世界最大7.5MWの水上メガソーラーが埼玉県で着工

約2年前から実例が増え始めた水上太陽光発電。水上架台の汎用化も進むなか、埼玉県でなんと、世界最大級7.5MWのフロート水上メガソーラーが着工したというニュースです。

事業主体は「川島太陽と自然のめぐみソーラーパーク合同会社」。株式会社スマートエナジーらがこの事業のために特別に作った特別目的会社です。

武蔵野銀行とプロジェクトファイナンスを組みことで資金調達。
設備は、供給量世界一の中国メーカーインリーソーラー製の単結晶パネル、そしてシュナイダー製インバーターを使用するとのこと。
場所は埼玉県梅ノ木古凍貯水池で、この貯水池を管理する川島町土地改良区が事業者をプロポーザル形式で公募して同社に決定したのだとか。

公募の決定理由などは川島町からも、選定事業者からも公開はされていません。パワーコンディショナに、災害時の自立運転機能はついているのでしょうか?

自治体が太陽光発電事業者を公募する例は多いですが、選定する際には「貸付賃貸料」の比重はそこそこにし、「事業がどのように地域貢献できるか」についても一考するべきではないかとは思います。
例えば、災害時の利用方法や、地元の産業との協力など、ですね。

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京セラ、三菱UFJリース、竹中工務店が合同で太陽光デベロッパー事業

京セラ三菱UFJリース、竹中工務店は、企業の遊休地などを使った太陽光発電事業を行うための合同会社を設立。その名も「KMTソーラー合同会社」。

それぞれの強みを生かしながら太陽光発電事業を行うということで、京セラは設備提供および保守管理、三菱UFJリースは会社運営と資金調達(主にプロジェクトファイナンスを活用)、そして施工に竹中工務店が入るということ。

すでに計画中のプロジェクトが数件あり、2015年中に着工・稼働を目指すという事ですが、奇しくもこのニュースが発表された同日に九州電力を始めとする各電力会社が系統連携の中断を発表。(各電力会社の太陽光発電連系申請保留・売電買取中止状況

どうなることやら、ですね。

参考