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工事範囲別の費用相場と業者選び|水回り・内装・外装・全面リフォームの早見表

リフォーム検討の要点

直近の実勢相場で、水回り単独はキッチン70〜200万円・浴室60〜200万円・トイレ15〜60万円・洗面所20〜80万円、外壁塗装60〜150万円、屋根60〜250万円、家全体のスケルトンリフォームで800〜2500万円 が目安です。リフォームは「マイナスをゼロへ」、リノベーションは「マイナスからプラスへ」と一般に区別されますが、法的な定義差はなく、業者は「何をしたいか」「予算」「実績」で選びます。住宅省エネ2026キャンペーン4事業(みらいエコ住宅2026・先進的窓リノベ2026・給湯省エネ2026・賃貸集合給湯省エネ2026)を組み合わせれば実質負担を抑えられます。

工事範囲別の費用相場早見表

リフォーム費用は「工事範囲」「既存設備の状態」「グレード」「地域」で大きく変動します。下表は直近の戸建30坪・標準仕様での実勢相場(リショップナビ・ホームプロ・ハウジングバザール等の主要見積もりサイトと建設物価調査会の集計)です。各行の工事名をクリックすると詳細ページへ移動できます。

水回りリフォーム

水回りリフォームの工事範囲別の費用相場と工期(2026年5月時点)
工事範囲 費用相場 工期 内訳のポイント
キッチン交換 70〜200万円 4〜10日 I型70万円〜・L型100万円〜・アイランド型150万円〜。配管・電気移設で加算
浴室(ユニットバス)交換 60〜200万円 4〜7日 在来工法からのUB化は土間打ち・解体で加算。1216→1620サイズで20〜40万円増
トイレ交換 15〜60万円 半日〜2日 便器のみ交換15万円〜。タンクレス+ウォシュレット一体型30万円〜。床壁内装込みで50万円〜
洗面所・洗面化粧台交換 20〜80万円 1〜3日 洗面化粧台のみ20万円〜。床壁内装+収納も含む全面リフォームで50〜80万円

内装リフォーム

内装リフォームの工事範囲別の費用相場と工期(2026年5月時点)
工事範囲 費用相場 工期 内訳のポイント
壁紙(クロス)張り替え 5〜60万円 1〜5日 6畳5〜15万円・LDK 15万円〜・家全体30〜60万円。下地補修で加算
フローリング・床材張り替え 10〜100万円 1〜7日 6畳10〜25万円・上貼り工法なら撤去費削減。無垢材は1.5〜2倍
間取り変更(壁撤去・新設) 30〜200万円 1〜4週間 非耐力壁の撤去30万円〜・耐力壁の撤去+補強100万円〜。配線移設で加算

外装リフォーム

外装リフォームの工事範囲別の費用相場と工期(2026年5月時点)
工事範囲 費用相場 工期 内訳のポイント
外壁塗装 60〜150万円 2〜4週間 30坪・シリコン塗装で80〜100万円が中央値。フッ素・無機塗料はさらに+30〜50万円
外壁張り替え・カバー工法 150〜400万円 2〜5週間 カバー工法(既存外壁の上に新規材)150万円〜・張り替え(撤去あり)200万円〜
屋根葺き替え・カバー工法 60〜250万円 1〜3週間 屋根塗装30〜80万円・カバー工法60〜150万円・葺き替え(撤去あり)100〜250万円
ベランダ・屋上防水 15〜60万円 1〜2週間 ウレタン防水・FRP防水・シート防水で工法と寿命が異なる

性能リフォーム

性能リフォームの工事範囲別の費用相場と工期(2026年5月時点)
工事範囲 費用相場 工期 内訳のポイント
断熱リフォーム(部分) 15〜150万円 半日〜1ヶ月 内窓設置1箇所6〜15万円・天井15〜35万円・床20〜40万円・家全体内窓60〜150万円
耐震補強 100〜300万円 2〜6週間 築40年超は耐震診断+補強100万円〜。基礎補強含むと200万円〜
バリアフリー(手すり・段差解消) 5〜80万円 半日〜1週間 手すり1本2〜5万円・段差解消5〜15万円・浴室一式30〜80万円。介護保険利用可

