電力用語「負荷率」とは

このページでは電力用語である「負荷率」についてご案内しています。電気事業者にとっては安定供給と効率の良い電源の運用に関わる重要な指標である「負荷率」ですが、需要家にとっても負荷率を把握することにはメリットがあります。負荷率の高い需要家ほど電気料金の単価が安くなるのが通常ですが、勢力を増す新電力の恩恵を受けるのはより負荷率の低い需要家だと言えます。

負荷率とは

電力用語である負荷率は、ある期間における平均電力と最大電力の比を示したものです。 年間を基準として月ごと(季節ごと)の格差(変動の大きさ)を把握したり、 1日を基準として昼夜の格差を把握するために使われます。

負荷率の計算式

年負荷率
=【年間平均電力(kWh/h)】÷【年間最大電力(kW)】× 100
=【過去12ヶ月の使用電力量の合計(kWh)÷ (365(日)× 24(時間))】÷【契約電力(kW)】× 100

日負荷率
=【1日の平均電力(kWh/h)】÷【1日の最大電力(kW)】× 100
=【1日の使用電力量の合計(kWh)÷ 24(時間)】÷【契約電力(kW)】× 100

負荷率と電気代

負荷率の値はその値が大きい(負荷率が高い)ほど期間中の需要の変動が小さいことを示します。火力発電のように一定の出力で稼働し続ける方が効率が良い電源を多く保有する従来の電力会社にとっては、需要家(顧客)の負荷率が高いほど電力の単価を安く抑えることができます。天候などで大きく変化する負荷率は一定に保つことは難しく、日本全体の年負荷率は55〜65%の間で毎年変動しています。電力会社は多くの場合、負荷率の高い需要家に向けてお得に設定された料金プランを用意しています。

東京電力の500kW未満高圧 料金表
基本料金 1684.8円
夏季単価 17.13円
その他単価 15.99円
年間平均単価 16.37円
契約電力 200kW(基本料金 33.7万円/月)
年間使用電力量 50万kW 60万kW 70万kW 90万kW
年負荷率 29% 34% 40% 51%
年間電気代 1,230万円 1,390万円 1,550万円 1,880万円
単価 24.5円 23.1円 22.1円 20.9円

上に示した表では東京電力が500kW未満の高圧需要家に向けて提供する電気代の料金プランと、200kWの契約電力の需要家を過程した場合の負荷率ごとの電気代と単価をご案内しています。(2015年9月現在)負荷率が30%を切る場合は24.5円と単価が高いのに対し、50%以上の負荷率であれば20.9円と単価において15%も安くなります。

新電力と負荷率

電力市場で新参の新電力各社は、保有電源の規模が限られていたり電源自体を持っていない場合もあります。その場合、他の電力事業者や卸売市場などから購入して顧客に販売し、調達価格と販売価格の差分を儲けとするのが新電力の主なビジネスモデルと言えます。この際負荷率が低い(=購入している電力の単価が高い)場合の方が従来よりも安い価格を提示できる場合が多くなります。

例えば学校や公共施設などは1日のうち限られた時間しか電気を利用しないうえに土日は大幅に使用電力量が下がります。さらに言えばもともと余裕を持った電力契約をしていることが多く、年負荷率がかなり低くなっていると予想されます。こうした場合、新電力への切り替えで電気代削減に成功する場合が多いと言えます。

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