三菱電機、パワコン製造を京都に移管

三菱電機は、現在、岐阜県中津川市にある中津川製作所で行われている太陽光発電用パワーコンディショナーの開発・生産業務を、京都府長岡町の京都製作所に移管すると発表しました。
今回の移管は発電電力の自家消費型への移行を見据えて行われるもので、デジタル機器ソフトウエアの開発機能と、HEMSやEV用パワーコンディショナーの開発実績を持つ京都製作所に家庭用パワーマネジメント関連の資源を集中させることにより、HEMSやEV、蓄電池などと連動した制御を行えるパワーコンディショナーへのニーズの高まりや、電力会社の出力制限と同時に家庭への電力供給が制限される現状への不満に対応していくのが狙いとされています。

開発・生産の移管は2015年4月に行われる予定で、京都製作所にある既存の実装ライン、組み立てスペース、人員を活用していくとしています。検査装置は中津川製作所から移設するため、設備投資はほぼかからないと見られています。

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