シャワールームのリフォーム・新設
メリットや費用、設置スペースなど

シャワールームのメリット

ヨーロッパのアパートなどでは「シャワールームのみ物件」が当たり前に存在しますが、お湯につかるのが大好きな日本人はこれまでバスルームというと浴槽ありきでした。しかし近年は若者を中心にシャワーのみアパート物件が増えていたり、セカンドバスルームとしてシャワールームを取り入れるご家庭も増えているようです。実は以下で挙げているように、ユニットバスなどと比べた場合のメリットも少なくありません。

とにかく省スペース

ユニットタイプのシャワーブースでは、例えばタカラスタンダードのオーダーシャワーユニットの対応可能最小サイズは間口82.4cm、奥行101.4cmで0.25坪(約0.84㎡)となっています。TOTOの商品で座椅子付きのゆったりサイズシャワーブースの場合設置必要寸法が166cm×90cm、0.5坪(約1.5㎡)となっています。ユニットバスと比べるとだいたい半分程度のスペースで設置できると考えてよさそうです。今あるスペースにフィットしやすく設計された、押入れシャワールームなどという商品もあるようです。海外では階段下のスペースをシャワールームにするというユニークな例もあります。

設置スペースが少ないことには副次的なメリットもあります。近年浴室に断熱内窓を取り付けたり、浴室暖房を導入したりする方も増えてきています。ただ浴室内全体が暖まるのには時間も電気代もかかることから、せっかくお金をかけてリフォームしても満足度については疑問が残りました。一方シャワールームは特に浴室暖房を付けなくとも、シャワーを数分使っているうちに室内全体が暖かくなるため省エネかつ快適なバスタイムが実現できます。

2階への設置も比較的簡単

ユニットバスの場合だと二階に持っていく際に生じる2つの大きな課題として一つは防水の徹底、もう一つは水の入った重い湯船に耐えるための床の強化がありました。シャワールームの場合でも前者は同様に気を付ける必要がありますが、重さの問題は無くなります。一つだけ、シャワーの階下が寝室だったりすると音が気になることもあるようなので配置には少し気を付けたいところです。

とにかく掃除が楽

浴槽を毎回掃除するのは結構大変なものですが、サッと水分を拭取るだけ良いシャワーブースのメンテナンスの手軽さは実際に使っている方もよく口にします。風呂掃除をどちらがするかのじゃんけん大会で毎日一喜一憂している仲良しご夫婦にとっては毎晩のスリルがなくなってしまって物足りないのかもしれませんが、家事が苦手という方にはありがたい限りですね。

シャワーだけでも十分身体は温まる

「シャワーだけでは温まらない」と言う方もいるかもしれませんが、身体を温めるという目的ではLIXILの「シャワー・ド・バス」や、パナソニックの「Theシャワー」のような製品が十分カバーできるかもしれません。これらの商品では2本のアームで左右から全身に向けて微細なシャワーを噴射し、包み込みながら身体を温めてくれる感覚が心地よいと好評です。

また先ほどもご案内したように部屋全体が温まりやすいという点やメンテナンスの容易さはバスタイムをより気軽にしてくれるので、「寒いから今日はお風呂はいいや」と諦めることが減り、シャワーでささっと身体を温めてベッドに入ることができます。

介護用としても注目される

浴槽に入るとき足を高く持ち上げなければいけないお風呂場は、時に危険な場所になりえます。介護が必要な親さんのために、シャワールームにリフォームするという方も増えています。設備が最低限に抑えられるため、同じスペースでも広々使える浴室になります。大きめのユニットバスに相当する1616サイズ(160cm四方)があれば、車いすのまま介護者も一緒に余裕を持って入れます。

シャワールームのリフォーム費用
ユニットバスの場合と価格比較

シャワーのみと浴槽付きでは設備や部屋の目的において差があるため一概に比較できませんが、製品のグレードのみに注目した場合、シャワールームの方が安くなるのは確実と言えます。

シャワールーム 工事内容 浴槽あり
20万円~ コスト重視のユニットバス/シャワー 30万円~
50~75万円 中高グレードのユニットバス/シャワー 70~200万円
100~150万円 こだわりのタイル張り在来工法 150~350万円

表ではそれぞれのシチュエーションにおいて、シャワールームのみの場合と浴槽のあるプランで必要になる予算を比較しています。

例えば同じ50万円を出すのでもユニットバスならグレードに妥協しなければいけないところをシャワールームだけなら比較的ハイスペックのものを導入できます。同様に、味気ないモジュールタイプの工業製品は嫌だから在来工法のおしゃれな空間にしたい、という場合も、シャワーだけなら100万円もあれば導入できます。「湯船に入ること」にプライスレスの価値を付けない限り、コストパフォーマンスが良いのはシャワールームということになります。

お洒落な都会住まいでホテルのような空間づくりに、二世帯住宅で子世帯のサブ利用用途として、快適で手軽なシャワールームのリフォームに、一括見積で適正価格×信頼施工の施工店を是非見つけてください。

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