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給湯器の交換
費用や光熱費を徹底比較

このページを30秒で要点説明

家庭用給湯器の平均的な寿命は13~14年というデータがありますが、利用方法や適切な設置場所を見直すことで耐用年数を伸ばせる可能性もあります。エコキュートやエコジョーズは市場に投入されてからの年月が浅く、従来式と同等の耐用年数が期待できるかどうかを知るにはまだ時間がかかりそうです。長く安心して使い続けられるよう有償の10年保証に入っておくことをおすすめします。

設置価格は従来式ガス給湯器(6.2万円~)、エコジョーズ(10.2万円~)、石油給湯器(12万円~)、電気給湯器(18万円~)、エコキュート(30.2万円~)の順に高くなり、ランニングコスト(光熱費)は3人家族の場合で年額、エコキュート(2.7万円~)、石油給湯器(約4.5万円)、エコジョーズ(5.6万円~)、ガス給湯器(6.4万円~)、電気給湯器(8万円~)の順に高くなります。総合して15年間の総コストを見た場合、石油給湯器が一番費用対効果が高いという結果になりますが、石油の入れ替えの手間などを考えると15年間で5万円程度しか変わらないエコキュートも良い選択と言えます。

もし太陽光発電を既に設置されている場合は、11年目以降、電力を自家消費することでエコキュートのランニングコストが半分以下にまで下がります。

給湯器がから水漏れ・お湯が出ない
給湯器の寿命・耐用年数は?

給湯器故障のサイン

  • 給湯温度が安定しない
  • お湯がぬるい、お湯自体が出ない
  • 稼働時に異音がする
  • 水漏れ(給湯器下の錆で気づくことも)
  • 排気口周りのすす汚れ(燃焼異常の可能性)

給湯器故障のサインはいくつかありますが、異常に気付いたらできるだけ早期に点検をする方がいいかもしれません。特に製造後10年以内の製品であれば保証内である可能性もあります。10年以降は修理を行うにしてもメーカーから部品の供給が無かったり、保証を使えないので修理代がかさむため、新調で対応される場合が多いです。

給湯器のメーカーは機器の耐用年数を10年としていますが、利用方法や設置環境によって8年で壊れたり、逆に27年使い続けられるご家庭があったりと寿命には差があります。以下の図は給湯機器のストック数の推計における残存数を示したものです。

購入後8年で84%、10年で72%、12年で59%、15年で37%、20年で10%とそれぞれなっています。残存数が50%になるところを寿命と考えるなら、13~14年が給湯器の寿命と言うことができます。ちなみにこれはガス給湯器におけるモデル数値ですが、電気温水器や石油温水器においても大体同じような傾向がみられたと言います。

8年以内に壊れてしまう可能性は16%となっていますが、すべての機器において8年以内に壊れる確率が必ず16%あると言うと語弊がありそうです。なぜなら寿命に関わるのはそもそもの機器の故障率以上に、設置環境や使用状況などによる摩耗の要素が大きいと考えられるからです。安くない出費を給湯器に割くからには、あわよくば20年以上の耐用年数を達成している10%のうちに入りたいところです。以下では給湯器を長持ちさせるためのポイントをご案内していきます。

  • 一般財団法人ベターリビング サステナブル居住研究センターの報告による(2015年)

製品の種類で変わる耐用年数

先ほど、給湯器の種類がガス、電気、灯油と変わっても残存数(≒耐用年数)があまり変わらないとご案内しましたが、いずれの給湯器でも機能が高度なものほど壊れやすいという意見が多く見られます。例として、排熱を回収しながら効率を高めたガス給湯器のエコジョーズや、ヒートポンプ技術を使うことで従来の3倍の効率を達成したというエコキュート、またフルオートのような高度な自動湯張り機能を搭載した給湯器が挙げられます。これらの機器は本格的な普及が始まった2000年代中頃から数えてまだ10年程度しか経っていないため十分なデータが集まっておらず、実際の耐用年数を従来型との比較で正確に推し量ることはまだ難しい状況です。ただ、口コミサイトなどに寄せられた体験談を見ていると、エコジョーズやエコキュートの寿命を8年程度と見ている方が多くいらっしゃいます。対してよりシンプルな旧式の給湯器は大体15~20年は持ち、長くて27年使ったという例も見つかります。

