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LPガスの料金が高い理由と適正価格を検証
世帯人数別ガス代平均一覧など

全国でLPガス(プロパンガス)を利用している地域はおよそ半分にものぼりますが、十分な競争が行われていないために都市ガスと比べて大幅に高い金額を支払っているご家庭がまだ多くいらっしゃいます。

LPガスはなぜ高い?LPガス業界の裏側に迫る

同じ熱量あたりの料金を比べてみると、都市ガスとLPガスでは、LPガスの方が60%以上も高い金額になっています。参照:電気・ガス・灯油を徹底比較この理由としては以下に挙げるようなものが考えられます。

  • 運搬コスト
  • 小規模な販売拠点
  • 業者間での暗黙の了解で競争原理が働かない
  • 価格設定のルールが無い(自由料金)

1の「運搬コスト」ですが、確かに定期的に車で配達するのは都市ガスのようにガス菅をつうじて送るだけの供給方法と比べてコストがかからないような印象を受けますが、都市ガスは都市ガスでガス菅の敷設だけでなくメンテナンスなどにも費用が生じてくるため、運搬コストの問題をLPガス固有のものとするのはフェアではないかもしれません。

2の「小規模販売拠点」の問題は、量販店と個人商店で家電の価格に大きな差が出ることからも分かるように、小規模になる程経済的な効率性が下がり、価格が下げにくくなる傾向があるのは理解に難くないと思います。それでは、なぜLPガス業界では家電量販店に類する大手の参入が進んでいないのでしょうか。その理由に通じるのが3「競争がない市場」です。各地域の販売店では安定した利益を上げ続けられるよう十分な利益を確保できる価格設定の上、お互いの販売網には干渉しあわないという暗黙の了解が実はあります。このことから、既存業者よりも安く販売できるとしても、隣接地域の住人に販売店側から売り込むということはめったにありません。つまり、もっと安い業者がある事すら知らないご家庭がまだまだ非常に多いということが言えます。

加えて4「価格設定のルールが無い」ということ。LPガスの販売店は自由に料金を設定することができます。販売店のサイトなどを見ても電気料金のように価格体系が掲載されてないことも少なくありません(請求書のほとんどは基本料金と従量単価の記載はなく請求額のみ)。同じ会社でも顧客によって料金が違うという不平等な事実も、多く見受けられています。

どうすれば安くなるのか

ここで出てくるのが「どうすれば安くなるのか」という疑問です。先ほどもご案内したように、安い業者からのアプローチや広告という形の情報を待っていてもなかなか入ってこないような業界なので、基本的に自分から行動しない限り適正価格は得られません。既存業者の影響の強さから、太陽光発電のような一括見積サービスがなかなか成立しにくくなっており、あるとしても地域や紹介業者数が限定的なものがほとんど。全国対応のサービスはまだありませんが、対応地域が特に広いサービスとしてはenepi(エネピ)の一括見積サービスが挙げられます。このページの後半でご案内する適正価格比較もご確認の上、是非一度お見積りなさってみてください。

LPガスの会社を見直す

enepi(エネピ)

「LPガスが高いかも」と思ったら、お住まいの地域でもっと安い会社を探してくれるエネピの一括見積が便利です。利用はもちろん無料。面倒な解約手続きなども切り替え先の会社がやってくれるので、提示された企業と価格から選ぶだけでLPガスの料金を大幅に安くすることも可能です。

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LPガスの適正価格と料金目安

地域によって2倍の差も!10㎥あたりのガス代相場で比較

LPガスの価格は地域によって、またお住まいの住居が戸建てかマンション(集合住宅)かによって変わってきます。以下の地図では、地域別に異なる10㎥あたりのLPガス料金の平均価格(参照:石油情報センター)を、料金ごとに色分けしたものです。

(単位:円)

都心部、特に東京周辺はガス料金が比較的安くなっています。関東を中心に北南に遠ざかるほど価格は高くなり、その差は150%にものぼります。マンションなどの集合住宅になるとさらに2~5割程度上乗せされることが多く、同じ10㎥でも10,000円もの金額を支払っているご家庭もあるようです。

  • 全国のLPガス平均価格
  • 基本料金:1,831円  従量単価:575円  10㎥:7,582円

世帯人数別の平均使用量は?ガス代月額の目安

次に、世帯人数ごとのガス代相場を一覧でご案内しています。世帯人数あたりのLPガス消費量は年間平均の月当たりで、一人暮らし:5㎥、二人暮らし:8㎥、3人暮らし:9㎥、4人暮らし10㎥として計算しています。生活スタイルの違いによって使用量も差があるかと思いますので、検針票なども見ながら一番近い消費量の価格目安をご参照ください。