全面リフォーム

全面リフォームの工事範囲別の費用相場と工期(2026年5月時点)
工事範囲 費用相場 工期 内訳のポイント
全面リフォーム(スケルトン) 800〜2500万円 2〜6ヶ月 築40年戸建のスケルトンリフォーム。建て替えより2〜3割安い目安
部分リフォーム(水回り+内装) 300〜800万円 1〜3ヶ月 キッチン・浴室・トイレ+壁紙・床の組み合わせ。築20〜30年に多いパターン
  • 表中の費用は工事費・諸経費込みの実勢相場。グレード・既存設備の撤去要否・地域・付帯工事で上下します
  • マンションは管理規約で工事範囲・配管移設・床材グレードに制限があり、戸建てより費用と工期がかかるケースがあります
  • 築年数が進んだ住宅は隠れた劣化(柱の腐朽・シロアリ・配管漏れ)が見つかると追加工事費が発生します。現地調査時に躯体まで確認できる業者を選ぶと安全です

リフォームとリノベーションの違い

「リフォーム」と「リノベーション」は法律上の明確な定義がなく、業界内でも会社によって言い方が異なります。一般には以下のように区別されます。

リフォームとリノベーションの一般的な区別
項目 リフォーム リノベーション
目的 老朽化部分を新築の状態に戻す(マイナス→ゼロ) 間取り変更・性能向上で新たな価値を付加(マイナス→プラス)
工事規模 設備交換・部分改修が中心 スケルトン状態にして再構築する大規模工事
費用目安 数十万〜500万円 500〜2000万円
工期 数日〜数週間 2〜6ヶ月
向いている家 築15〜25年で水回り設備の更新・外装メンテナンスが目的 築30年以上で間取りや断熱性能から見直したい
向いている人 慣れた間取りで設備だけ新しくしたい・コストを抑えたい 中古物件を購入して自分好みに作り変えたい・性能を抜本改善したい

ただし「リフォーム会社だから大規模工事ができない」「リノベーション会社だから設備交換は受けない」ということはありません。会社の看板より、自社施工の実績・工事保証・建設業許可の有無で選ぶのが安全です。海外では「renovation」「remodeling」が改築工事全般を指す一般用語で、日本語の「リフォーム」は和製英語です。

築年数別の検討範囲と判断軸

築年数が進むほど劣化の蓄積が増え、リフォームの工事範囲も広がります。下表は典型的な検討タイミングの目安です。実際には立地・使い方・既存設備の状態でズレるため、現地調査の所見を優先します。

築年数別の典型的なリフォーム範囲と費用目安
築年数 典型的な工事範囲 費用目安 判断ポイント
築10〜15年 給湯器交換・壁紙・部分塗装・防水トップコート 20〜100万円 部品単位の予防整備で躯体劣化を遅らせる時期
築15〜20年 外壁塗装・屋根塗装・給湯器交換・水回り部分 100〜250万円 外装の塗膜が劣化し雨水侵入リスクが高まる時期
築20〜30年 水回り一式(キッチン・浴室・トイレ・洗面)+壁紙・床 300〜800万円 設備寿命が重なる時期。複数を同時施工で諸経費を抑えられる
築30〜40年 水回り+断熱+耐震+配管更新+屋根葺き替え 500〜1500万円 1981年以前の旧耐震基準なら耐震診断と補強が必須
築40〜50年 全面リフォーム(スケルトン)or 建て替え 800〜2500万円 構造躯体の状態と希望居住年数で判断。建て替えは2500万円〜
  • 1981年6月以降の建築確認は新耐震基準。それ以前の住宅は耐震診断(5〜20万円)を先に受けると判断材料が増えます
  • 築40年以上は全面リフォームと建て替えで費用が逆転するケースもあるため、両方の見積もりを取って比較するのが安全です

築40〜50年の判断は築40年・50年のリフォーム、リフォームと建て替えの分かれ目はリフォームと建て替えの判断、住宅の寿命と耐用年数は住宅の寿命と判断軸を参照してください。

住宅省エネ2026キャンペーンで実質負担を抑える

2026年度のリフォーム補助金は住宅省エネ2026キャンペーン(国土交通省・経済産業省・環境省の合同)の4事業が主軸です。工事範囲ごとに最適な事業を組み合わせて申請でき、同一工事に重複は不可ですが、異なる工事範囲なら4事業を同時併用できます。

