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浴室・お風呂リフォームの選び方|在来工法・ユニットバス・費用相場

浴室リフォームの要点

住宅の浴室は「在来工法」と「ユニットバス」に大別され、現状でどちらかにより選択肢が変わります。費用相場(工事費込み・直近)はユニットバス同規格交換で60〜200万円、在来工法からユニットバス化で80〜200万円、在来工法の部分補修で5〜30万円。同位置のユニットバス交換は工期3〜7日、在来工法からユニットバス化は1〜2週間が目安です。築古は配管・基礎の追加補修が発生しやすく予算に余裕を持たせると安全です。住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅2026事業)の高断熱浴槽・節湯水栓・バリアフリー改修で実質負担を抑えられます。

在来工法とユニットバスの違い

浴室はモルタル防水+タイル仕上げの「在来工法」と、工場で一体成型された「ユニットバス(システムバス)」に大別されます。リフォームの選択肢と費用は現状の浴室タイプで変わります。

在来工法とユニットバスの比較
項目 在来工法 ユニットバス(システムバス)
構造 基礎モルタル+タイル・木材で現場施工 工場で一体成型のパーツを現場で組み立て
サイズ・デザイン自由度 自由度が高い・タイル/石/木材で意匠性も高い 規格サイズ(0.75坪〜2坪)から選択
断熱・防水性能 単独では低い・断熱材追加で改善可能 標準で高断熱・防水性能を確保
工期 湿式工法で2〜3週間(モルタル養生が必要) 乾式工法で2〜7日(組み立てのみ)
2階以上の設置 難しい(防水構造の作り込みが大変) 容易(防水ユニット化されている)
お手入れ タイルの目地カビなど手入れ大 表面が滑らかでお手入れが楽
価格(新設・交換) 100万円〜(新設) 60〜200万円(交換)

国内住宅の浴室の大部分がユニットバス化されており、新築マンション・建売戸建ては基本的にユニットバスです。在来工法は古い戸建てに残っていることが多く、リフォームの判断は「現状の浴室タイプ」「希望する仕上がり(断熱性能 vs 意匠性)」「予算」で決まります。

浴室リフォームの3パターンと費用相場

浴室リフォームは現状と完成後の組み合わせで3つのパターンに分けられます。それぞれの費用相場(工事費込み・直近)は下表の通りです。

浴室リフォーム3パターンの費用相場(2026年5月時点)
パターン 費用相場 工期 特徴
在来→在来(部分補修) 5〜30万円 1〜5日 床シート上張り・断熱窓・浴室暖房・タイル補修
在来→在来(全面改修) 100〜250万円 2〜4週間 タイル張替え・浴槽交換・配管・基礎の全面更新
在来→ユニットバス 80〜200万円 1〜2週間 解体・基礎工事・ユニットバス本体組み立て・配管
在来→ハーフユニット 85〜200万円 2〜3週間 下半分はユニット・上半分はタイル/木材で意匠性確保
ユニット→ユニット(同サイズ) 60〜200万円 3〜7日 既存撤去・新規ユニット組み立て・配管接続
ユニット→ユニット(サイズアップ) 100〜250万円 1〜2週間 周辺壁の解体・床補強・基礎調整が加わる
  • 築20年超は配管・基礎の追加補修が見つかるケースが多く、+20〜50万円の追加工事費を予算に含めると安全です
  • マンションは管理規約・梁スラブ位置・防音床材の制約があり、戸建てより10〜20%費用が上がるケースがあります
  • 2階以上に設置する場合は床補強・防水処理で +10〜30万円が加算されることがあります

ユニットバスのサイズ規格と費用

ユニットバスは「内寸×内寸」を100mm単位で表す4桁規格(例:1616=1.6m×1.6m)が業界共通です。戸建ては1620・1717などゆとりサイズ、マンションは1216・1316・1418などコンパクトサイズが主流です。

ユニットバス主要サイズ規格と費用相場(2026年5月時点・工事費込み)
サイズ規格 内寸目安 坪数 費用相場
1216 1.2m × 1.6m 0.75坪 60〜100万円
1416 1.4m × 1.6m 1坪 80〜130万円
1616(標準) 1.6m × 1.6m 1坪 80〜150万円
1620 1.6m × 2.0m 1.25坪 100〜170万円
1717 1.7m × 1.7m 1.25坪 110〜180万円
1818 1.8m × 1.8m 1.5坪 120〜220万円

マンションの1216は0.75坪と最もコンパクトで、洗い場が狭い反面コストを抑えられます。戸建てで人気の1620(1.6m×2.0m)は浴槽を広く取れ、洗い場にも余裕があるサイズです。サイズアップは周辺壁の解体・床補強が必要なケースが多く、コストが大きくなる点に注意が必要です。

