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SEウイングズ

親会社サニックスエナジーが運営する廃プラスチックを活用した火力発電所からの電力を販売する株式会社SEウイングズは、小売電気事業者にも登録する新電力(PPS)です。このページでは同社の特徴や強み、実績などについて詳しくご案内しています。

SEウイングズの企業情報

以下ではSEウイングズの会社沿革や関連会社情報、ニュース等を取り上げながら同社についてより深く知るための情報をご案内していきます。

住宅・エネルギー関連で子会社を多く持つサニックス

SEウィングスの親会社サニックスエナジーのそのまた親会社にあたるサニックスは、創業昭和50年の福岡県に本社を持つ会社で、住宅関連事業や廃棄物利用型のエネルギー事業を複数の子会社に分業しながら行っています。

上海には太陽電池モジュールの製造を行う子会社を持ち、そこで作られたパネルの国内での設置・販売なども行っています。

また廃棄物の中でも廃プラスチックに注目し、それを有効活用するための事業は一つの大きな柱となっています。子会社として廃プラスチックの燃料化加工を行う子会社(エネルギー総合開発研究所と北海道サニックス環境)や、精製された燃料を使って発電事業を行う子会社(サニックスエナジー)などを作っており、SEウィングスはこのサニックスエナジーから派生した、サニックスからすると孫会社ということになります。

SEウイングズの電力事業

以下ではSEウイングズが電力販売を行うにあたっての特徴をご案内しています。

発電設備(電源)や電力調達先について

SEウィングスは、サニックスエナジーが2003年から運営する北海道の苫小牧発電所の電力を需要家や卸売市場に販売しています。出力は約74,000kW、稼働率は300~330日ということで、仮に330日×24時間を100%の力で発電し続けた場合、年間58.6万MWの発電量が得られる計算になります。

年間15万トンのプラスチックをサーマルリサイクルによって再資源化していますが、その量はサーマルリサイクルされる廃プラ資源の3%にあたります。

電力の調達はサニックスエナジーのほかに外部からも行っていると記載があります。

電力販売以外のサービスについて

SEウイングズは電力供給事業に関するサービスを案内するページなどを持たず、事業内容は定かではありません。電力販売と併せて提供可能な周辺事業についても情報はありません。環境配慮型発電装置の設置をお考えの方には、親会社であるサニックスにおいて受注可能です。

周辺関連事業
電気保守 -
自家用発電装置 -
蓄電池 -
省エネ関連
デマンドレスポンス提案 -
電力負荷平準化サポート -
省エネ設備提案 -
見える化 -
環境保全対策
環境配慮型発電装置(太陽光など)
グリーン電力証書の発行 -

電力小売り完全自由化後の戦略

低圧部門の自由化にあたり、SEウイングズは小売電気事業者の申請を済ませて参入の意向を示していますが、具体的なサービス内容は2015年11月現在明らかにはされていません。親会社サニックスは、シロアリ防除や太陽光発電システムなど住宅関連機器を販売してきた経歴を持ち、その顧客層や販売ルートの活用も考えられます。親会社のサニックス自身も新電力として登録していますが、小売電気事業者の登録はしていません。

他社新電力とSEウイングズを徹底比較

以下ではSEウイングズを電力購入先の候補とする場合に参考になる実績値を他社新電力との比較においてご案内しています。

供給実績

実績
供給量(販売量) 2,390MWh
うち高圧 2,390MWh
うち特別高圧 0MWh

ご案内するのは2015年8月におけるSEウイングズの電力供給実績です。同社は高圧への電力供給実績を持ちます。

シェア推移

以下の表ではSEウイングズの小売販売量(高圧、特別高圧の需要実績合計)および全体におけるシェアの推移をご案内しています。

シェアは0.1%にも満たないSEウイングズですが、昨年度と比べると実績は2倍以上になると推定されます。

  • 2015年度の供給量(販売量)においては、既に実績のある月の平均値に12を掛けた数値を推計値として掲載

卸供給量

実績
卸売量 2,702MWh
全体に占める割合 53%

SEウイングズは、販売量を含めた合計の53%に当たる電力量を他社電力会社に対して送電(卸売)をしています。

2015年11月現在、需要家への販売を積極的に行っているとは言えませんが、興味がある需要家に対しては門戸は開いており、今後この卸売に回されている電力量が販売に活用される可能性もなくはないと言えます。

また発電設備の出力に対して小売供給量と卸売供給量を合わせても設備利用率が10%にも満たず、燃料の調達次第では販売可能量自体も増える可能性もあります。

二酸化炭素排出係数

環境評価
CO2排出係数※1 0.447kg-CO2/kWh
平均との差 +0.0042kg-CO2/kWh

ご案内しているのは、同社の平成25年度(2013年度)の調整後排出係数です。販売する電力の二酸化炭素係数は、一般電気事業者(既存の大手電力会社)と新電力を含めた平均値0.4428kg-CO2/kWhと比べて0.0042kg-CO2/kWh多くなっています。

本来なら廃棄されるプラスチックを有効利用をしながらの発電ではありますが火力発電であるには変わりはなく、二酸化炭素排出量だけで他社との比較を行うのは実態にそぐわないという見方もできます。

販売業種のバリエーション

販売業種
業種数 2業種
平均との差 0.57

全14業種※2のうち2業種への販売実績(2015年8月時点)をもつ同社は、新電力の平均3.5業種※3と比べて実績業種数は少なめです。実績のある業種は食料品およびその他となっています。

  • 1 1kWhの電力を作るにともなって排出した二酸化炭素の量。数字が少ないほど環境に優しい電力といえる。
  • 2 鉱業、食料品、繊維工業、パルプ・紙加工品、化学工業、石油製品・石炭製品、ゴム製品、窯業・土石製品、鉄鋼業、非鉄金属、機械器具、製造その他、鉄道業、その他の全14業種。
  • 3 2015年8月に供給実績のあった新電力の平均、最小1〜最大12業種まで幅がある。

SEウイングズの評価

以下では新電力他社との比較においてSEウイングズが際立っている点や強みと言える点を独自に評価しています。

廃プラスチックの有効利用をどうアピールし、長期経営につなげるのか?

燃料として廃プラスチックを再利用し、さらに燃料の調達もグループ内でできてしまうという同社は、資源循環社会の優等生とも言えます。しかし二酸化炭素排出量は石油と同等のため、果たしてこれを環境に優しい発電方法と言い切ることもできず、同社にとっては悩みどころなのかもしれません。

廃プラスチックは再利用や再生利用を優先項目としながら、それでも利用できない分においては同社のようにサーマルリサイクルしている現状があります。こうした利用方法への評価は賛否両論ですが、極論から言うとプラスチックの廃棄自体を減らすべきで、こうしたサーマル活用に頼らざるを得ない現状を変える努力は今後一層高まることも予想されます。

小売電気事業者への登録もすませて電力の販売には積極性を増す同社ではありますが、燃料となる廃プラスチックの調達も含めて長期的な経営をどのように計画するのかは、他社と異なる固有の課題とも言えます。

ご案内した評価は当サイトの調査・編集担当の独断による判断も一部に含まれている可能性があります。実際の体験談や口コミなどのご投稿も歓迎しております。こちらからご意見をお寄せください。

(株)SEウイングズ会社概要
所在地 供給区域 設立年 電力小売事業開始年 親会社
北海道 北海道 平成26年(2014年) 平成26年(2014年) サニックスエナジー(サニックスの子会社)

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