床暖房付きエコキュート・24時間全館暖房の要点
床暖房機能付きエコキュートで24時間全館暖房(セントラルヒーティング)を実現すれば、ヒートショック防止や冷え性対策に効果大。床暖対応エコキュートは50〜90万円、断熱リフォームと合わせた光熱費は月1〜4万円の幅。断熱をきちんと確保した上で行うのが経済性の前提条件です。
24時間全館暖房(セントラルヒーティング)とは、風呂を含める住宅の全ての部屋を断続的に暖める方式の暖房システムです。暖房方法としては面を暖めるパネルヒーティング(ラジエーター)や床暖房と、空気を暖めるエアコン暖房の2種類が一般的です。パネルヒーティング・床暖房の熱源は電気で直接暖めるものと、不凍水を温めて管で送る方法があり、後者の方がエネルギー効率が良い場合が多いです。
今いる部屋だけ暖める暖房方式である局所暖房と比べるとエネルギーの消費量が増えるので、断熱をきちんと確保した上で行うことが推奨されます。
全館暖房は住宅の価値を大きく高めるだけでなく、慢性的な健康被害である冷え性や、命に関わるヒートショックのような問題を解消し、生活の質を向上させる大きな要素として考えられます。
セントラルヒーティングは、ヨーロッパでは標準仕様の国も多く、ドイツや北欧など特に冬の長い地域では住民の当然の権利として扱われます。ほとんどの住宅が局所暖房である日本から見ると「なんて勿体無い!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スウェーデン在住の筆者自身、日本から移住後冷え性が治り、特に冬場の生活の質の向上は目に見えるものだと感じています。スウェーデンに住んでいる日本人の方とお話しする機会があると頻繁に日本の住宅の寒さは話題に上がりますが、その言葉の裏に「勿体無い」というニュアンスを聞いたことは一度もありません。水道をひねれば水が出る生活から井戸に水を汲みに行く生活に戻るのが難しいのと同じように、セントラルヒーティングは住環境の確実な向上要素の一つとして捉えるのが、欧州の一般的な考えのようです。
さらに暖房の質の面でも、セントラルヒーティングには優れた機器が多い特徴が挙げられます。局所暖房は火を使うものも多く、一酸化炭素中毒や火事といった危険が伴いますが、温水パネル式の全館暖房は危険なガスや火を出さず安全なのはもちろん、熱すぎず心地よい温度でムラなく温められるので、心地よさが格段です。エアコンは局所・全館いずれの場合でも使われますが、全館暖房のシステムの場合床下エアコンも選べ、標準的な壁付けのエアコンと比べて足元が冷えにくいメリットがあります。
例えばスウェーデンで戸建ての場合、平均年間電気消費量が20,000kWh、そのうち15,000kWhは暖房費に使われているようです。日本の住宅の電力消費量は3人家族の月平均で約6,500kWh、電気代にして約14,500円なので、全館暖房仕様にした場合、3倍強の電気代約3-4万円/月を覚悟しておく必要がありそうです。
一方近年は、新築の製品では高断熱高気密の性能を高めた製品も出てきており、都心の狭小住宅の場合では年の消費電力量が5,000kWh前後、月の電気代は1-2万円程度で全館暖房が可能になった住宅製品もあります。リフォームの場合、断熱リフォームにどれだけお金をかけるかによって光熱費は上下すると考えられるので、実際の全館暖房の光熱費は月1-4万円の幅をもって、リフォームの指針にするのが良いかと思われます。
| 全館24時間暖房にかかる費用価格帯 | |
|---|---|
| 床暖房の価格 | ★〜★万円 |
| 床暖対応のエコキュートの価格 | 50〜90万円 |
| 断熱リフォームの価格 | 20〜500万円 |
24時間全館暖房にかかる金額は既存の住宅の設備状況によってリフォームが必要な箇所は変わってくるため幅があります。基本的には、1.家の断熱性を上げる、2.熱源を確保するの2ステップに分けられます。
家の断熱のリフォームは複雑でしっかり行おうとするとかなりの費用がかかりますが、住みながら手軽にできるものとしては内窓を付けたり、外壁を断熱塗装にしたりという方法が挙げられます。本格的に断熱効果を上げたい場合は壁の断熱層を増やすことが必要になりますが、リノベーションに際し部屋が使えなくなるだけでなく住スペースが狭くなるため、制約が大きくなります。
熱源の確保ですが、断熱性の高い住宅であれば既存のエアコンだけでもかなり快適な住環境が達成できる可能性がありますが、ヒートショックといった深刻な健康被害のリスクを大きく抑えるにはトイレや脱衣所、玄関など通常暖房設備がない箇所を中心に新規でパネルヒーターなどを導入し、部屋ごとの温度差を無くすことが求められます。他には床暖房は暖房の快適性が高いため、リビングルームなど家族が集まる場所に設置することで満足度も高まります。
全館暖房の設置はエコキュートの設置と内装リフォームの両方が関わるため、全般工事が可能な会社を探すのが手軽です。ただエコキュートの価格においては、オール電化に特化した業者に見合う見積もりを全般リフォーム業者が出すのは難しい場合もあるかもしれません。手間はかかるかもしれませんが、必要であればエコキュートと床暖設置を別々の業者に頼むことも考えてみるのもいいかもしれません。
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太陽光発電もエコキュートと同様、施工費よりも機器が高額です。パネルをできるだけ安く仕入れられるには一定規模の会社である必要があり、さらに期待寿命が20〜30年と長い太陽光発電は施工後のメンテナンス等も含め、高い信頼度が求められます。一括見積もりにはサービスの安定したグリエネをおすすめします。エコキュートや蓄電池も合わせて見積もることもできます。
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