太陽光発電、稼働開始時期の買取価格の適用を検討

九電をはじめとした系統連系問題について、検討されている案の一つに「買取価格適用の時期の変更」が挙げられているようです。

現在の制度では、発電所の検討段階でも連系の申請時点の買取価格が適用されます。
資金調達、土地の確保などは認定取得後から始める例も多く、実体のない事業がかなり多くあることが問題視されていました。
現在は悪質な例に関しては経産省のメス入れによって排除され始めていますが、海外の基準からするとこの制度は、かなり「甘い」ようです。

ドイツなどでは、今回検討されているような「稼働開始時の価格適用」によってFIT制度が行われていたために、メガワット級の事業も数週間で建設するような例もあります。

実際、回答保留にあっている当事者にとっては、工期が遅れれば収益減につながるのですが、
個人的には比較的リーズナブルな案ではないかと思います。

参考