、晴天時に太陽光で発電を行い、カップの中に埋め込まれる蓄電池に充電、そしてUSBポートで、アイフォンのような機器に給電できるというアイデア。
「電池の消耗を気にせずに音楽を聴きたい」という思いから始まったプロジェクトかどうかは分かりませんが、WIREDやハフィントンポストのような人気ニュースサイトに特集され、キックスターターでファンディングが行われていました。

約1か月で£200,000(約3,000万円)の資金調達を目標にしていましたが、218人の協力者からの£16,978(約254万円)を得るにとどまり、締切日を待たずにファンドはキャンセルされていました。

ターゲット層が薄かったのでしょうか。
音楽好きの人なら音のいいヘッドフォンがいいと思うでしょうし、エコ志向の人ならもっと発電能力の高いポータブルバッテリーならどれだけでもあるでしょうし。

とはいえソーラーパネル自体の性能やバリエーションが日々向上していく中、それらがどんなガジェットに利用されていくのか考えるのは面白いですね。

モバイルバッテリ『GH-SCA2900』、iPhoneやスマートフォンなどの充電に

住宅・産業用の太陽光発電施設の普及が進む中、小型のモバイルバッテリーの新製品もぞくぞく出てきている印象があります。
こうした商品は今まで、非常用や限られたシチュエーションでの利用のイメージがありましたが、デザインや機能性ともにより日常的に利用しやすい製品が出てきているなぁと感じます。

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最近では、株式会社グリーンハウスがソーラーパネル搭載モバイルバッテリ『GH-SCA2900』シリーズの発売を発表しました。

ソーラーパネルで発電された電気が、蓄電池に溜められ、USBでの給電ができるデバイス(スマートフォンなど)の充電がそこから可能となります。
ソーラーパネルでの充電に加えてUSBポートからの充電も可能なので、従来のモバイルバッテリーの機能が拡張された感じですね。
容量2900mAh(ミリアンペア・アワー)。iPhone 4の充電は1,800mAhで8割程度可能と言われているので、スマートフォンなら丸々一回の充電にちょっと余裕があるくらいでしょうか。
バッテリーの充電時間は太陽光で約18時間、USBポートで約5時間ということ。一台4,980円で売り出されるそうです。

充電の機能に加えてLEDライトも付いているようなので、これ一つあれば非常時になにかと便利そう。

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参考

ソーラー自転車ですって!

太陽光発電を使った自転車ドイツで公開されました。

廃線となった線路の軌道上を走る自転車で、動力は太陽光。
ワルトミヒェルバハとメルレンバハをつなぐ路線ということで、約10kmの線路だと考えられますが、実際に乗客を乗せて利用できるのでしょうかね?

しかし、さすが太陽光発電成熟国(累積導入量世界一!)のドイツ。いろんな場面でソーラーの利用が楽しく試みられている印象です。

参考

三菱電機の新しいパワーコンディショナ「PV-PS55J」は”10kW以上の住宅用”に注目

三菱電機が今月30日、パワーコンディショナー新製品「PV-PS55J」を発売開始すると発表しました。
このモデルは屋外用、出力5.5kWのタイプ。住宅用の屋外用では最大容量です。

住宅用で10kW以上のシステムに適した出力であるといいます。

売電期間が20年と2倍になるため、住宅用であっても10kW以上のシステムを選択する場合も増えてきています。
しかも、屋根の上に載せることによる屋根への負担の増加や、初期費用の増加のリスクがあるため、10kWをほんのちょっと超えただけの10kW~11kWに設置件数が集中している(このポストの上から4枚目の画像を参照)ことも、三菱は目をつけていることと考えます。

1台何十万もするパワーコンディショナ―、1台多くなるだけで初期費用に大きく影響が出るため、考慮したい部分の1つです。

「SolSource」でソーラークッキング

太陽光は、ソーラーパネルで発電以外にもとっても使えるんです。

one earth designs」という会社が開発した”SolSource”は、太陽光を熱に変えたソーラークッカー
ソーラークッキングって安い材料でもできるので、夏休みの自由研究とかでやった事がある人とかもいるのではないでしょうか?

中国の地方で利用される事を想定して開発されたこの”SolSource”。ハンズなんかに売ってそうなソーラークッカーと比べると、かなりサクサク調理ができていて、より実用性が高そうです。海辺のバーベキューなんかで使ってもいいかもしれませんね。
Kickstarterで$249以上の支援金を送れば、購入もすることができます。

なによりも調理の際にCO2を排出しない事が魅力。究極にエコな調理方法と言えるのではないでしょうか。

ニューヨークのタイムズスクエアに太陽光発電のごみ箱

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ニューヨークでは毎日ごみ袋900個分のごみが出るのだそう。今回試験的に投入されたのは、30個の太陽光発電リサイクルステーション「Big Bellyビッグベリー)」(写真上)。7街番とブロードウェイ沿いの42ストリート~47ストリート間に53個、これまでのゴミ箱に代わって設置されたのだそうです。

「通常ごみ」「紙」「ビン・缶」の3セクションに分けられていて、捨てられたゴミは太陽光の力で圧縮されます。これによって収集の回数を減らし、ごみ収集車による二酸化炭素排出を含めた大幅な量の温室効果ガス削減が見込まれるといいます。

このゴミ箱、可愛いし、太陽光発電で動く姿を是非見てみたい!こんなかわいいゴミ箱なら、分別も楽しくなりそう!
実際、市民のリサイクルへの関心は少しずつ高まっているということ。

ブルームバーグ市長は2017年までに、市内のリサイクル率を2倍の30%にすることを目標に掲げ、ニューヨーク傘下のマンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランド5つの地区で、合わせて1000個のリサイクルコンテナ設置を予定しているそうです。