JXエネルギー

石油やガスの採掘、精製から販売までをグループ内で包括して行えるエネルギー大手としての総合力を生かし、「JXエネルギー株式会社」は新電力事業にも参入しています。このページでは同社の電力事業の現状と他社比較、今後の展望なども踏まえてご案内しています。

エネルギー大手としての総合力を生かした
JXエネルギーの新電力事業

前進である新日本石油が創立されてから126年(2015年現在)の歴史を持つ同社は石油元売として日本最大手の企業です。JXホールディングスの子会社の中でも中核である石油関連事業を担うJXエネルギーですが、石油や石炭だけでなく、エネルギーとしてはより次世代的な太陽光発電関連事業、水素エネルギー事業などにも進出しています。

電気・電力販売事業は2003年に開始し、東京電力と関西電力の管内で企業向けに電力を販売しています。燃料の採掘から精製まで自社内で行える利点は安定性と価格競争力として他社との差別化に貢献していると考えられます。

自社の発電設備は約150万kW

特に規模が大きいのは、東京ガスとともに出資した80万kW超の「川崎天然ガス発電株式会社」(JXエネルギーの保有率51%)や石油精製過程で出る石油コークスを燃料とする10万kWの「フロンティアエネルギー新潟」(JXエネルギーの保有率35%)などです。火力発電の中でも環境負担の少ない燃料を主要電源に使用していることは、電力の二酸化炭素係数の低減にも貢献しています。これらの他に全国で保有する発電所の出力合計は150万kWといいます。

電力小売り自由化後の強みは?

相当量の自家消費と卸売市場への販売が多くを占めており、新電力とはいえ実際の大口顧客への電力販売は自社電源全体の容量の中でも限定的なものです。一方で現在卸売に回している電力は、2016年の電力小売り自由化以降は積極的に販売に活用していく意向を示しています。家庭向け電力の小売事業への参入準備の段階である現在は発電所の新設、販売スキームの構築、顧客情報管理システムの開発などを進めています。ENEOSサービスステーション(ガソリンスタンド)や、ENEOSエネルギーサービス(灯油)、LPガスといった販売網を利用できる強みがあり、他エネルギー(ガソリン等)とのセット提供なども計画しているといいます。

他の新電力との比較が一目でわかる
数字で見る「JXエネルギー」

実績
供給量(販売量) 131,223MWh
シェア※1 4.93%(4位)
シェアの伸び率(直近3か月比) 99%
シェアの伸び率(昨年度比) 90%

掲載の情報は新電力JXエネルギーの2015年(平成27年)3月の情報です。現在のシェアは5%弱ですが低圧への小売により積極的な姿勢を示していることから、2016年以降はさらにシェアを拡大すると予想できます。

  • 1  新電力全体の供給量におけるシェアと順位

二酸化炭素排出係数は平均以下の好成績

環境評価
CO2排出係数※2 0.387kg-CO2/kWh
平均との差※3 0.80
既存の電力会社との差※4 0.66

石油企業ではありますが、実際販売する電力は石油を使用した火力発電のCO2排出係数を大幅に下回っています。これは先述の天然ガス等発電所の稼働に加えて再エネ発電設備の保有も寄与していると考えられます。

併せてグループ全体で再エネ発電所の開発も積極的に行っており、「土浜風力発電1号(2003年・1.5MW)」「柿の沢水力発電所(2010年、4.8MW)」「扇島風力発電所(2010年・2MW)」「川崎バイオマス発電所(2011年・31MW)」といった再エネ発電所の電力も同社を通して提供されます。

また発電された電力に環境価値は残らないものの、固定価格買取制度を利用したメガソーラーも複数開発しています。

  • 2  1kWhの電力を作るに伴って排出した二酸化炭素の量。数字が少ないほど環境に優しい電力といえる。
  • 3  月間2.5万MW以上を供給する新電力上位17社のCO2排出係数の平均との比較
  • 4  電力会社10社のCO2排出係数の平均との比較
JXエネルギー(株)会社概要
所在地 供給区域 事業開始年 親会社
東京都 東京、関西 平成15年(2003年) JXホールディングス株式会社
  • 2016年1月1日付で「JX日鉱日石エネルギー株式会社」から「JXエネルギー株式会社」に商号が変更されました。

カード払いでガソリン代が最大8円/ℓ割引
JXエネルギーがお届けする
「ENEOSでんき」

ENEOSでんき

オフィスビルや学校など法人向けへの電力供給実績10年以上もあるJXエネルギーは、家庭向けの電力供給も展開しています。供給エリアは東京電力管内です。基本的な料金体系は東京電力と同じですが、ENEOSカードの支払いでガソリン代が割引になる「ENEOSカード割引」と2年契約で割引がつく「にねんとく2割」のオプションがあります。

ENEOSでんきと東京電力(従量電灯B)の料金比較
(2016年8月時点)

ENEOSでんきの基本料金は東京電力の従量電灯Bと同じ料金設定になっていますが、3段階の従量料金(1kWhあたりの料金)に違いがあります。

基本料金
20A 30A 40A 50A
ENEOSでんき 561.60円 842.40円 1,123.20円 1,404.00円
東京電力 561.60円 842.40円 1,123.20円 1,404.00円
従量料金(1kWhあたりの料金)
1カ月の電気使用量
最初の120kWhまで 120~300kWhまで 300kWh超過
ENEOSでんき 20.76円 23.26円 25.75円
東京電力 19.52円 26.00円 30.02円

オプションメニュー

ENEOSカード割引

ENEOSカードで電気料金の支払いをENEOSカードにすると、通常の特典に加えガソリン・軽油・灯油代が1円/ℓ割引されます。(最大8円/ℓ引き)