エコキュートなどが本当に寿命が短いのかどうかを決めるにはもう少し時間が必要と言える中、ランニングコストなどの面ではかなり有利となるこれらの機器を購入する際は、念のため10年の保証オプションを選ぶことをおすすめします。

設置環境で変わる耐用年数

特に外の雨がかかりやすい場所や湿気や埃のたまりやすい場所に設置されている場合、給湯器の全面に十分なスペースが確保されていない場合など(ガス給湯器の場合)は給湯器を傷めやすく、寿命を縮めやすいので注意が必要です。

使い方で変わる耐用年数

追い炊き機能が付いたもので入浴剤を使ったお湯を温め直すと配管を傷めて寿命を縮める可能性があります。できるだけ入浴剤を使わないか、追い炊きでなく高温差し湯で対応する方が無難です。また当然ですが、使用頻度が高い方が故障しやすくなると言えます。雪国の方が買い替えのスパンがより短いと言われるように、お湯の使用時間はもとより、出力が大きい状態を保つことによる摩耗は寿命に直接的に関係してくるようです。給湯器の出力(ガス給湯器の号数や石油給湯器のkWなど)を決める時は余裕を持って選択することをおすすめします。

給湯器の種類と選び方

以下では給湯器について参考にしたい比較データなどを使いながら、交換の際にはどれを選ぶべきか検証していきます。

家庭用の給湯器はどんな種類がある?
各給湯器のシェアと市場動向

家庭で使われる給湯器は、エネルギー源にガスを使うガス給湯器や風呂釜、電気を使う電気給湯器とエコキュート、灯油を使う石油給湯器、そして太陽熱を使う太陽熱温水器などがあります。以下ではそれぞれの導入メリット等をまとめています。

ガス給湯器 ガス
給湯器
ガス併用のお宅で、お湯の使用量があまり多くない方、初期費用を抑えたい方。
エコジョーズ ガス併用のお宅で、長期的な費用対効果を優先させたい方。
電気給湯器 電気
給湯器
エコキュートより初期費用が若干安いが、ランニングコストが非常に高いため実用的ではない。
エコキュート 既にオール電化仕様の家庭や、太陽光発電を設置しているご家庭には最適。
石油給湯器 石油
給湯器
寒冷地を中心に給湯に関わる消費エネルギーが多い地域などで、ランニングコストを抑えるのに適している。
太陽熱温水器 他の給湯機器をバックアップとして併用する必要はあるが、ランニングコストゼロで経済的メリットが大きいので、設置に適した屋根をお持ちならぜひ取り入れたい。

表を見るとそれぞれの給湯器で良いところ悪いところがあることが分かりますが、実際消費者はどの給湯器を選んでいるのか、シェア推移を見ながら確認していきます。

(千台)
給湯器の種類別シェア推移

図でご案内したシェアの近年(2010年以降)の傾向をまとめると以下の表のようになります。

温水器種類 シェア
(傾向)
ガス ガス給湯器 40%(→)
風呂釜 30%(↓)
温水暖房給湯器 8%(↑)
電気 電気給湯器 3%(↓)
エコキュート 10%(→)
石油給湯器 9%(↓)
太陽熱温水器 1%(↓)

長年給湯器市場はガスがメインで全体の80%弱のシェアを保っています。ガス系の給湯器の内訳を見ると風呂釜のシェアは年々下がり気味で、逆に暖房にも温水を使うより大容量の機器がシェアを伸ばしている傾向にあります。ガス風呂釜はイコールバランス釜と考えられていることが多いですが、室外に設置して、浴槽に溜めた水を焚くという種類のものも含まれます。

電気温水器は一定のシェアを保っていましたが、ヒートポンプ技術を使って劇的に効率を上げたエコキュートが2001年販売開始され、2006年あたりから販売数を伸ばし始めてからは徐々にエコキュートに取って代わられようとしています。エコキュートは順調に販売台数を伸ばしていった矢先、2011年の福島原発事故が起こって以来売り上げは横ばいで推移しています。これはほとんどの原発が稼働停止したことで、電力会社が夜間電力を安価に供給できなくなり、新規での夜間割引電力の提供を廃止したり、提供していても3割程度値上げしたりといった電力市場の動きが原因として考えられます。