ユニットバスのサイズ規格と選び方の詳細

在来浴室をそのまま使う:部分補修の選択肢

タイル張りの在来浴室には意匠性の魅力がありながら、寒さ・お手入れ・段差などの課題もあります。総入れ替えではなく、必要な部分だけ補修する選択肢もあります。

在来浴室の部分補修・性能改善の工事内容と費用
解決したい課題 工事内容 費用目安
寒さ対策 床シート上張り・断熱窓化・浴室暖房追加 5〜30万円
タイル汚れ・破損 タイル補修・上から塗装・パネル貼り 5〜30万円
浴槽の汚れ・劣化 浴槽塗装・浴槽のみ交換 8〜30万円
シャワー・水栓 シャワー水栓追加・サーモスタット水栓へ交換 1〜10万円
給湯器・換気扇 給湯器交換・換気扇交換・浴室乾燥機追加 3〜30万円

在来浴室で多いのは寒さ対策で、シートタイプの床材と断熱窓を組み合わせると、5〜15万円から体感温度を改善できます。本格的に断熱したいなら、浴槽下に断熱材を充填する・発泡素材の壁パネルを上張りする方法もあります。詳細はタイル浴室の断熱リフォームを参照してください。

在来工法からユニットバス化のポイント

築古戸建てで多いのが「在来浴室からユニットバス」へのリフォームです。寒さ・お手入れ・バリアフリーの改善効果が大きく、住宅省エネ2026キャンペーン(高断熱浴槽・節湯水栓・段差解消)の補助金対象にもなりやすい工事です。

見積もりの内訳例(在来→ユニット・1616規格・中位グレード)

在来→ユニットバス化(120万円ケース)の見積もり内訳例
項目 費用
ユニットバス本体(メーカー定価の50%引き) 50〜60万円
解体・廃材処分 8〜12万円
取付工事費 8〜12万円
給排水・ガス工事 5〜10万円
電気工事(換気扇・照明) 5〜8万円
大工工事・基礎調整 6〜10万円
諸経費(現場管理・運搬) 8〜12万円

ユニットバス本体は実勢価格でメーカー定価の50〜70%引きで販売されるのが一般的です。本体価格だけで判断せず、施工費・諸経費の内訳まで業者間で比較するのが安全です。

追い炊きと保温浴槽の選択

在来浴室には追い炊き機能がついていない物件も多く、追い炊き対応にするには給湯器交換+配管工事で +15〜20万円かかります。一方、保温浴槽(LIXIL「サーモバスS」・Panasonic「保温浴槽」・TOTO「魔法びん浴槽」)は1.5〜2万円の追加で4時間後の湯温低下を約2.5℃に抑えられます。家族の入浴時間が分散する世帯では、追い炊きより保温浴槽+差し湯の組み合わせの方がコスト・光熱費とも有利なケースがあります。

主要ユニットバスメーカー

主要ユニットバスメーカーはLIXIL・TOTO・Panasonic・タカラスタンダード・トクラスが中心です。各社の得意領域は下表の通りです。

主要ユニットバスメーカーの特徴
メーカー 強み 代表シリーズ
LIXIL 価格と機能のバランス・サーモバスS・キレイドア リノビオV/リモア/スパージュ
TOTO 魔法びん浴槽・床ワイパー洗浄・ほっカラリ床 サザナ/シンラ
Panasonic 保温浴槽・スゴピカ素材・酸素美泡湯 オフローラ/Lクラス
タカラスタンダード ホーロー素材・2.5cm刻みの自由設計・耐震フレーム グランスパ/広ろ美ろ浴室/プレデンシア
トクラス 自社開発の人造大理石浴槽「スターク」 AXIY/every/VITAR

ユニットバスメーカーの詳細比較

浴室リフォームで使える補助金

住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅2026事業)で高断熱浴槽・節湯水栓・段差解消のバリアフリー改修が補助対象になります。窓のリノベーションや給湯器交換と組み合わせると、補助額を大きく取れます。

  • みらいエコ住宅2026(40〜100万円/戸):高断熱浴槽・節湯水栓・バリアフリー改修・子育て対応改修
  • 先進的窓リノベ2026(100万円/戸):浴室の内窓設置・浴室窓のガラス交換
  • 介護保険の住宅改修費(最大20万円・本人負担1〜3割):要介護認定を受けた方の手すり設置・段差解消・滑り防止床材

介護保険の住宅改修費は要介護認定を受けている方向けの制度で、住宅省エネ2026事業と併用できます。市区町村の地域包括支援センターで申請手順を相談できます。詳細はリフォーム補助金|住宅省エネ2026キャンペーンを参照してください。

業者選びと注意点

「工事費コミコミ30万円」のような広告価格は、最小サイズ・最低グレード・追加工事なしの限定条件であることが多いです。築古戸建ては配管・基礎の追加補修が出やすく、最終的に100万円超の見積もりになるケースもあります。

  • 2〜3社で同じメーカー・同じシリーズ・同じグレードを指定して相見積もりを取る
  • 本体価格・取付工事費・付帯工事費・廃材処分費の内訳を出してもらう
  • 「現地調査なしの即決見積もり」を避け、必ず床下・配管・基礎まで確認してもらう
  • 築古は基礎・配管の追加補修費の上限を契約時に書面で明示してもらう
  • 住宅省エネ2026事業の登録事業者(補助金代行可)であるかを確認する

