トイレの床材は汚れに強く、清掃性の高いものが望まれます。トイレに適した床材は以下のようなものです。
トイレの床材として一番人気が高いと言えるのがクッションフロアです。とにかく価格が安く、施工性にも優れているため施工費、リフォーム費用も抑えられます。デザインの種類も豊富で高級感のある商品も増えているので、コストパフォーマンスが高い床材と言うことができます。塩化ビニールでてきているので基本的に水分ははじき、清掃も高い言えます。
一方、どんなにデザイン性が向上してきたとはいえクッションフロアを使っているということは見た目で分かるため、本物志向の方に選ばれることはあまりありません。
フロアタイルはクッションフロアよりも分厚く、同じ塩化ビニール製ではあっても若干グレード感がアップする場合が多いです。価格もクッションフロアとフローリングの間あたり。トイレにフローリングはメンテナンスが大変そうだけどクッションフロアはさすがに見た目が良くない、という場合に使われることが多そうです。
トイレにフローリング、特に無塗装の無垢材フローリングはできる限り避けるようにするのが無難です。しかし他の居室と続きの空間にトイレがあり、見た目に統一感を出したいという場合は無垢材ではなく突板程度にし、表面にアンモニアや湿気、汚れに強い素材でしっかりコーティングされたものを選ぶ必要があります。パナソニックが出している「アーキスペックフロアー」などが有名です。
トイレの床材と言えば昔はタイルが主流だったと言えます。近年でもトイレにタイルを敷きたい、これまでのタイルを貼り直したいというニーズは相変わらず根強くあります。近年は30~45cmの大判のタイルを使うことで目地の面積を減らし、メンテナンス性を高める事例が多いです。メンテナンスが楽になることで綺麗に長く使い続けることができます。
さらにトイレ、バス同時にリフォームをお考えであれば、在来工法でスリーインワンのバスルームをタイルで施工するというのもおすすめ。トイレをまるごと水洗いできるので、掃除がとても楽です。
以下ではそれぞれの床材を使った場合のリフォーム費用の目安を一覧表にしてご案内しています。
リフォーム内容 | 床のみリフォーム | クロスも含めて 内装リフォーム |
トイレ新調+内装 いっきにリフォーム |
|
---|---|---|---|---|
1畳 | 2~3畳 | |||
クッションフロア | 2~4万円 | 2.5~5万円 | 5~8万円 | 13~33万円 |
フロアタイル | 3~5万円 | 3.5~5.5万円 | 6~8.5万円 | 14~33.5万円 |
フローリング | 3~6万円 | 5~7万円 | 6~10万円 | 14~35.5万円 |
タイル | 4.5~12万円 | 8~20万円 | 7.5~23万円 | 15.5~48万円 |
狭い空間で施工しなければならず、便器はそのままで床をリフォームするだけでも一旦便器を取り外し、古い床材を剥がしてからの施工が基本のトイレ床リフォームは、家の他の場所の床をリフォームする場合と比べて坪単価がどうしても高くなりがちです。だからこそ価格にはシビアになりたい一方で、15年程度で貼り替えをしなければならないクッションフロアやフローリングと比べてタイルの床はメンテナンス次第で30年以上使えるので、長期的な満足感を高めるためには奮発してこだわりのタイル仕上げにするのも一案です。
通常、クッションフロアの張替えだけで2万円、壁紙だけなら3万円かかってくるトイレの内装リフォームですが、トイレ交換と一緒にする場合はクッションフロア1万円、壁紙も合わせて3万円、といった大幅割引を提供しているような施工店もあります。一方、内装だけの割引額を見るとかなり安いと感じがちですが、より費用がかさむトイレ交換の割引額はそこまででもない、という場合もしばしば。上述の表ではリフォーム内容別(床のみ、床とクロスのみ、トイレと内装全て)に総額の目安をご案内していますので、割引も含めた全額で本当に安いのかどうかを見極めるのにご活用ください。またトイレのグレードで価格がかなり変わってくるので、メーカー別トイレの価格比較などもご参照のうえ適正価格で信頼の置ける業者に依頼することをおすすめします。
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