リフォームで使える住宅省エネ2026キャンペーン4事業
事業名 1戸あたり上限 主な対象工事
みらいエコ住宅2026 40〜100万円/戸 断熱改修・エコ住宅設備・バリアフリー・子育て対応改修
先進的窓リノベ2026 100万円/戸 内窓設置・外窓交換・ガラス交換・玄関ドア改修
給湯省エネ2026 7〜17万円/台(機種別の定額補助) エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームの導入/買い替え
賃貸集合給湯省エネ2026 5〜10万円/台 賃貸住宅オーナー向け:エコジョーズ・エコフィール交換

申請は施主名義ですが、登録された住宅省エネ支援事業者(施工業者)が代行する仕組みです。見積もり時に「登録事業者か」「代行料が含まれているか」を確認しましょう。自治体の独自補助(都道府県・市区町村)も国の補助金と併用できるケースが多く、お住まいの自治体サイトで「(市区町村名)リフォーム 補助金」と検索すると追加の上乗せが見つかります。

リフォーム補助金の詳細(住宅省エネ2026キャンペーンと自治体補助金)

リフォーム業者選びの5つの判断軸

リフォーム業界は中小規模の工務店・専門業者・大手フランチャイズ・一括見積もりサイトの加盟店など多様な形態があります。同じ工事内容でも業者ごとに本体価格・付帯工事費・補助金代行・保証年数が異なり、合計で2〜3割の差が出ることも珍しくありません。比較時に確認したい判断軸を5つ整理します。

  1. 建設業許可番号と所属団体を確認する

    500万円以上の工事を請け負う業者は建設業許可番号(「○○知事許可(般-○○)第○○号」)が必須です。専門工事の業種区分(建築一式・内装仕上・塗装・大工等)も確認しましょう。住宅リフォーム事業者団体・住宅リフォーム推進協議会などへの所属は、業界基準の遵守を示す目安になります。

  2. 現地調査の丁寧さで見極める

    採寸・床下・天井裏・配管・電気容量まで確認する業者は信頼度が高い傾向です。図面とヒアリングだけで見積もりを出す業者は、追加工事費が後から発生するリスクが高くなります。築年数が進んだ住宅では特に重要です。

  3. 見積書の内訳の細かさを見る

    「リフォーム工事一式 ○○万円」と一括計上された見積書は要注意。本体価格・施工費・諸経費(廃材処分・養生・運搬)・補助金代行料が項目別に分解されている見積書を出す業者は、後から「想定外」の追加請求が発生しにくい傾向です。

  4. 施工保証とアフターサービスの体制

    工事保証は2〜10年で会社により幅があり、設備機器のメーカー保証とは別物です。リフォーム瑕疵保険(最大10年・1000万円)に加入できる業者なら、業者倒産後も補修費が補償されます。引き渡し後の定期点検(1年・3年・5年)の有無も確認しましょう。

  5. 住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者か

    断熱・窓・給湯器の工事で補助金を使う予定なら、国に登録された住宅省エネ支援事業者であることが必須です。みらいエコ住宅・先進的窓リノベ・給湯省エネはそれぞれ別の登録なので、複数事業を組み合わせる場合は両方の登録があるかを確認します。

業者選びの工程と相見積もりの取り方はリフォームの流れと手順、悪質訪問販売への注意はリフォーム一括見積もりの取り方を参照してください。

リフォーム一括見積もりサイトで複数社比較する

リフォームの総額は同じ工事内容でも業者によって20〜30%変わると言われます。工事範囲(水回り単独・全面・外壁塗装・オール電化)に応じた複数社の相見積もりで、本体価格・工事費・補助金活用提案・保証年数を比較するのが、後悔の少ないリフォームへの近道です。以下はリフォーム全般に対応する主要な一括見積もりサイトです。

住宅リフォームを一括見積もりで比較する

住宅リフォームは同じ工事内容でも、業者ごとに本体価格・付帯工事費・補助金申請サポート・保証年数が異なり、合計で20〜30%の差が出ることも珍しくありません。検討範囲(水回り単独・全面・外壁塗装・オール電化)に応じて、複数社から見積もりを取ると相場感をつかみながら比較しやすくなります。以下は住宅リフォームに対応する主要な一括見積もりサイトです。いずれも無料で利用できます。