世帯人数(使用量) 1人
(5㎥)
2人
(8㎥)
3人
(9㎥)
4人
(10㎥)
北海道
基本料金平均:1,600円
単価平均:480円
4,000
5,440
5,920
6,400
東北
基本料金平均:1,633円
単価平均:372円
3,492
4,607
4,978
5,350
関東
基本料金平均:1,500円
単価平均:280円
2,900
3,740
4,020
4,300
甲信越
基本料金平均:1,500円
単価平均:357円
3,283
4,353
4,710
5,067
東海
基本料金平均:1,675円
単価平均:330円
3,325
4,315
4,645
4,975
北陸
基本料金平均:1,700円
単価平均:413円
3,765
5,007
5,420
5,833
近畿
基本料金平均:1,667円
単価平均:380円
3,567
4,707
5,087
5,467
中国
基本料金平均:1,600円
単価平均:380円
3,500
4,640
5,020
5,400
四国
基本料金平均:1,600円
単価平均:390円
3,550
4,720
5,110
5,500
九州
基本料金平均:1,900円
単価平均:450円
4,150
5,500
5,950
6,400
世帯人数(使用量) 1人(5㎥) 2人(8㎥) 3人(9㎥) 4人(10㎥)
北海道
基本料金平均:1,600円  単価平均:480円
4,000 5,440 5,920 6,400
東北
基本料金平均:1,633円  単価平均:372円
3,492 4,607 4,978 5,350
関東
基本料金平均:1,500円  単価平均:280円
2,900 3,740 4,020 4,300
甲信越
基本料金平均:1,500円  単価平均:357円
3,283 4,353 4,710 5,067
東海
基本料金平均:1,675円  単価平均:330円
3,325 4,315 4,645 4,975
北陸
基本料金平均:1,700円  単価平均:413円
3,765 5,007 5,420 5,833
近畿
基本料金平均:1,667円  単価平均:380円
3,567 4,707 5,087 5,467
中国
基本料金平均:1,600円  単価平均:380円
3,500 4,640 5,020 5,400
四国
基本料金平均:1,600円  単価平均:390円
3,550 4,720 5,110 5,500
九州
基本料金平均:1,900円  単価平均:450円
4,150 5,500 5,950 6,400

価格設定が自由なLPガス業界ですが、LPガス料金の透明化に向けた消費者が納得いく市場を目指し適正価格の提唱・推進を行っている団体や協会が多くあります。

  • LPガス会社に推奨する適正価格
  • 基本料金:1,500円~  従量単価:280円~  10㎥:4,300円~
  • 地域によりに業者間の競争環境や調達・配送などのコスト面での違いから適正化価格はエリアによって異なってきます。また、LPガスの原料はほぼ海外から輸入しているので、流通コストや為替レートの影響により価格が変動する可能性もあります。

適正価格は、単に安く消費者に提供する価格ではなく、販売店が適正に利益を得ることができ継続して供給できる価格ということが重要です。

ガス代、光熱費を安くするには

LPガス会社を変える

ご案内したのは各地域の最安値相当の価格となります。集合住宅でも、乗り換えの交渉ができる場合は戸建て住宅相当まで安くなったという例もありますので、現在のガス代と比較してみてあまりにも差がある、というようでしたら以下の一括見積なども利用しながら、ガス代の見直しをお勧めします。

LPガスの会社を見直す

enepi(エネピ)

「LPガスが高いかも」と思ったら、お住まいの地域でもっと安い会社を探してくれるエネピの一括見積が便利です。利用はもちろん無料。面倒な解約手続きなども切り替え先の会社がやってくれるので、提示された企業と価格から選ぶだけでLPガスの料金を大幅に安くすることも可能です。

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給湯器を変える

LPガスの地域差が大きいことは先述の通りです。現在全国的に見ても価格の高い地域は、この先も価格競争が進むのが遅い可能性が高いと言えます。

ところで、ガスの使用用途の多くは給湯です。もし、給湯器が購入から15年以上経っているというような場合、そろそろ買い替えをお考えになってもいいかもしれません。高額なLPガスを使わない、例えば「エコキュート」などに買い替えるのも良い選択となり得ます。エコキュートへの買い替えは、オール電化に特化した施工店から一括見積を取るとお得に購入できる可能性が高いです。

オール電化を検討する

グリエネ

安全性、利便性の面でオール電化を検討している、LPガスがとにかく高い(参考:LPガスはなぜ高い?適正価格比較など)など、高効率の電気給湯器エコキュートやIHを格安価格で購入して手軽にオール電化を始めるなら、オール電化関連設備を一括見積できるサイトのご利用が便利です。

グリエネ

光熱費を大きく削りたい場合は「石油給湯器」、または究極のエコ給湯「太陽熱温水器」もいいかもしれません。エコキュートだけでなく、複数の給湯設備から最適なものを選びたい、という方は、価格比較も含めてリフォーム会社に一括で見積もりを取ってみるのも手です。

おうちの設備を見直す

リショップナビ

給湯器の交換はもちろん、省エネリフォームなどで徹底的におうちのエネルギー利用を考えたいなら、リフォーム一括見積で価格や見積もり提案を手軽に比較検討できる一括見積が便利です。リショップナビは登録施工店が多く自由度の高い提案も期待できます。できるだけ多くの選択肢から最適な業者を見つけたい方に最適です。

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