ランニングコストが安い石油給湯器と、ランニングコストがゼロでお得な太陽熱温水器ですが、石油給湯器は灯油の交換という作業があったり、太陽熱温水器は天候次第で得られるお湯の量が変わったりと利便性の低さからかシェアは落ち込み気味です。

  • 主要住宅部品における近年の動向と分析(一般財団法人ベターリビング サステナブル居住研究センター)

必要な機能を見極める

給湯器を購入する際は熱源(ガス、電気、灯油)以外にその機能とスペックを選択することになります。以前購入した製品の同等品を購入するのもいいですが、購入後は10年同じものを使っていくことになるので、必要機能を考え直してみるのにも良い機会と言えます。

世帯人数 給湯器種類 スペック
1~2人 ガス 16号
灯油 3万キロ
電気 200ℓ
2~3人 ガス 24号(20号)
灯油 3万キロ(4万キロ)
電気 300ℓ
3~4人 ガス 24号
灯油 4万キロ
電気 370ℓ
4~5人 ガス 24号
灯油 4万キロ
電気 460ℓ
5人以上 ガス 24号
灯油 4万キロ
電気 550ℓ
湯張り機能 説明
給湯専用 追い炊きはできないが、自動湯張り機能が付けられる。追い炊きは高温差し湯で代用も可。機器代・工事費共に安い。
オート 追い炊き機能が使える。湯温が下がったら自動で追い炊きすることも可能。給湯専用に比べて2~10万円高くなる。
フルオート 追い炊き機能が使える。湯温が下がった時の自動追い炊きに加え、湯量が減った際のたし湯も自動で設定が可能。給湯専用に比べて4~12万円高くなる。
床暖房 給湯だけでなく、床暖房にもお湯を使う際に選ぶ。床暖房併用の中でも、追い炊きはオート・フルオートが選べる。
機能について詳しい説明を読む▼(開く)

スペック(号数など)の選び方

ガス給湯器は「〇号」という数値で性能を表します。家庭用のガス給湯器全体では5~28号の幅で製品展開がありますが、24号、(20号)、16号が一般的なご家庭で選ばれることが多いサイズと言えます。集合住宅などに13号が取り入れられた時代もあったようですが、先ほどもご案内したようにより小さなスペックで大きな出力で稼働し続けることによって給湯器の寿命を縮めかねないので、余裕を持たせた機器を導入するのが一般的になっています。24号は給水温度が低い冬場でも2箇所(シャワーとキッチンなど)でお湯が使え、子育て世帯では一般的なサイズと言えます。一人暮らしサイズの16号と比べて初期費用も1万円程度しか差が無いので、二人暮らしでも24号サイズを選ぶことが多いようです。20号は夏場なら2箇所利用ができるくらいのパワーが出ますが、冬場の外気温が低くなる程パワーが落ちるので、適当地域は限定的と言えます。

電気温水器などタンクにお湯を溜めておくタイプの給湯器は、使用量に合ったタンク量を選びます。一番大きいのは550ℓで5~7人の2世帯住宅などで利用する場合にこれを選びます。これより小さくなると460ℓ(4~5人家族)、370ℓ(3~4人家族)、300ℓ(2~3人家族)、さらに小さい200ℓや150ℓの用意もあります。タンク量が小さすぎると昼間の高い電気代で追い炊きをする必要が生じ、逆にタンクが大きすぎると使い切れない湯量を毎日沸かすことになるのでロスが大きくなるので、ガス給湯器と比べて電気給湯器のスペック選びは慎重に行う必要があります。

石油給湯器はキロワット(キロカロリー/時)で出力が示されます。4万キロ(46.5kW・40,000kcal/h)はガス給湯器で26.7号に相当するのでかなり出力が大きいと言えますが、雪国などで導入されることが多い石油給湯器は家庭用としてこの大きさが使われることも少なくないようです。2人世帯程度までなら一回り小さい3万キロ台(36kW・31,000kcal/h、20.7号相当)を選ぶことが多くなります。

