一般家庭の一日の消費電力
平均的な電気使用量と時間別の電力消費量の動きを把握する

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一日24時間の間に一般家庭の電力消費量がどのように推移するのか、またそれぞれの家電がどれくらいの割合を占めているのかを知ることは、例えば電力会社の各種時間帯割引プランを賢く使いながら電気代を節約するのにとても役立ちます。

例えば昼間在宅者がいる2人世帯の標準家庭では、空調の要らない季節は一日あたりの消費電力は平均で7.7kWh程度、これが猛暑の日になるとエアコンの稼働率が上がり、1時間あたりエアコンだけで平均370W消費しながら1日の電力使用量を倍の17.4kWhまで押し上げます。

世帯人数によっても消費電力量は変わり、一人暮らしの6.1kWh/日から6人以上世帯の18.4kWh/日まで、世帯人数が増えるほど消費量が多くなるのは当然ですが、住んでいる住宅の広さ、生活パターン、そして何より節電努力によって消費電力は平均よりもかなり減らすことができ、平均の半分程度という節電上手なご家庭の例もあります。


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このページでは、一日にどれくらいの電力を消費しているのかを時間帯を追って解説しています。標準世帯はデータだけでなく、世帯人数別や在宅、共働きなど世帯の状況に合わせた消費電力量の目安をご案内していますので、ご家庭の節電対策にも是非お役立てください。

電力消費量の一日の推移をグラフで確認

春・秋の時間帯別電力需要

以下のグラフは標準家庭の電力消費の様子を時間軸に沿ってご案内したものです。冷暖房装置については季節によって消費量が大きく変わるため、ここでは冷暖房の必要ない秋冬時期における電力消費についてご案内しています。資源エネルギー庁によるデータを基に2人世帯日中在宅家庭に相当する電気使用量を掲載しています。

起床時間にあたる7時以降からだんだん消費電力量が増え、昼間の時間帯は少し落ち着いた後夕食の時間帯そして夕食後のだんらんの時間にかけて一日で一番多くの電力を消費し、23時の就寝時間帯の後は急激に消費量が減っています。この日の消費電力の合計は7.7kWh程度。月の電気代にして6,500円程度になると予想されます。2人世帯でも、面積の限られたマンションの場合の消費電力は少な目、逆に郊外に比較的スペースに余裕のある一戸建てをお持ちであれば、もう少し多くの電力を消費するかもしれません。以下の「世帯人数別の標準電気使用量」も合わせてご確認ください。

2人世帯の一日の電力消費量推移(昼間在宅の場合)

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  • 資源エネルギー庁による東京電力管内の需要構造推計(平成23年5月)を元に作成。東京電力管内約1,900万世帯の平均世帯人数は2.1人。
  • データに使われた各機器の定格消費電力はそれぞれ一台あたりエアコン750~1100W、冷蔵庫250~300W、テレビ125~155W、および一世帯の全体の照明が300~780W、
  • その他に含まれるものは炊飯器、電気ポット、電子レンジ、オーブントースター、IHクッキングヒーター、換気扇、食器洗い乾燥機、洗濯機、洗濯乾燥機、浴室乾燥機、掃除機、アイロン、エコキュート、DVD、ブルーレイ、ルーター、ドライヤー、空気清浄機、火災報知機、インターフォン、熱帯魚水槽など
  • 冷蔵庫は実際の平均消費電力はで定格出力の10分の1程度であるのに対し、資源エネルギー庁のデータにはその事実が反映されず、定格出力相当を毎時間消費するものとして掲載されていました。ここでは実質的な消費電力として掲載されている消費電力を10分の1に訂正し、掲載しています。

夏・冬の時間帯別電力需要

上述の「春・秋の時間帯別電力需要」では空調設備を使わない日を想定した電力使用状況をご案内しています。夏場や冬場はエアコンを中心とする電力消費量が増え、春・秋の空調を使わない季節に比べて夏場は10%近く、冬場はさらに増えて35%近く多く電気を消費します。

以下では参考として猛暑日の電力使用量をご案内しています。エアコン以外の家電総計は上述のグラフの合計に当たりますが、猛暑日ともなると通常の倍以上の電力を消費するような場合もあります。季節によるエアコンの利用状況の推移はエアコンの消費電力と電気代のページでさらに詳しくご案内しています。

一日のエアコンの電力消費量推移

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  • 総務省統計局の家計調査による

世帯によって差が大きい電力使用量

先の項では2人世帯の標準的な電力使用の状況をご案内しましたが、電気代は世帯人数や住居の大きさ、生活スタイルによってかなり変わってきます。以下では状況別で変わる電力消費量をご案内し、最後に節電意識の差でかなり変わる一日の電力消費の状況を確認しながら、電気代削減のヒントを探っていきます。