  • 外壁塗装・屋根工事に特化した一括見積もり

    リショップナビ外壁塗装

    外壁塗装と屋根塗装に特化した一括見積もりサービス。塗料グレード(シリコン・フッ素・無機)の比較、付帯工事の内訳まで業者間で比較しやすい設計です。築15〜20年で外装の更新時期を迎えるご家庭に向いています。

    リショップナビ外壁塗装の見積もり

  • IH・エコキュート・オール電化リフォームに強い

    グリエネ オール電化

    エコキュート・IHクッキングヒーターへの切替やオール電化リフォームに特化した一括見積もりサイト。給湯省エネ事業の対象工事についても相談でき、世帯人数・既存設備の状態(ガス給湯器の年数・キッチンのタイプ)に合わせて業者をマッチングしてくれます。

    グリエネ オール電化の見積もり

  • 太陽光発電・蓄電池・エコキュートをまとめて見積もり

    グリエネ(太陽光・エコキュート)

    太陽光発電パネルやエコキュートのような高額機器は、大量仕入れができる専門業者から見積もりを取ると価格と保証の条件が比較しやすくなります。太陽光・蓄電池・エコキュートをまとめて1回で見積もりたい方や、自家消費型住宅への切替を検討中の方に向いています。

    グリエネで太陽光・エコキュートの見積もり

中古物件購入や小規模修繕は専門サイトの選択肢も

  • リノべる。

    中古物件探しからこだわり設計・施工までワンストップで依頼できるリノベーション専門会社。リフォームローンを低金利の住宅ローンに一本化できる点も特徴で、中古物件購入と一体でリノベを考えている方に向いています。

  • イエコマ

    網戸の張替え・蛇口交換・雨樋補修などの小規模修繕を定額メニューで依頼できるサービス。本格リフォームの前の現状確認や、部分メンテナンスを気軽に依頼したいときの選択肢になります。

リフォーム費用相場と業者選びのよくある質問(FAQ)

リフォームとリノベーションの違いは何ですか?
リフォームは老朽化した部分を新築の状態に戻す(マイナスからゼロへ)工事、リノベーションは間取り変更や性能向上で新たな価値を付け加える(マイナスからプラスへ)大規模工事を指すのが一般的です。法律上の明確な定義差はなく、リフォーム会社でも大規模改築は可能で、リノベーション会社でも設備交換は受けてもらえます。重視すべきは「何をしたいか」「予算」「実績」で業者を選ぶことです。
リフォーム費用の相場はどれくらいですか?
水回り単独で60〜200万円(キッチン70〜200万円・浴室60〜200万円・トイレ15〜60万円・洗面所20〜80万円)、外壁塗装60〜150万円、屋根葺き替え60〜250万円、家全体の本格スケルトンリフォームで800〜2500万円が直近の実勢相場です。築年数・既存設備の状態・選ぶグレード・地域で大きく変動するため、複数社の見積もりで確認するのが安全です。
リフォームに使える補助金は何がありますか?
住宅省エネ2026キャンペーン4事業(みらいエコ住宅2026・先進的窓リノベ2026・給湯省エネ2026・賃貸集合給湯省エネ2026)が主軸です。リフォーム工事範囲ごとに最適な事業を組み合わせて活用できます(窓は窓リノベ最大100万円、断熱や水回り設備はみらいエコ住宅40〜100万円、給湯器は給湯省エネ最大14万円)。自治体の上乗せ補助も併用可能です。
リフォーム業者はどう選べばいいですか?
①建設業許可番号と所属団体(建築リフォーム工事業者団体・住宅リフォーム事業者団体など)、②現地調査の丁寧さ、③見積書の内訳の細かさ(工種別・項目別に分解されているか)、④施工保証とアフターサービスの体制、⑤住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者か、の5点を見て選びます。最低でも2〜3社で同じ条件の見積もりを取り、本体価格・工事費・諸経費の内訳を比較するのが確実です。
築何年からリフォームを検討すべきですか?
築15〜20年で外壁塗装・給湯器交換、築20〜30年で水回り全面交換・壁紙張り替え、築30〜40年で断熱・耐震・配管更新を含む大規模改修が一般的な目安です。築40〜50年で全面リフォーム or 建て替えの判断ポイントになります。古い家ほど隠れた劣化(柱の腐朽・シロアリ・配管漏れ)のリスクがあるため、現地調査での躯体確認が重要です。

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