湯張り機能の選び方
給湯専用/追い炊き/暖房

給湯器のお湯はキッチンなどでも使いますが、一番使用量が多いのはやはり浴室です。浴槽内に入れるお湯が一方方向の「給湯専用のガス給湯器」タイプはどのメーカーでも一番安価なタイプです。配管もシンプルなため施工費も安くおさえられます。使い勝手については、追い炊き機能は無いものの給湯専用でも自動でお湯はりができるリモコンが選べ、設定した温度の湯量が湯船にたまると水が自動で止まり、音声アナウンスが流れます。もちろん、こうした機能が必要ない場合はよりベーシックな温度設定だけがでるリモコンを選ぶことも可能です。近年は浴槽のお湯を温め直す際、高温の差し湯をした方がガス代がかかりにくいこともよく知られるようになりました。また先にもご案内したように入浴剤の入ったお湯で追い炊き機能を使うと配管を傷めます。こうした理由から、給湯専用は初期費用以上にリーズナブルな選択とも言えます。

追い炊き機能付きのガスふろ給湯器」はオートとフルオートの2つから選べます。オートは自動湯はり機能に加えて、湯温を一定に保てるよう自動で追い炊きをしてくれる機能が使えます。フルオートはオートの機能に加えて、湯量も自動で増やすことができる(足し湯機能)他、追い炊きの配管を自動洗浄してくれる機能も付いています。これらの機能は使わない場合はオフにすればガス代や水道代が節約できます。こうした機能はどれくらい使うか分からないけど、後悔してもすぐに取替えられないからとりあえず付けておく、というのも手です。

近年は給湯だけでなく「床暖房」などで温水を利用する家庭が増えてきました。利用するお湯の量が増えるため、出力の大きい暖房兼用の給湯器を選択します。給湯器に合わせて床暖房を新たに設置するとなると初期費用がかさんできますが、空気が乾燥しやすいエアコンや、局所的に温めるストーブに比べて面で温めるパネル式の暖房はより快適性が高い事が知られており、特にみんなが集まり多くの時間を過ごすリビングなどで取り入れるご家庭も増えているようです。(「住宅の快適な温度と湿度を理解する」放射温度、温度差の項を参照

各給湯器の初期費用と費用対効果を徹底比較

給湯器を選ぶ中でやはり気になるのが初期費用と光熱費、そしてそれを掛け合わせた際の費用対効果です。この項では各家庭でエネルギー使用状況が異なる中で、各環境で一番光熱費が安くなる給湯器について、検証していきます。従来型のガス給湯器と電気給湯器、エコ仕様のエコジョーズとエコキュート、そして寒冷地などで光熱費削減のために使われることが多い灯油給湯器のそれぞれの設置費用とランニングコスト、費用対効果をまとめて比較しています。

各給湯器の工事費込みの設置費用

はじめに各給湯器の設置費用を確認していきます。ご案内している表は5種類の給湯器を買い替える際にかかる初期費用の目安です。いずれも工事費込みの価格になっています。価格はそれぞれの機能・スペックにおいて一番安く購入できるモデルの相場を示したものですが、例えば室内用(FF方式)などのように特殊な設置環境に導入する機器などは機器代がより高くなります。

給湯器タイプ 1-2人世帯用 3-5人世帯用
給湯専用
ガス給湯器 6.2万円 7.5万円
エコジョーズ 10.2万円 11.0万円
石油給湯器 12.0万円 13.0万円
電気給湯器 18.0万円 18.8万円
エコキュート 30.2万円 32.6万円
太陽熱温水器 17万円~(150ℓ) 19万円~(200ℓ)
オート追い炊き
ガス給湯器 10.3万円 11.4万円
エコジョーズ 13.0万円 15.0万円
石油給湯器 16.3万円 16.8万円
電気給湯器 27.3万円 28.9万円
エコキュート 31.5万円 33.5万円
フルオート追い炊き
ガス給湯器 11.2万円 12.2万円
エコジョーズ 14.5万円 16.0万円
石油給湯器 17.7万円 18.2万円
電気給湯器 29.8万円 31.4万円
エコキュート 33.8万円 36.1万円

普及が進んだガス給湯器は値引き率も高く、メーカー価格から60~80%オフといった価格設定をよく見かけます。ガス給湯器は設置費用も3~5万円と安めなのも魅力で、初期費用を抑えたい場合に選ばれることが多いです。

