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一般的なガス給湯器が10万円未満で購入できるのに対し、設置費用格安でも35万円程度はかかるエコキュートは高価な機器です。しかし高効率で湯を沸かせるエコキュートは、特にLPガス(プロパンガス)ご利用の家庭などではよりお得(元が取れる)な場合が多いと言えます。一方、都市ガスをお使いの場合はお得になる場合とそうではない場合があります。このページでは損をしない設備計画のための収支シミュレーションなどをご案内します。
メーカー(容量) | 価格相場 (定価) |
---|---|
三菱電機(370ℓ) | 35万円〜 (75万円) |
三菱電機(460ℓ) | 37.5万円〜 (80万円) |
三菱電機(550ℓ) | 40万円〜 (95万円) |
ご案内しているのはエコキュートの工事費込みの販売価格目安※です。普及が進んだガス給湯器は施工費込みでも10万円以下、高効率のエコジョーズで13~15万円程度で購入できるのに対し、エコキュートはガス給湯器の2~3倍もの初期費用がかかる計算になります。ちなみにエコキュートのメーカーは三菱電機、ダイキン、東芝、パナソニック、日立などがありますが三菱電機製の製品を特に安く取り扱う販売店が多い傾向があります。施工店によって各メーカーの値引き率が異なるため見積もりをいくつか比較検討してみるのが重要です。
給湯に関わる消費エネルギーは、全国的な世帯平均で年間13.6GJです。(家庭の消費エネルギー内訳等についてはこちらのページでご確認ください。)13.6GJをそれぞれガス、電気、灯油で得るとした場合、光熱費は以下の表のようになります。
給湯に関わる 光熱費(年額) |
|
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電気温水器 | ¥98,000 |
ガス給湯器(LPガス) | ¥81,600 |
ガス給湯器(都市ガス) | ¥50,300 |
石油給湯器 | ¥34,000 |
エコキュート | ¥37,000 (夜間電力で給湯) |
¥18,000 (FIT終了後の太陽光で給湯) |
1GJあたりの単価は灯油、都市ガス、LPガス、電気の順に高くなるので(参考)光熱費も石油給湯器(燃料は灯油)、ガス給湯器(都市ガス)、ガス給湯器(LPガス)、電気温水器の順に高くなります。
エコキュートも電気を使って給湯しますが、電熱ヒーターを使う電気温水器と比べて効率は2.5~3倍程度高くなるため※、光熱費は灯油に次いで安くなります。
さらに、現在太陽光発電をご利用のご家庭の場合、10年の固定価格買い取り期間が終わる時期に合わせてエコキュートをつければ石油給湯器に勝るランニングコストでお湯が沸かせる計算になります。
オール電化にした場合はガスの基本料金分(1,000~1,500円程度)が浮くので、電気のアンペア数を上げて基本料金が上がる分を考えたとしても年間10,000円程度の出費を抑えられる計算になります。
導入された給湯器全体のうち50%が壊れた時点でそれを平均寿命とみなす場合、ガス給湯器、電気温水器、石油温水器においては13〜14年と言うデータが報告されています。※このデータは2015年のものですが、エコキュートはと言うと本格的な普及が始まったのが2000年代半ばなので統計が取られた時点では十分なデータがありません。ただ、エコキュートは作りが若干複雑なため、故障の確率は少し高く見積もる方がいいと言われています。
シミュレーションする場合は、10年以内の故障の場合は修理・交換がしてもらえるような保証(大体3万円程度)をつける事を前提にするのが妥当と考えられます。また、交換の頻度も少し高めに見積もって、それでも採算が合うのであればエコキュートは確かにお得、と言い切ることができるのではないでしょうか。以下ではこれらを踏まえてガス給湯器との負担額比較を行なっていきます。
給湯器の設置費用、寿命と光熱費が確認できたところで、実際の負担額がどうなるのかを10年、40年の2種類のスパンで比較したものが以下の表です。10年スパンでは給湯器の買い替えはしないことを前提とした場合の総コスト(初期費用+光熱費)40年スパンではガス給湯器は1回買い替え、エコキュートは2回買い替えを行うとした場合の総コストをご案内しています。
10年間のコスト | ||
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ガス給湯器(都市ガス) | 693,000円 | |
ガス給湯器(LPガス) | 1,005,960円 | |
エコキュート | 750,000円 (夜間電力使用) |
550,000円 (太陽光FIT後に自家消費) |
40年間のコスト | ||
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ガス給湯器(都市ガス) | 2,588,000円 | |
ガス給湯器(LPガス) | 3,8400,00円 | |
エコキュート | 2,625,000円 |
1,825,000円 (太陽光FIT後に自家消費) |
単価が高いLPガスをお使いの地域ではオール電化・エコキュートに買い替えでお得になる可能性は非常に高いと言えます。ガス温水器をお使いの家庭はエコキュートだけならあまりお得にならないと言えますが、既に太陽光発電をつけている場合は10年の固定価格買い取り期間の満了時期に合わせてエコキュートの買い替えをすると、とてもお得で、さらにエコなお湯がつかえます。
さて、ここまででご案内したのはあくまで標準家庭のエネルギー使用状況を前提としたものです。エコキュートを実際に導入した方の口コミなどを見ていると、「エコキュートなのに電気代が下がらない」といった例もちらほら見受けられます。電気代が下がらない理由には以下のようなものが考えられます。
先ほどエコキュートの効率についてご案内した際に少し触れましたが、ヒートポンプの効率は冬場は下がります。その差はお住まいの地域の年間の気温推移にもよりますが、基本的に寒冷地域では効率が圧倒的に悪くなるため、設置を見送る例が多いです。
給湯器の使用状況は世帯人数によって大きく変わってきます。特に、共働きのご夫婦などでお子様がお生まれになった場合、幼児が一人増えるだけであっても生活スタイルの変化などにより使うお湯の量が1.5倍程度まで上がるような場合もあります。タンクの量を購入時に決めなければいけないエコキュートは、こうした世帯の変化に細かく調節して稼働させるのが苦手です。将来のことを考えて大きめの容量を購入すると世帯人数が少ないうちは余剰のお湯を温める分の電気代が余計にかかることになりますし、容量をぎりぎりで購入してしまうと利用人数が増えた時、昼間の焚き直しが増えて電気代を押し上げる原因となり得ます。
従来、エコキュート導入の主なメリットは安価な夜間電力を利用できる事が前提として成り立っていました。しかし多くの原発が休止し稼働再開の目途が立たない中、夜間の割引率を大幅に低減させたりといった措置を取る電力会社が増えています。導入する場合はお住いの地域の電気料金プランを確認してから行うのが賢明と言えます。
以下ではリフォーム関連の一括見積もりサイトとその特徴を一覧でご案内しています。
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太陽光発電もエコキュートと同様、施工費よりも機器が高額です。パネルをできるだけ安く仕入れられるには一定規模の会社である必要があり、さらに期待寿命が20〜30年と長い太陽光発電は施工後のメンテナンス等も含め、高い信頼度が求められます。一括見積もりにはサービスの安定したグリエネをおすすめします。エコキュートや蓄電池も合わせて見積もることもできます。
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