マンションリフォーム費用相場|費用相場・工事期間・管理規約の注意点
マンションリフォームの要点
マンションリフォームの費用は現時点で、部分施工50〜200万円、水回り4点(キッチン+浴室+トイレ+洗面)200〜400万円、内装一新+水回り400〜800万円、70㎡スケルトンリノベーション800〜1,500万円が相場。戸建てより1〜2割安く仕上がる傾向(外壁・屋根・基礎工事が不要)。専有部分と共用部分の区分、床材の遮音等級(LL-40〜LL-45以上)、配管移動の制約、耐力壁の撤去不可、近隣への振動・騒音配慮が定番の留意点。管理組合への事前申請・承認が必須で、マンション対応実績のある業者選びが安心です。
マンションリフォームの費用相場
マンションリフォームの費用は工事範囲で大きく変わります。直近の費用相場は次の通り。
| 工事範囲 | 費用相場 | 工事期間 |
|---|---|---|
| 部分リフォーム(1箇所) | 50〜200万円 | 1〜2週間 |
| 水回り4点セット(キッチン+浴室+トイレ+洗面) | 200〜400万円 | 2〜3週間 |
| 内装一新+水回り | 400〜800万円 | 4〜6週間 |
| スケルトンリノベーション(70㎡) | 800〜1,500万円 | 2〜3か月 |
戸建てのフルリフォーム(1,000〜2,000万円)と比べると、マンションの方が1〜2割安く仕上がる傾向です。外壁・屋根・基礎の工事が不要なためです。詳細はマンション管理規約とリフォームの制約を参照ください。
マンションで工事できる範囲
マンションは専有部分と共用部分に分かれており、リフォーム可能な範囲が限られています。
| 区分 | 例 | リフォーム可否 |
|---|---|---|
| 専有部分 | 室内の壁紙・床材・キッチン・浴室・トイレ・間仕切り | 可能 |
| 専用使用部分 | バルコニー・玄関ドア(外側)・サッシ窓 | 制限あり |
| 共用部分 | 外壁・廊下・エレベーター・躯体(コンクリート)・配管の本管 | 個別工事不可 |
注意が必要なのは窓サッシ・玄関ドアの外側・バルコニー。これらは専有部分に見えて「共用部分」または「専用使用部分」に該当するため、個人では変更できないケースが多くなります。内窓の設置は専有部分のため可能です。
マンション特有の制約
1. 床材の遮音等級
マンションの床材は遮音等級LL-40またはLL-45以上と管理規約で定められていることが多くあります。フローリングへの張替えでは、遮音等級を満たす素材を選ぶ必要があり、通常の戸建て用フローリングは使えません。
2. 配管の移動制限
マンションの配管は床下スペースに収まっているため、キッチン・浴室・トイレの位置変更には床の高さが必要です。スラブ(床のコンクリート)から床仕上げまでの段差が小さい物件では、水回りの移動が困難なケースもあります。
3. 間取り変更の制限
耐力壁(躯体)の撤去は不可です。マンションでもラーメン構造なら間仕切り壁の撤去は可能ですが、壁式構造では間取り変更の自由度が大きく下がります。購入前・リフォーム検討前に構造種別の確認が必須。
4. 近隣への配慮
マンション工事は上下左右の住戸への振動・騒音が避けられません。管理規約で工事時間帯(平日9〜17時等)が制限されることが多く、事前挨拶と騒音説明が重要です。
管理組合への事前申請の流れ
マンションリフォームは管理組合への事前申請・承認が必須です。一般的な流れは次の通り。
リフォーム業者と概要を相談・見積取得
管理規約で工事可能な範囲を確認
管理組合の「工事申請書」を提出(図面・仕様書を添付)
管理組合の審査(1〜2週間)
承認後、工事着工
上下左右・同階の住戸に事前挨拶
工事完了後、管理組合に完了報告
管理組合によっては、工事内容の詳細提出・施工業者の資格確認・保険加入証明など、追加書類を求められるケースがあります。リフォーム業者にマンション対応の実績があるか確認しておくと、手続きがスムーズです。
マンションリフォームの定番プラン
水回り4点セット(200〜400万円)
キッチン・浴室・トイレ・洗面所を同時に交換するプラン。工事費の共通化で1〜2割コスト削減できます。20年以上経過したマンションでよく選ばれる王道プランです。
LDK一体化(150〜300万円)
リビング・ダイニング・キッチンを壁で区切った間取りを、一つの大空間にリフォームするプラン。間仕切り壁の撤去・キッチンの位置変更・床材の統一等で費用が変動します。
中古マンション購入+フルリノベ(物件+500〜1,500万円)