同じガス給湯器でも効率を高めたエコジョーズは長期的なランニングコストを考えるとお得になる場合が多く、従来のガス給湯器に代わって選ばれることが増えています。近年では販売されたガス給湯器のうち1/4~1/5程度がエコジョーズとなっています。

石油給湯器はガス給湯器と比べて初期費用が少し上がりますが、ランニングコストが安いのが特徴です。寒冷地などお湯を温めるのにより多くのエネルギーが必要な地域などで取り入れられることが多いため、室内設置用の機種でも室外設置とほぼ同等の価格設定をしているのが特長的です。値引き率は40~60%の間で、施工費は4~5万円程度です。

電気温水器は値引き率が40~60%とガス給湯器と比べて低いのに加え、施工費が7~12万円とかさむため、他の給湯器と比べて初期費用がかなりかさみます。標準的な電気温水器とエコキュートの価格差は少ないので、給湯を電気で行うならエコキュートにするのがおすすめです。

太陽熱温水器はDIYで簡単にベランダなどに設置できる商品もあり、掲載は自身で設置をした場合の価格です。屋根上への設置やガス給湯器などへの連結を業者に頼むとなると5万円~数十万円の施工費がかかってきます。

各給湯器のランニングコスト

以下ではそれぞれの給湯器を使った場合の給湯に関わる年間の光熱費(ガス代、灯油代、電気代)を、世帯人数別にまとめたものです。寒冷地などの場合は同じ量のお湯を使うとしてもより多くのエネルギーを消費するため、世帯人数が一人分増やした部分の数値も合わせて参考していただくといいかもしれません。また、寒冷地ではエコキュートの効率は2/3程度まで下がる可能性があることも考慮する必要があります。

世帯人数
(給湯使用エネルギー量)
1人
(9GJ)
2人
(14GJ)
3人
(17GJ)
4人
(18GJ)
5人
(19GJ)
6人以上
(22GJ)
ガス給湯器 都市ガス ¥39,200 ¥52,800 ¥62,300 ¥63,900 ¥67,100 ¥75,700
プロパンガス ¥62,500 ¥79,900 ¥92,800 ¥94,600 ¥99,000 ¥113,500
エコジョーズ 都市ガス ¥34,300 ¥46,200 ¥54,500 ¥55,900 ¥58,700 ¥66,200
プロパンガス ¥54,700 ¥69,900 ¥81,200 ¥82,800 ¥86,600 ¥99,300
石油給湯器 ¥22,600 ¥35,100 ¥42,600 ¥45,100 ¥47,600 ¥55,200
電気給湯器 既にオール電化 ¥42,500 ¥64,200 ¥75,600 ¥80,000 ¥84,500 ¥97,800
現在はガス併用 ¥56,300 ¥85,600 ¥101,500 ¥107,500 ¥113,500 ¥131,400
エコキュート 既にオール電化 ¥14,200 ¥21,400 ¥25,200 ¥26,700 ¥28,200 ¥32,600
現在はガス併用 ¥18,800 ¥28,500 ¥33,800 ¥35,800 ¥37,800 ¥43,800
太陽光FIT11年目
以降に自家消費
ガスから買い替え
¥9,100 ¥13,700 ¥16,300 ¥17,200 ¥18,200 ¥21,100

ランニングコストはエコキュート、石油給湯器、エコジョーズ(都市ガス)、ガス給湯器(都市ガス)、電気給湯器という順に高くなることが比較表から読み取れます。

現在オール電化のご家庭は従来の割安な夜間電力を引き続き利用できるので、引き続きエコキュートの導入がお得になると考えられます。現在ガス併用でオール電化に切り替える場合はほとんどのご家庭が従量電灯をご利用だと考えられるので、新たに夜間割引が利用できるプランに切り替えることになりますが、いずれの電力会社も夜間割引プラン自体を廃止するか、設定単価を高くして提供しているため、新価格でどれくらい安くなるのかを確認してからの導入が必須です。ご案内しているのは東京電力のスマートライフプランにおける電気代です。

