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収納リフォームの費用と選び方
家の収納を増やす・整える方法を総合ガイド

収納リフォームの要点(2026年最新)

収納リフォームの総額は内容別で大きく異なり、壁面収納の設置で5〜30万円、パントリー新設で15〜80万円、ウォークインクローゼット新設で30〜150万円、間取り変更を伴う抜本的改修で80〜200万円が相場です。「片付かない家」の多くは収納量ではなく生活動線とのミスマッチが原因。増やす前にまず動線を見直すのが近道です。

「家族が増えてモノが溢れる」「クローゼットに入り切らない」「季節家電の置き場がない」——収納不足は戸建て・マンションを問わず最も多いリフォーム動機のひとつです。ただし、収納を闇雲に増やしても片付かないケースが多く、先に生活動線と持ち物量を見極めることが成功の条件になります。

本ページでは、収納リフォームの代表4タイプ(壁面収納の増設・WIC新設・パントリー新設・間取り変更)の費用感、既存空間を活用する工夫、増築を伴うケースの判断基準、使える補助金・税制までを総合的に整理します。各論は詳細ページ(ウォークインクローゼットパントリーシューズクローク)へご案内します。

収納リフォームのタイプ別費用
4つの代表パターンを比較

収納リフォームは「どこに・どれだけ・何を収めるか」で工法が大きく分かれます。まず全体像として4タイプの費用感を整理します。

タイプ 費用目安 工期 向いているケース
壁面収納の設置
(既製品・造作)
5〜30万円 半日〜2日 既存の壁面を使って収納量を増やしたい
パントリー新設 15〜80万円 2〜7日 キッチン周りの食品・日用品ストック
ウォークインクローゼット新設 30〜150万円 3〜14日 衣類・バッグ・季節物をまとめて収納
間取り変更を伴う抜本改修
(増築含む)
80〜200万円 2週間〜1ヶ月 家全体の収納設計をやり直したい

費用の幅は「既製品を置くだけか/造作で作り込むか」「既存空間か/増築か」で大きく変わります。ホームセンターの既製ラックを置くだけなら数万円、大工が寸法に合わせて作り付ける造作収納なら同じ場所でも10倍の費用になります。

「とにかく安く」を優先するとチグハグな収納が増えるだけで根本解決にならないことが多く、逆に「造作で完璧に」を目指すと100万円単位の出費になります。持ち物量と生活動線を棚卸しした上で、増やすべき場所と既製品で十分な場所を切り分けるのが費用対効果の良い進め方です。

収納を増やす主な方法
既存空間活用 vs 増築の判断

収納を増やす方法は「既存空間の中で工夫する」か「空間を足す(増築・間取り変更)」かで費用が1桁違います。判断の目安を整理します。

① 既存空間を活用する(5〜50万円)

まず検討すべきは、今ある空間の未利用ゾーンを収納化する方法です。代表的なのは以下。

  • 階段下収納の設置・拡張(10〜30万円)— 階段下のデッドスペースを引き出し式・開き戸式で収納化
  • 小屋裏・屋根裏収納(30〜80万円)— 天井高1.4m以下なら建築面積に含まれず固定資産税にも影響しない
  • 床下収納(5〜15万円)— 台所や和室の床下にスライド式の点検口兼用収納
  • デッドスペースの壁面収納化(10〜30万円)— 廊下・階段踊り場・TV裏などへの造作棚設置
  • ロフトベッド化(15〜40万円)— 子ども部屋の縦空間を寝床+収納として再配分

② 間取り変更で収納空間を生む(50〜150万円)

クローゼットをWIC化する、部屋の一部を仕切ってパントリーを作るなど、既存の間取りを組み替える方法。壁の撤去・新設が伴うため費用は中〜高額ですが、増築より安く、本格的な収納が手に入ります。

③ 増築する(150〜300万円〜)

収納のために部屋そのものを足すケース。延床面積が増えるため建築確認申請・固定資産税の見直しが必要です。既存建物の構造(木造・鉄骨・RC)と既存の建ぺい率・容積率の余裕がないと選択できません。

実際には①②の組み合わせで解決できるケースが8割。増築は最後の手段と位置づけ、まず既存空間の棚卸しから始めましょう。

収納リフォームの無料一括見積もり

収納リフォームは業者の提案力で仕上がりが大きく変わる領域です。寸法・金物・下地の作り方で使い勝手が数倍違ってきます。リショップナビなら加盟店の厳選業者から複数の提案を無料で比較でき、既製品設置か造作かの判断もプロに相談できます。