中古マンションを購入して自分好みにスケルトンリノベーションするプラン。新築マンションより1〜2割安く、こだわりを反映できます。物件購入・リノベーションをワンストップで提供する業者も増えています。リノべるのように物件探しから施工までを一貫対応する選択肢もあります。
リフォーム会社の一括見積もりサイト
マンションリフォームは管理規約対応・遮音等級・近隣配慮など戸建てとは異なる専門知識が必要です。リショップナビなら全国の事業者登録済み業者から複数社の無料見積もりを比較でき、マンション実績のある業者を選べます。
マンションリフォームの見積もりを比較する
マンションリフォームは「中古物件購入とセットでフルリノベを行うケース」と「居住中の分譲マンションを部分的にリフォームするケース」で、最適な業者の性質が異なります。物件購入と内装工事を一体型住宅ローンに組めば総支払額が抑えられる一方、現居マンションのキッチン交換や水回り更新だけなら一般的なリフォーム業者の方が短工期・低コストで対応できます。検討内容に応じた一括見積もりサイトを以下にまとめました。いずれも無料でご利用いただけます。
-
中古マンション購入+フルリノベを一体型住宅ローンで
リノべる。
中古マンション探しから設計・施工までワンストップで相談できるリノベーション専門会社。物件購入と内装工事をまとめてリフォーム一体型住宅ローン(変動0.4〜0.7%台)に組めるため、物件購入と工事を別々のローン(リフォームローン変動2〜3%台)にする場合と比べて総支払額が抑えられます。「中古マンションを買って自分好みの内装で住みたい」「築古マンションを買ってスケルトンから設計したい」家庭向きで、設計図面の作成・施工管理まで一社で完結します。
-
居住中の分譲マンションを部位別にリフォーム
リショップナビ
居住中の分譲マンションで、キッチン・浴室・トイレ・洗面所の交換や内装更新を検討する際の総合一括見積もりサイト。マンション特有の管理規約(遮音等級LL-40/LL-45・上下階への配慮工事日程・搬入経路)に慣れた加盟店から最大4社の相見積もりが取れます。管理組合への事前申請書類のサポートに対応する業者も揃います。物件購入を伴わず、住みながら部分的に更新したい場合はこちらが向きます。
部分修繕の選択肢
-
マンションの専有部内の小規模修繕(蛇口交換・襖張替え・網戸交換・カーテンレール取付など)を定額メニューで依頼できるサービス。フルリフォームせず部品単位で交換したい賃貸オーナー・分譲オーナーに向きます。共用部にあたる工事(玄関ドア外側・サッシ枠等)は管理組合の規約確認が必要です。
マンションリフォームのよくある質問(FAQ)
- マンションリフォームは戸建てより安いですか?
- 同等の内装リフォームなら1〜2割安い傾向です。外壁・屋根・基礎・庭の工事が不要で、足場も不要なためです。一方、配管移動や間取り変更は戸建てより費用が高くなるケースもあります。
- 築30年超のマンションでもリフォームする価値はありますか?
- RC造マンションの寿命は120年以上とも言われ、構造体に問題がなければリフォーム価値は十分あります。ただし配管・電気設備の老朽化には注意が必要。給水管は30〜40年で交換が必要、電気容量も足りない物件が多いため、リフォーム時に配管更新・電気容量アップを合わせて検討しましょう。
- マンションの水回りを自由に動かせないのはなぜですか?
- マンションの床はスラブ(コンクリート)が構造体で、その上の床下スペースに配管が通っています。スラブに穴を開けて配管を通すことは構造上できないため、水回りの移動は床下の配管経路に制約されます。移動距離が長くなると配管の勾配確保が困難になり、排水トラブルの原因にもなります。
- マンションの内窓設置には管理組合の承認が必要ですか?
- 内窓は専有部分の工事なので、多くのマンションで管理組合の承認は不要です。ただし管理規約で「窓回りの変更は申請必要」と定めている場合があるため、念のため管理組合に確認しましょう。内窓は住宅省エネ2026キャンペーンの先進的窓リノベ事業の補助金対象になります。
- 工事中は家に住み続けられますか?
- 部分リフォーム(1〜2週間)なら住みながら工事可能です。キッチン交換中は簡易コンロで対応、浴室工事中は銭湯利用、等の対応が必要。スケルトンリノベーション(2〜3か月)は家財をすべて出す必要があるため、仮住まい(月10〜20万円)が必要になります。
- マンションリフォームに補助金は使えますか?
- 住宅省エネ2026キャンペーンの3事業(みらいエコ住宅2026・先進的窓リノベ2026・給湯省エネ2026)はマンションも対象になります。特に窓リノベ事業は補助率が高く、内窓設置で実質負担を大きく抑えられるためマンション居住者に人気。事業者登録しているリフォーム会社経由での申請が必要です。