にねんとく2

2年間の利用を契約するにねんとく割を申し込むと1kWhあたりが0.2円割引(3年目以降は0.3円割引)となります。

クレジットカード払いでポイント・マイルが貯まる

提携しているクレジットカードで毎月の電気料金を支払うと通常よりもお得にポイントやマイルを貯めることができます。自動引き落としになるので支払いを忘れることもなく便利です。

提携カード:「ANAカード」「ビューカード」「ティーエスキュービックカード」「レクサスカード」「エポスカード」「エムアイカード」

Tポイントが貯まる

ENEOSでんきと契約後、「お客さまページ」よりTポイントの利用手続きを行うと支払った電気代200円に対して1ポイントを貯めることができます。貯まったTポイントは全国の提携先で利用することが可能です。

世帯人数別の一般家庭の電気代平均額を参考に試算

平成27年(2015)世帯人数別の電気代
単身 67,188円
2人世帯 117,156円
3人世帯 135,552円
4人世帯 142,116円
5人世帯 164,376円
6人世帯以上 194,400円

総務省統計局の家計調査をまとめた世帯数別の電気代平均額を参考にENEOSでんきの料金プランを世帯人数別でシミュレーションし、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bの電気料金と比較しています。

料金プラン試算は、実際の使用状況によって電気代は異なってきますので目安としてご参考ください。

単身世帯の場合 ▼ (開く)

単身世帯の場合

現在の契約 ENEOSでんき
契約プラン 従量電灯B(20A) Aプラン+にねんとく2割(20A)
年間電気代 67,244円 65,080円(▲2,164円
年間電気使用量 2,686kWh
割引 なし にねんとく2
(1kWhあたりが0.2円割引)

比較的単身の世帯では契約料金プランの見直しや電力会社の変更でお得になることが少ない中で、ENEOSでんきへの乗り換えでは年間で2,164円安くすることができます。

単身世帯の月ごとの電気使用量の目安(kWh)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
255 253 223 198 198 186 229 291 254 207 194 198
2人世帯の場合 ▼ (開く)

2人世帯の場合

現在の契約 ENEOSでんき
契約プラン 従量電灯B(30A) Aプラン+にねんとく2割(30A)
年間電気代 117,192円 108,930円(▲8,262円
年間電気使用量 4,358kWh
割引 なし にねんとく2
(1kWhあたりが0.2円割引)

2人世帯の場合では現在より年間で8,262円お得になります。

2人世帯の月ごとの電気使用量の目安(kWh)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
461 434 388 323 314 284 348 445 391 318 310 342
3人世帯の場合 ▼ (開く)

3人世帯の場合

現在の契約 ENEOSでんき
契約プラン 従量電灯B(40A) Aプラン+にねんとく2割(40A)
年間電気代 135,627円 125,137円(▲10,490円
年間電気使用量 4,862kWh
割引 なし にねんとく2
(1kWhあたりが0.2円割引)

3人世帯の場合では、現在より年間で10,490円お得になります。また、アンペア数を30Aに下げることができればさらに年間で3,369円(合計13,859円)も電気代を抑えることができるので契約アンペア数の変更も検討してみてはいかがでしょうか。

3人世帯の月ごとの電気使用量(kWh)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
510 476 444 371 355 317 384 491 440 353 347 374
4人世帯の場合 ▼ (開く)

4人世帯の場合

現在の契約 ENEOSでんき
契約プラン 従量電灯B(40A) Aプラン+にねんとく2割(40A)
年間電気代 142,260円 130,784円(▲11,476円
年間電気使用量 5,083kWh
割引 なし にねんとく2
(1kWhあたりが0.2円割引)

4人世帯の場合では、現在より年間で11,476円お得になります。

4人世帯の月ごとの電気使用量(kWh)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
533 498 464 388 371 331 401 514 460 369 363 391
5人世帯の場合 ▼ (開く)

5人世帯の場合

現在の契約 ENEOSでんき
契約プラン 従量電灯B(50A) Aプラン+にねんとく2割(50A)
年間電気代 164,573円 150,277円(▲14,296円
年間電気使用量 5,714kWh
割引 なし にねんとく2
(1kWhあたりが0.2円割引)

5人世帯の場合では、現在より年間で14,296円お得になります。

5人世帯の月ごとの電気使用量(kWh)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
626 579 538 441 415 360 439 573 506 403 399 435
6人以上世帯の場合 ▼ (開く)

6人以上世帯の場合

現在の契約 ENEOSでんき
契約プラン 従量電灯B(50A) Aプラン+にねんとく2割(50A)
年間電気代 194,593円 175,827円(▲18,766円
年間電気使用量 6,714kWh
割引 なし にねんとく2
(1kWhあたりが0.2円割引)

6人以上世帯の場合では、現在より年間で18,766円お得になります。

6人以上世帯の月ごとの電気使用量(kWh)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
796 731 629 511 463 403 503 637 546 451 475 569

各世帯人数ごとの平均電気料金を参考にシュミレーションすると、すべてお得になる結果が出ています。しかし、結果は目安となりますのでENEOSでんきへの変更を検討する方は、ご自宅に届いている検針票を見ながら公式サイトの料金シミュレーターでご自身の電気料金と比較してみてください。

ここ数年の1世帯当たり電気使用量は減少してきているのですが、電気料金は徐々に上昇してきています。省エネ家電の使用、電気の使用量を抑えるなどの節電意識は必要ですが、「アンペア数を下げる」「料金プランの見直し」「電力会社の変更」は効果的に電気代を節約できる可能性がありますので、さまざまな特典やサービスのあるお得な電気料金プランのある新電力や大手電力会社の新しくなった料金プランをご検討ください。

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