浴室リフォームの一括見積もりサイト

浴室リフォームはユニットバスのメーカー・グレード・サイズで本体価格に大きな幅があり、解体/組立/給排水/電気工事も含めた総額で比較するのが基本です。複数業者の見積もりで本体価格と工事費の内訳を見比べると、適正価格と提案の柔軟性が確認できます。以下はリフォーム全般に対応する主要な一括見積もりサイトです。

キッチン・浴室・トイレ・洗面所の見積もりを比較する

水回りリフォームは設備本体グレード(普及型/中位/ハイエンド)と付帯工事範囲(給排水管延長・電気容量・換気ダクトの移設)の組み合わせで合計金額が大きく変わります。業者ごとに本体仕入れルートと標準工事の範囲が異なるため、同条件でも20〜30%の差が生じることがあります。複数社の相見積もりで条件を並べて比較するのが安心です。検討内容に応じて使い分けやすい見積もりサービスを以下にまとめました。いずれも無料でご利用いただけます。

  • IH・エコキュート・節湯水栓など電化系の水回り更新に

    グリエネ オール電化

    キッチンのガスコンロからIHクッキングヒーターへの切替・エコキュート設置・節湯水栓への交換など、オール電化と関連が深い水回り更新を一括見積もりで比較できます。給湯省エネ2026事業(エコキュート最大14万円/ハイブリッド最大17万円/エネファーム最大24万円・撤去加算込み)への対応も加盟販売店経由で相談可能。電力プランの見直しとセットで光熱費全体を最適化したい家庭に向く構成です。

    グリエネ オール電化の見積もり

部位別・状況別の専門サイトの選択肢

  • Kirei One(キレイワン)

    ユニットバス交換に特化した一括見積もりサービス。LIXIL・TOTO・Panasonic・タカラ・クリナップなどの主要メーカーのユニットバスを最大3社の地元工事店から見積もり比較できます。「浴室だけ先に交換したい」「他の水回りより浴室を優先」という方に向きます。先進的窓リノベ2026の浴室窓改修や、給湯省エネ2026のエコキュート同時設置にも対応します。

  • 水道救急センター

    蛇口の水漏れ・排水詰まり・トイレの水が止まらない等、緊急対応が必要な水回りトラブル向けのサービスです。全国24時間365日の駆けつけ対応で、現地調査・応急処置から本格修理までを一括で依頼できます。リフォーム計画前の応急処置・原因特定や、リフォームを待つ間の一時対応に使えます。

  • イエコマ

    蛇口・水栓・止水栓の交換、排水トラップの清掃、トイレタンク内部品の交換など、本格リフォームより一段下の小修繕を定額メニューで依頼できます。「水回り全部を変えるほどではないが、傷んでいる部品だけサクッと交換したい」という戸建てオーナー向きです。

浴室リフォームのよくある質問(FAQ)

浴室リフォームで補助金は使えますか?
住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅2026事業)で、高断熱浴槽・節湯水栓・段差解消のバリアフリー改修が補助対象になります。事業者登録しているリフォーム会社経由での申請が必要なため、見積もりの段階で「住宅省エネ支援事業者か」を確認してください。介護保険の住宅改修費(最大20万円・本人負担1〜3割)も要介護認定があれば併用できます。
「工事費コミコミ30万円」の広告は信じていいですか?
そのような価格は「最小サイズのユニットバス」「最低限のグレード」「解体・配管などの追加工事なし」と限定的な条件です。築年数が経っている住宅では基礎・配管・土台の腐食補修が必要になり、最終的に100万円以上の見積もりになるケースが少なくありません。広告価格に飛びつかず、現地調査を受けて2〜3社の相見積もりで実態を確認するのが安全です。
お風呂が使えない期間(工期)はどのくらいですか?
ユニットバスから新しいユニットバスへの同位置交換であれば、解体から完成まで3〜7日が一般的です。在来工法(タイルの浴室)からユニットバスへ変更する場合は基礎の左官工事・土台調整が必要なため1〜2週間。在来→在来の全面改修は湿式工法で2〜4週間と最も工期が長くなります。工事中はスポーツクラブのシャワーや銭湯の利用で対応するご家庭が多いです。
マンションの浴室リフォームで注意すべきことは?
マンションは管理規約で防音床材・上下階への騒音・配管の移設範囲が制約されることがあります。リフォーム前に管理組合への工事届と規約確認が必要です。梁・スラブ配管の位置でユニットバスのサイズアップが制約されたり、防水工事に追加の補強が必要になったりするケースもあるため、現地調査時に管理規約を業者と一緒に確認すると安心です。
追い炊きと保温浴槽、どちらがおすすめですか?
追い炊きは給湯器交換+配管工事で +15〜20万円かかります。一方、保温浴槽(LIXIL「サーモバスS」・Panasonic「保温浴槽」・TOTO「魔法びん浴槽」)は1.5〜2万円の追加で4時間後の湯温低下を約2.5℃に抑えられます。家族の入浴時間が分散するご家庭では、追い炊きより保温浴槽+差し湯の組み合わせの方がコスト・光熱費とも有利な場合が多いです。

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