本サイトは、プロモーション(アフリエイト広告等)が含まれています。
熱貫流率(U値)は熱の伝えやすさを示す値で、断熱材などの性能を推し量る際に使われることが多いです。
U値=1 ÷ 熱低効率(㎡K/W)
=1 ÷(建材全体の厚さ ÷ 各建材の素材の熱伝導率計(W/mK))
数値の意味を説明すると、室内と室外の温度差1度に対して、1時間に壁1㎡あたりで通過する熱量の大きさを示し、値が小さいほど断熱性能が高いということになります。各建材の素材の熱伝導率の合計は建材の材質ご持つ熱伝導率に厚さ(単位は1m)をかけたものを、使っている建材の数だけ足していき、さらに室内と室外の熱抵抗を足したものを使います。
もともと熱貫流率を示す記号にはKが使われてきましたが、国際的に使われる記号「U」に合わせて改正省エネ法が施工された平成21年度からはU値が使われるようになっています。
以下の表は一般的な建材と断熱材の熱伝導率および熱貫流率の一覧です。
材料、材質 | 熱伝導率 (W/mK) |
---|---|
コンクリート | 0.4~1.6 |
スレート | 2.01 |
レンガ | 0.62 |
構造用合板 | 0.16 |
パーティクルボード | 0.15 |
石膏ボード | 0.22 |
天然木(1種※1) | 0.12 |
天然木(2種) | 0.15 |
天然木(3種※2) | 0.19 |
漆喰 | 0.7 |
土壁 | 0.69 |
珪藻土 | 0.6 |
フロートガラス※3 | 1 |
アクリルガラス | 0.2 |
畳 | 0.11 |
タイル | 1.3 |
アルミニウム合金 | 200 |
鋼材(LGSなど) | 53 |
ステンレス鋼 | 51 |
材料、材質 | 熱伝導率 (W/mK) |
熱貫流率 (50mm厚) (W/㎡K) |
熱貫流率 (100mm厚) (W/㎡K) |
---|---|---|---|
グラスウール | 0.036 ~0.05 |
0.72 ~1.0 |
0.36 ~0.5 |
ロックウール | 0.038 | 0.76 | 0.38 |
ロックウールフェルト | 0.049 | 0.98 | 0.49 |
ポリスチレンフォーム | 0.028 ~0.043 |
0.56 ~0.86 |
0.28 ~0.43 |
ウレタンフォーム | 0.021 ~0.026 |
0.42 ~0.52 |
0.21 ~0.26 |
セルローズファイバー | 0.04 | 0.8 | 0.4 |
空気 | 0.024 | - | - |
アルゴン | 0.016 | - | - |
建材 | 熱貫流率 (W/㎡K) |
---|---|
複層窓(ダブルガラス) | 2~2.5 |
トリプルガラス | 1~1.4 |
標準的な住宅では、壁の部分の熱貫流率は0.5~0.6程度になるよう断熱材を使用することになります。ロックウールなら55mm程度の厚さを入れるイメージです。
一方、住宅の場合壁に入れる断熱材の厚さだけでその家の断熱性能を推し量ることはできません。細かい部分ですが、鉄骨造の場合は柱が熱橋となって多くの熱を奪う原因となります。そうした外皮全体の熱抵抗を平均化したものを外皮平均熱貫流率(UA値)と言い、地域ごとに目標とすべき数値を省エネ基準法では定めています。その数値は以下の通りです。
地域区分 | 1~2 (主に北海道と東北の一部) |
3 (主に東北地方と内陸の中でも寒い地域) |
4 (内陸地域) |
5~7 (主に関東以南) |
---|---|---|---|---|
目標UA値 (W/㎡K) |
0.46 | 0.56 | 0.756 | 0.87 |
例えば関東でも夜間は0~5度程度まで気温が下がりますが、外皮平均熱貫流率0.87の家だと、暖房を付けずに床に就くと朝方には室内温度が10度以下まで下がっているということもしばしばあることが予想されます。室内の暖かさを保つためには他にも気密性など多くの要素が関わってきますが、室温が10度未満だとヒートショックなどの危険性も高くなります※。
断熱に本格的に取り組んでいる施工店などでは、地域区分5以上の地域でもUA値は0.5未満を目標としているようなところもあります。また冬の寒さが厳しい地域では、UA値0.3未満といった例も見られます。
新築やリフォームの際、U値や他の断熱性能の省エネ基準適合はもちろん、それ以上の断熱性能を目指す姿勢と経験があるかないかは、寒いお家から解放されたい方にとっての業者・施工店選びの一つの基準となりそうです。
広告
リノベーション、リフォームをお考えの方は一括見積のご利用が便利ですご利用は無料、価格比較にとどまらず実際に工務店の人柄や実績を確認してから契約できるので安心感につながります。
妥協したくない方のための一括見積サイト
登録施工店が多く自由度の高い提案も期待できます。強いこだわりを適正価格で実現したい方、できるだけ多くの選択肢から最適な業者を見つけたい方に最適です。対応地域:全国
外壁の塗装や太陽光発電の設置など特化して見積もりができるサービスは、専門性の高いリフォーム箇所を安心して頼める施工店を見つけるのに最適です。
IHおよびエコキュートの買い替えをお考えの方は、オール電化に特化した業者に絞った一括見積のご利用が便利です。エコキュートのような高価な機器は大量仕入れができる専門業者の方が通常のリフォーム業者など比べてより安価な見積もりを得られる可能性が高いです。一括見積では価格だけでなく業者の実績なども含めて検討できます。
太陽光発電もエコキュートと同様、施工費よりも機器が高額です。パネルをできるだけ安く仕入れられるには一定規模の会社である必要があり、さらに期待寿命が20〜30年と長い太陽光発電は施工後のメンテナンス等も含め、高い信頼度が求められます。一括見積もりにはサービスの安定したグリエネをおすすめします。エコキュートや蓄電池も合わせて見積もることもできます。
安価にマイホームを手に入れられる中古物件のリノベーションをお考えなら、物件探しとリノベーションをワンストップでお願いでき、さらにリフォームのローンを低金利の住宅ローンに一本化してくれるサービスを提供する、リノベーション専門業者が人気です。
中古物件探しからこだわり設計、ローンまで依頼できる
こだわりのリノベーションをお考えならまず試してほしいのが「リノベる。」デザイン性の高いリノベーション実例が多く掲載され、夢が膨らみます。裏知識を豊富に知っている不動産や建築業界出身のスタッフも多いので、イベントや勉強会の参加もおすすめです。対応地域:宮城 群馬 東京 神奈川 埼玉 千葉 静岡 愛知 三重 京都 大阪 兵庫 岡山 広島 福岡 熊本 長崎 沖縄(2016年2月時点)