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洸陽電機

神戸市に本社を置く株式会社洸陽電機は企業の省エネサポートで多くの実績を持ちます。新電力にも登録し、太陽光や地熱といったクリーン電源の開発で着々と電力販売の実績も伸ばす同社についてこのページではご案内しています。

洸陽電機の企業情報

以下では洸陽電機の会社沿革や関連会社情報、ニュース等を取り上げながら、新電力として登録する洸陽電機についてより深く知るための情報をご案内していきます。

電気工事の下請けから始まり20余年

株式会社洸陽電機の創業は1993年5月、当時の社名は「洸陽電機エンジニアリング」で、電気工事の下請け業者としてスタートしました。電気関連の実績を重ねながらコツコツと実績を伸ばしてきた同社は、現在「エネルギーセービング事業」「エネルギークリエーション事業」「エネルギートレード事業」を3つの柱としながら、エネルギービジネスにおける川上から川下までを一貫して提供できる環境を整えてきました。

洸陽電機の名前の由来

創業当時から使ってきた「こうようでんき」と読む社名は同社による造語で、各字には次のような意味が込められています。「 水がわいて四方に広がるさま」「 太陽やエネルギーそのもの」「 生活や生きていくうえで必要な電力」「 イノベーションの機会を逃さない」

長年の実績が発揮される「エネルギーセービング事業」

同社は電気工事の下請け業からまず、電気省エネサービスに転換しています。その後、電力だけでなくエネルギーを総合的にサポートする体制に移行し、いわゆるESCO事業者として実績を重ねていきます。ESCOサービスは同社の3つの柱のうち、「エネルギーセービング事業」に分類され、引き続き提供されています。

この分野における同社の強みとして、省エネのコンサルティングから適切な機器の選定・調達、保守管理までを一貫して請け負うことができることが一つに挙げられます。

洸陽電機はビルやマンションで使用される電気だけでなくガスや蒸気などのエネルギーを包括的にマネージメントできるエネルギーマネジメントシステム「EnergyEyes」を自社開発しており、デマンドコントロール機能と合わせた提供が可能となっています。他にも省エネにかかわる補助金の申請等の代行なども請け負っています。

地域貢献と再エネ促進に重点を置いた「エネルギークリエーション事業」

エネルギークリエーション事業では、地域に根差した再エネ電源の開発を進めているといいます。大規模太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)受託数は全国で114件、約60MW分に及びます(2014年12月)。自社開発の太陽光発電計測監視システム「SolarEyes」や、O&M(保守点検)など関連サービスも充実させています。

太陽光発電については震災後に制定された固定価格買取制度をきっかけに多くの事業者が参入しました。この制度で多くの再エネ電源が導入された一方で、目先の利益に突き動かされたように見える開発も少なくありません。

一方で同社は、長期的なスマートグリッド社会の実現に際して課題を残す太陽光発電のような電源には見切りをつけ、より安定的な電力が得られる地熱発電や水力発電の開発に力を入れています。地熱発電の開発においては東京電力から10名以上の技術者を迎え入れ、自社開発とともにEPCの受託も行っています。同じく東京電力グループの技術者の入社によって2014年4月には水力部を発足させ、海外ODAへの参加や国内における地域共生型の水力発電開発支援などを行っているといいます。

新電力としても登録し「エネルギートレード事業」発足

2017年からは地熱発電や水力発電で付加価値を持たせた電力の販売を戦略として掲げている洸陽電機は、2012年10月にはPPS(新電力)事業者に登録、2014年6月にパワートレード部を発足して電力供給を事業を始めています。上述のエネルギーセービング事業で提供される省エネサポートも併せて提供できることを強みに、顧客の大幅な電気代削減実績に貢献しています。同社のホームページでは、66拠点の合計で年間1.6億円から1.2億円まで電気代を下げた業務用ビルの運営業の例が挙げられています。

新電力の中では、電気代が比較的下げやすい、負荷率が低い顧客にサービスを限定している企業もありますが、洸陽電機では高負荷率の顧客向けの「部分供給サービス」、低負荷率の顧客向けの「全量供給サービス」を用意しています。

「エネルギーセービング事業」の中のエネルギーマネージメントサービス事業で培った需要予測のデータを基盤に展開される電力小売り事業ですが、こうした需要予測のノウハウを持たない新電力をサポートする需給管理業務も、この「エネルギートレード事業」で請け負っています。

洸陽電機の電力事業

以下では洸陽電機が電力販売を行うにあたっての特徴をご案内しています。

発電設備(電源)や電力調達先について

洸陽電機は長崎県の小浜温泉に位置する地熱バイナリー発電(合計出力216kW)から電力を調達しています。環境省の実証事業として一般社団法人小浜温泉エネルギーが運用していた設備を買取り、設備を改良したのち2015年9月から商用運転を開始しています。洸陽電機は同施設の運営のために特定目的会社である「第1小浜バイナリ発電所」を設立し、固定価格買取制度を利用して洸陽電機が電力を買取りますが、運用にあたっては温泉街の町おこしモデル構築を目指し、発電後の温泉水の2次利用などを考えるとしています。他にも岐阜県や熊本県で、2,000~5,000kW級の地熱発電開発を目指した調査を進めています。

