ホンダ・ソルテック

CIG/CIGS太陽電池を取り扱う数少ないメーカーの1つです。大々的な広告と販売よりも、より購入者に満足を与えられる製品を作るための研究に力を入れています。

CIS/CIGS太陽電池は技術的に新しい分野ですが、実発電量の多さから注目を集めています。銅（Copper）、インジウム（Indium）、ガリウム（Gallium）、セレン（Selenium）を原料に使った化合物系の太陽電池で、CISはこれからガリウムを抜いた原料で作られているという違いがありますが、シリコンを使わないことで製造コストや環境負担を減らせるということや、影がかかった場合の発電量への影響が低いといった特徴は変わりません。CIS/CIGSのメリットについて詳しくは、 ソーラーフロンティアのCIS太陽電池についての説明をご参照ください。

CIS/CIGS太陽電池を開発、販売しているメーカーは多くはありません。日本ではソーラーフロンティアとホンダソルテックぐらいですが、両者のビジョンには大きな差があるようです。

CIS太陽電池の大規模な普及のために大規模な製造設備投資を行い、出荷量を増やすソーラーフロンティアに比べ、ソルテックは今の時点で技術力の向上を第一に考えているようです。2010年には甲子園球場にホンダソルティックのCIGS太陽電池が取り付けられ、年間計画発電量を52日前倒しで達成し、技術力が確かなものであることをアピールするきっかけとなりました。

ホンダ・ソルテックのCIGS太陽電池も含め、9メーカーのパネルを同一環境に設置して発電量を比較しているEBLソラポートのデータでは、ホンダ・ソルテックのCIGS太陽電池は、同じ化合物系のソーラーフロンティアのCIS太陽電池と比べて実発電量が伸びていないようです。

実際に設置していらっしゃる家庭の太陽光ブログもご紹介しています。ホンダ・ソルテックのパネルパフォーマンスや発電量など、生の声もご確認ください。

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