スイスのCSEMは民間非営利企業で、持続可能な社会に寄与する実用化技術などを研究する機関だそう。
今回CSEMが発表したのは「色つきのソーラーパネル」
というより、
ソーラーパネルの上のカバーと、
カバーの下の特殊なパネルの組み合わせ
といったところ。
通常の結晶シリコン系のパネルは青っぽい色をしています。
太陽電池は使用する材料によって発電に使う光線が異なりますが、このカラーパネルの下にある太陽電池は可視光線は使わず、赤外線を発電に使用。
太陽電池の上のカバーは下のパネル部分に赤外線のみを通し、可視光線は跳ね返すことで単色の表現が可能になるということだそう。
太陽電池の色だけでなく、電極なんかの存在も工業デザイナーにとって邪魔な存在だったのではないでしょうか。
この製品はカバーの色の表現は発電に関係ない可視光線の域なので、太陽電池の可能性が格段に広がるとも言えるかもしれませんね。
個人的にはあまり細部のデザインがどうとかこだわらないし、
「こんなの作って本当に需要あんのかな」とかって思ってしまうタイプですが。
何より、「赤外線だけで発電する」という下の太陽電池が、どれくらいの変換効率なのかが気になるところです。