岡山県のメガソーラーにトリナソーラーが116MWのパネルを受注

Trina Solor Limited(トリナソーラー)は東洋エンジニアリング株式会社から発電出力231.44MWという日本最大級となる岡山県瀬戸内市錦海塩田跡地でのメガソーラープロジェクトで多結晶モジュールによる約116MWを受注契約しました。このプロジェクトは特別目的会社(SPC)「瀬戸内Kirei未来創り合同会社」が事業主体となりますが、くにうみアセットマネジメント株式会社と東洋エンジニアリング株式会社、GEエナジー・フィナンシャルサービスが出資するものでメガソーラー建設や発電事業を行います。

総事業費約1,100億円の事業であり、メガソーラー発電事業を起爆剤として市内全体への波及効果や環境保全・地域の安全・安心といった面に配慮した事業として期待されています。

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パシフィコ・エナジー、ゴルフ場跡地での30MW超のメガソーラー、GEエナジーが出資

日本の企業であるパシフィコ・エナジーは、岡山県美作市に大規模太陽光発電所を開発しています。その開発について、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)グループの、GEエナジー・ファイナンシャル・サービスが出資すると発表しました。

大規模太陽光発電所は、2014年の12月から着工しているもので、2016年の夏に商業運転を開始する予定になっています。もともとゴルフコースであった跡地に太陽光パネルを設置する計画で、パネル42MWに対しパワコンは30.2MWという、いわゆる過積載を採用しています。

設計と資材調達と施行は、東洋エンジニアリングが行い、インリー・グリーンエナジー社の太陽光パネルを、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)のパワーコンディショナーを採用します。

大規模太陽光発電所事業に対しては、ノンリコース型のプロジェクトファイナンスを組成し、東京UFJ銀行と中国銀行から約130億円の融資を受けています。GEエナジー・フィナンシャル・サービスが日本国内の大規模太陽光発電所への出資を発表したのは、3件目で、いずれもEPCサービスは東洋エンジニアリング、プロジェクトファイナンスは三菱東京UFJ銀行が主導しています。

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米GEが日本の太陽光発電事業に参入

岡山県瀬戸内市塩田跡地に230MWのメガソーラーを建設する、ゴールドマン・サックス、日本IBM、東洋エンジニアリングなども関わる事業に、アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)も関わることになったのだそう。

GEは、このメガソーラーの運営をしている、「くにうみアセットマネジメント」による特別目的会社(SPC)への出資を行い、株式の大半を取得する予定だそうです。

「近く瀬戸内市と土地の賃貸借契約を締結する」とされていますが、この計画が持ち上がったのは2012年、つまり買取価格が42円の年に申請は済ませているものだと考えられます。塩田跡地の土地の整備に費用がかさむことが予想されるとはいえ、パネル価格も安定してきている今、この規模で42円売電のできる発電所は、安定した収益も期待できるのではないでしょうか。

さすがというべきでしょうか、投資のしかたがダイナミックですね!

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