世帯人数と居住家屋の形態による標準電気使用量の変化

家族の人数が増えるにつれて使用電力量も当然増えてきます。以下の表は世帯人数ごとの一日および月の平均的な消費電力量と電気代を一覧にしたものです。

世帯人数 電気代平均
一人暮らし 1日6.1kWh・月185kWhで5,200円/月(季節差4,700~6,200円)
2人世帯 1日10.5kWh・月320kWhで8,900円(季節差8,000~10,700円)
3人世帯 1日12.2kWh・月370kWhで10,400円(季節差9,400~12,500円)
4人世帯 1日13.1kWh・月400kWhで11,200円(季節差10,100~13,400円)
5人世帯 1日14.8kWh・月450kWhで12,600円(季節差11,300~15,100円)
6人以上世帯 1日18.4kWh・月560kWhで15,700円(季節差14,100~18,800円)

総務省統計局の統計では、大都市、中都市、市町村の3段階における電気代の違いの分かるデータも提供しており、大都市と市町村では電力使用量に20%もの差があることが分かっています。大都市ほどマンションのように限られた居住面積での生活を送ることが多いため、電気代も少なめで済むという事が言えるのではないでしょうか。

  • 総務省統計局の家計調査による

共働き家庭は在宅家庭の4分の3!
かなり多忙な方なら、電気代月2,000円を切ることも

近年は共働きの核家族も増え、昼間は家に誰もいないという家庭も少なくありません。例えば2人世帯であっても、「8時半には二人とも家を出て、帰宅はいつも20時」といった、多忙な共働きカップルの場合、一日のうち昼間の電力使用量が大きく減るので、在宅2人世帯と比較比べると消費電力は4分の3程度の5.7kWh/日、月の電気代は5,000円弱になります。

若い社会人の一人暮らしなどは「家にはテレビもない、帰ったら寝るだけ」というハードな毎日を送っている方もいるかもしれません。さらに、都心のワンルームなど居住面積も少なめなら、一日2kWh程度、電気代は2,000円以下という場合もあります。

節電したいなら遅くまで会社に残ろう!などと言うとどこのブラック企業だ、とつっこまれそうですが、世帯によって電気代の幅がこんなにも広いという事を知るためのデータとしては興味深いです。

省エネ上手な家庭の電力消費はこんなに違う

家にいる時間が少なくて電気代が減るのは当たり前ですが、家で過ごしながらも節電努力でどこまで電力消費を減らせるでしょうか。最後に省エネ家庭としてはかなり優等生なご夫婦+子供一人のご家庭と、もう少し省エネを頑張りたい2人家族の消費電力量を比べながら、節電のポイントを考えていきます。以下のグラフではこの二つのご家庭を、最初にご案内した2人世帯の平均とともにご案内しています。

一日の電力消費の世帯差

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省エネでここまで消費電力は抑えられる!

黄色い線で示した「省エネ上手な三人家族」は小さいお子さんのいらっしゃるご家庭で、昼間は奥様とお子さんの二人が在宅という環境です。省エネに対してとても積極的に行動されているこちらのご家庭では、夜間の待機電力と冷蔵庫だけになる時間帯に平均値の半分まで電量消費が抑えられており、徹底的な省エネ家電の選択などでかなりの電力消費を削減できることが分かります。6月の平日に取られたこのデータの一日の合計消費電力は6.22kW(6,220W)で、2人世帯の平均と比べても少ない消費電力量となっています。

古い家電は注意!家族構成に合わせて家電の買い替えは適時に

一方で青い線で示した「二人家族」のご家庭は、両人とも不在の昼間の時間帯でさえも平均より多くの電力を消費、一日の消費量は12.34kW(12,340W)と標準家庭より60%も多くの電力を消費しています。

データは50代のご夫婦のご家庭で取られたもので、お子様方はすでに実家をお出になっているというこちらのご家庭ではおそらくお子様と一緒に大人数で住んでいた頃の古くて消費電力の大きい家電をそのまま使い続けているような状況なのではないかと予想されます。上述の「省エネ上手な三人家族」のご家庭と比べると、年間で電気代の差は6~7万程度になると予想されます。冷蔵庫や照明器具は消費電力の少ない新型に買い替える、テレビは元から消して待機電力を減らす、といったこまめな努力は少なからぬ経済的メリットも期待されます。

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