寄木張りパーケットフローリングのリフォーム
ヘリンボーンや市松模様などデザインの種類一覧と価格・施工費

パーケットフローリングとは

パーケットとは、寄せ木細工の床ないしこの技法を意味します。「閉ざされた小さな空間」を意味する古いフランス語が語源となっているようです。17世紀後半ヴェルサイユ宮殿に導入されたものが始まりだと言われます。写真はヴェルサイユ宮殿の一画です。この写真のように比較的大きな正方形の中に対角線が重なった模様の他に、大広間にはヘリンボーン(以下参照)なども施されました。

想像に難くないでしょうが、非常に細かな作業と時間を要するパーケット張りの床は、当時は経済的な豊かさがあって初めて可能になるものでした。

image courtesy of Myrabella

欧風のアンティーク調のお部屋はもちろん、真っ白な壁にパーケットの床材を合わせたコーディネートなど、エレガントで個性的なお部屋づくりに活躍してくれそうなパーケットフロアについて、以下ではデザインの種類や価格など導入のポイントを確認していきます。

パーケットフロアのデザイン一覧

王道パーケットは「ヘリンボーン」

海外でパーケットといえばヘリンボーンが一般的です。ヘリンボーンはニシン(Herring:へリング)の骨の意味で、まさに魚の背骨のように細い板を斜めに継ぎ合わせたパターンが美しいです。

ヘリンボーンと色のバリエーション

木片の色味の濃淡や色ムラの有り無し、また色ムラを規則的に並べるか、不規則に並べるかで雰囲気も大きく変わってきます。

フレンチヘリンボーンと色のバリエーション

四辺が直角の長方形を並べる通常のヘリンボーンはジグザグのレイアウトになりますが、先が45度や60度の鋭角に切り取られたフレンチヘリンボーン(右図上図)は左右対称に並べることでより秩序のある雰囲気に仕上がります。

一片の大きさは巾60~75mm、長さは400~500mm程度と通常のフローリング材と比べると細くて短いため、家具やカーテン、壁の色などに合わせて遊びのある色使いがうまくまとまりやすいのも魅力です。

ヘリンボーンを使ったインテリア例 image courtesy of designmilk

写真は白を基調としたお部屋にあっさり目の色味のフレンチヘリンボーンを貼り、さらに窓際のキッチンに向かうにつれ白いクォーツの床材に徐々に変わっていくように施工したインテリア事例です。

自然塗装の無垢材フローリングなどを使うと水には特に気を使いますが、写真のように水濡れの恐れがある部分だけ清掃性の高い素材に変えるという施工例はたまに見かけます。角度のあるヘリンボーンでゆとりを持たせた空間の分割をすることで、キッチン前に直線的にタイルを施工するよりも部屋に広がりをもたせることができます。

他にも、ヘリンボーンをはじめとするパーケットフローリングのインテリア例のまとめはこちらのページなどでご覧いただけます。

その他のパーケットフローリング

ヘリンボーン以外のパーケットフローリングは、ヴェルサイユ宮殿で使用されたもののように正方形ベースでブロックとして固められたものや、六角形のものなどをよく見かけます。以下はその例です。

正方形ベースのパーケットフローリング 六角形ベースのパーケットフローリング

特にデザインが込み入ったものはモザイクフローリングのような名前で販売されていることもあります。これらのパーケットは多くの場合、30cm角や45cm角のデザインのひとまとまりで一つのパーケットブロックが構成されたものが販売されていることが多いので、一枚一枚貼っていかないといけないヘリンボーンと比べて施工性が高いのが特徴です。

パーケットフローリングの樹種は?

フローリングに使われる樹種は硬さや色味など豊富に種類があります。オーク(ナラ)やバーチ(カバ)のように比較的安価で色味にクセの少ない樹種は、デザインにインパクトのあるパーケットフローリングをより気軽に取り入れられます。白壁にあっさり目のインテリアにしたい、という時におすすめです。

逆にパーケットの高級感を際立たせるチークやウォールナット、マホガニー、ウォールナットなどの素材なら、よりシックで大人な雰囲気の部屋に合いそうです。よりインパクトを出したい時は色ムラの大きいアカシアなどもおすすめです。樹種については、フローリングの樹種と価格のページさらに詳しくご案内していますので合わせてご確認ください。

パーケットフロアの価格と施工費の目安

パーケットフローリングにリフォームしたい、となった時、気になるのはやはり金額です。

フローリングの施工 image courtesy of Gustave Caillebotte

パーケットフローリングは通常のフローリングと比べて高くなりがちです。一片ずつ販売されることが多いヘリンボーンなどは、樹種やグレードにこだわらない限り通常のフローリングと同等の6,000円/㎡程度から購入できます。ただ施工費が1.5倍程度かかってくるので7,500円/㎡程度は見ておきたいところです。12帖のリビング全体に施工する場合で20万円から予算を見ておくとよさそうです。ブロックになっているタイプのパーケットフローリングは施工の手間がかからない反面、製品自体が1.5万円/㎡~など高価な場合が多いので、さらに見積もり額は上がると考えられます。

無垢材フローリングは施工の質も重要

より精密性が求められるパーケットフローリングの施工ができる実績の高い施工店を見つけるなら一括見積がおすすめです。施工費はパネルになっているもので5,000/㎡~、一枚一枚ヘリンボーンを貼っていく内容なら7,500円/㎡~が目安です。素材の調達も含めて、安くて信頼できる業者を是非みつけてください。

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