太陽光発電を既に設置している家庭で11年目以降に自家消費をすれば、年の給湯費が1万円代相当と非常に安くなります。*1

  • 各エネルギー源において1GJを作るための使用エネルギーは、都市ガス22.2㎥、プロパンガス(LPガス)9.92㎥、電気277.8kWh、灯油27.25ℓとして計算。
  • いずれも使用量に応じた単価に加えて、基本料金を全体の使用量で割った金額、また電気は再エネ賦課金も加えて、実質の支払金額に近い料金をご案内しています。
  • それぞれの単価は、都市ガス155~196円/㎥、プロパンガス(LPガス)520~700円/㎥、灯油92円、電気16~17円(既にオール電化の家庭)、21.5~22.5円(ガス併用からオール電化に切り替え)として計算。灯油以外は使用量が多くなるにつれて単価が安くなることを加味しています。
  • 1 太陽光発電の余剰電力は11年目以降の売電単価が約9円まで引き下げられます。自家消費分の電力単価を9円、太陽光発電でまかないきれない約10%の電力は29円で購入すると想定したランニングコストをご案内しています。

給湯器の費用対効果を徹底比較
一番お得な給湯器をシミュレーション

最後に各給湯設備において15年のスパンでかかるコストを比較しています。エコキュートとエコジョーズは寿命が短めではあるものの、延長保証費として初期費用を3万円多く出して、15年間同製品を使うこととします。それぞれオート追い炊き機能のついたものを導入する場合を想定します。エコキュートの価格は、従量電灯から新たに夜間割引プランを契約する場合の単価を想定しています。

15年間の総コスト ガス給湯器
(都市ガス)
エコジョーズ
(都市ガス)
エコジョーズ
(LPガス)
2人世帯 初期費用 10.3万円 16万円 16万円
光熱費 79万円 69万円 105万円
総計 89万円 85万円 121万円
3人世帯 初期費用 11.4万円 18万円 18万円
光熱費 93.5万円 82万円 122万円
総計 105万円 100万円 140万円
4人世帯 初期費用 11.4万円 18万円 18万円
光熱費 96万円 84万円 124万円
総計 107万円 102万円 142万円
15年間の総コスト エコキュート
/太陽光自家消費
石油給湯器 太陽熱温水器
+ガス給湯器
2人世帯 初期費用 34.5万円 16.5万円 23.2万円
光熱費 43万円/21万円 53万円 40万円
総計 77.5万円55.5万円 69.5万円 63.2万円
3人世帯 初期費用 36.5万円 17万円 25.2万円
光熱費 51万円/24.5万円 64万円 47万円
総計 87.5万円61万円 81万円 72.2万円
4人世帯 初期費用 36.5万円 17万円 25.2万円
光熱費 54万円/26万円 68万円 48万円
総計 90.5万円62.5万円 85万円 73.2万円

従来のガス給湯器と省エネ型エコジョーズのランニングコストの違いはさほど大きくはないということがシミュレーションの結果から分かります。現在都市ガス地域でガス給湯器をご利用の場合、エコキュートとの金額差が15年で10万円程度となっています。差があると言えばありますが、エコキュートに買い替えることで生じるデメリット(お湯切れや利用時間帯に気を使う)を考えると、これまでと同じ使い勝手を優先させるというのも一つです。

エコキュートは光熱費が少ないもののやはり初期費用が高く、費用対効果は石油給湯器の方が高いということが分かります。ただ設置11年目以降の太陽光発電の電力を自家消費して給湯に使えば、エコキュートは石油給湯器に比べても15年の総コストが20万円程度安くなります。

また参考に太陽熱温水器とガス給湯器(都市ガス)を併用する場合のランニングコストもご案内しています。参考設備はDIYで浴槽に直接お湯を落とすだけという簡易式のものを想定しています。キッチンやシャワーなどはバックアップ電源としてガス給湯器を利用しなければならないのでガス代はやはりかかってきますが半分程度まで安くなると考えられます。現在お使いのガス給湯器に合わせて併用するのもいいでしょう。

初期費用についてはいずれも施工費が一番安く済む場合の相場をご案内しています。お住まいの環境によって費用対効果にも誤差が出てくる可能性もあります。給湯器買い替えの際は一括見積などもご利用の上、安くて保証も充実した信頼の業者をお探しください。

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