2015年6月には京セラと東京センチュリーリースとともにKCT洸陽合同会社を立ち上げ、2018年までに合計出力25MWの太陽光発電所の建設を計画しています。この電力は洸陽電機が新電力として買取り、需要家に販売されることになっています。25MWの太陽光発電は年間3万MW弱が得られる量に相当します。洸陽電機への売電にあたり固定価格買取制度を利用するかどうかは発表されていませんが、同社は環境負担の少ない電力を購入したい顧客のニーズに応えられる供給体制作りにも言及しており、電力は環境価値を残したまま需要家に提供される可能性もあるかもしれません。

電力販売以外のサービスについて

「エネルギーセービング事業」で提供される省エネ関連のサービスは実績も高く、さらに初期費用を同社が負担しながらコスト削減分からサービス費を支払うESCOサービスは、予算がない場合でも大規模な省エネ化を可能とします。

周辺関連事業
電気保守 -
自家用発電装置 -
蓄電池 -
省エネ関連
デマンドレスポンス提案
電力負荷平準化サポート
省エネ設備提案
見える化
環境保全対策
分散型発電装置 (太陽光)
グリーン電力証書の発行 -

電力小売り完全自由化後の戦略

洸陽電機は2016年の低圧部門の自由化にあたり小売電気事業者の申請を済ませて参入の意向を示していますが、家庭用の電力販売に関しては参入の有無は公表していません。

他社新電力と洸陽電機を徹底比較

以下では洸陽電機を電力購入先の候補とする場合に参考になる実績値を他社新電力との比較においてご案内しています。

供給実績

実績
供給量(販売量) 13,492MWh
うち高圧 13,109MWh
うち特別高圧 383MWh

ご案内するのは2015年8月における洸陽電機の電力供給実績です。主に高圧需要化に向けた電力供給事業を行っています。

シェア推移

以下の表では洸陽電機の小売販売量(高圧、特別高圧の需要実績合計)および全体におけるシェアの推移をご案内しています。2014年から小売市場に参入した洸陽電機は、2015年度にはさらに勢いを伸ばしています。

  • 2015年度の供給量(販売量)においては、既に実績のある月の平均値に12を掛けた数値を推計値として掲載

卸供給量

実績
卸売量 996MWh
全体に占める割合 7%

表では洸陽電機の卸売供給量をご案内しています。新電力が自社や契約企業から調達した電力は一般的に、需要家に販売した後余剰分を卸売に回されます。洸陽電機の場合、販売量を合わせた全体の供給量のうち卸売が7%となっています。2014年度からの変化を見ると、販売量に合わせて卸売供給量も増えています。全体的に供給余力が有り余っているというほどでもありませんが、地熱を始めとする着実な電源開発計画を立てており、今後さらに供給量を増やす潜在性は多く持っていると言えます。

二酸化炭素排出係数

環境評価
CO2排出係数※1 0.478kg-CO2/kWh
前年度比 -kg-CO2/kWh
平均との差 0.0352kg-CO2/kWh

ご案内しているのは、同社の平成25年度(2013年度)の調整後排出係数です。販売する電力の二酸化炭素係数は、一般電気事業者(既存の大手電力会社)と新電力を含めた平均値0.4428kg-CO2/kWhと比べて0.0352/kWhだけ多い排出量となっています。

ただ洸陽電機のように成長の著しい新参企業の場合CO2排出係数が年ごとに大きく変わる可能性もあるため、この数字は参考程度とする方がよさそうです。

販売業種のバリエーション

販売業種
業種数 5業種
平均との差 1.47

毎月経産省は全14の業種別※2における実績を発表しています。洸陽電機は、届け出のある新電力の平均業種数である3.4業種よりも1.47倍多い、5業種への販売実績を持ちます。

  • 1 1kWhの電力を作るにともなって排出した二酸化炭素の量。数字が少ないほど環境に優しい電力といえる。
  • 2 鉱業、食料品、繊維工業、パルプ・紙加工品、化学工業、石油製品・石炭製品、ゴム製品、窯業・土石製品、鉄鋼業、非鉄金属、機械器具、製造その他、鉄道業、その他の全14業種。

洸陽電機の評価

以下では新電力他社との比較において洸陽電機が際立っている点や強みと言える点を独自に評価しています。

実績の豊富さが魅力、オールインワンの電気事業者

「電力販売以外のサービスについて」の項でもご案内したように、同社では電気関連事業における企業に向けたサービスの多くをカバーしています。サービスを支えるのはエンジニアリングの技術力。20余年の沿革において内部に培われたものに加え、洸陽電機の確固たるビジョンに動かされた外部の優秀な技術者を迎える形で、他社との差をさらに広げているように見えます。

電力供給実績においても目に見える成長を見せる同社ですが、明確なビジョンとチームに支えられた今後の飛躍に期待したいところです。

ご案内した評価は当サイトの調査・編集担当の独断による判断も一部に含まれている可能性があります。実際の体験談や口コミなどのご投稿も歓迎しております。こちらからご意見をお寄せください。

(株)洸陽電機企会社概要
所在地 供給区域 創業年 電力小売事業開始年 子会社
兵庫県神戸市東灘区 全国 平成5年
(1993年)
平成25年
(2013年)
第1小浜バイナリ発電所
KCT洸陽合同会社(出資率19%)

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