ウォークインクローゼット(WIC)の概要
衣類・バッグ・季節物を一括収納

ウォークインクローゼット(WIC)は、人が中に入って衣類を選べる大型の収納空間です。2〜4畳の広さで30〜150万円が相場。既存の1室をWIC化する、部屋の一部を仕切って作る、屋根裏を活用するなど工法は多彩です。

広さ 費用目安
2畳(約3.3㎡) 30〜60万円
3畳(約5.0㎡) 50〜100万円
4畳(約6.6㎡) 80〜150万円

WIC新設では通路幅60cm以上の確保・湿気対策・照明計画が成否を分けます。特に後付けの場合は、既存の窓・コンセント・エアコン配管の位置で取れる形状が決まってしまうことがあります。

パントリーの概要
食品・日用品ストックの専用収納

パントリーはキッチン周りに設ける食品庫。まとめ買いが増えた近年、後付けニーズが急増しているリフォームのひとつです。費用は15〜80万円で、設置場所・タイプによって幅があります。

タイプ 費用目安
壁面棚型
(0.5畳相当)
15〜30万円
ウォークイン型
(1〜2畳)
40〜80万円
冷蔵庫横スリム型 10〜25万円

パントリーは「何を・どれだけ・どのくらいの頻度で取り出すか」で最適サイズが決まります。毎日使う調味料までパントリー奥に入れると逆に不便になるため、ストック品と日常使いの分離が設計のポイントです。

玄関収納・シューズクローク
靴だけでなくベビーカー・傘・コートまで

玄関の収納不足も深刻で、靴・ベビーカー・アウトドア用品・コート・傘をまとめて収める「シューズクローク(SC)」の後付けニーズが増えています。費用は簡易的な下駄箱交換で5〜15万円、ウォークイン型シューズクローク新設で30〜80万円が目安です。

玄関収納は動線上、家族の「玄関で脱ぐもの・持ち出すもの」をすべて受け止める場所。子育て世帯ではベビーカー・ストライダー・園グッズまで加わるため、靴以外の収納量を正確に測ってから設計する必要があります。

リフォーム時の収納設計ポイント
生活動線とデッドスペース活用

収納リフォームで失敗するケースの多くは「収納量を増やしたのに片付かない」というもの。これは生活動線と収納場所のミスマッチで起きます。以下のポイントを押さえましょう。

1. 使う場所の近くに収納を作る

タオルは洗面所、掃除機はリビング近く、食品はキッチン横。当たり前に見えますが、旧来の家は収納が廊下や納戸に集中しているため、毎回取りに行く手間がムダを生んでいます。「使う場所」と「しまう場所」を一致させるのが最大のコツです。

2. デッドスペースを徹底的に洗い出す

階段下・天井付近・ドア上・洗面台下・床下・TV裏など、家には意外なデッドスペースが多く残っています。リフォーム前に現状の空間を写真で全て撮影し、未活用のゾーンをリストアップしてから業者に相談すると、大規模改修ではなく小規模な造作で済むケースが見つかります。

3. 可動棚で将来の変化に備える

子育て・介護・在宅勤務などライフステージで収納物は大きく変わります。固定棚で作り込むと10年後に使えなくなるので、ダボ穴式の可動棚で高さ調整できる設計にしておくのが後悔のない選択です。

4. 奥行きは用途に合わせる

本・衣類・調理家電・布団で必要な奥行きはそれぞれ違います。すべて60cmで統一すると本棚は手前がスカスカ、布団収納は足りないという事態に。本棚30cm・衣類60cm・布団90cmを基本に、しまうものを決めてから奥行きを決めましょう。

2026年の補助金と税制優遇
収納リフォーム単独では対象外だが合わせ技で活用可能

収納リフォーム単独で使える補助金は基本的にありませんが、省エネ改修・バリアフリー改修と組み合わせることで対象になるケースがあります。

制度 補助額/減税額 条件
住宅省エネ2026キャンペーン 最大40〜200万円 窓・断熱・給湯器の改修と同時施工で収納も一緒に
バリアフリーリフォーム減税
(所得税)
最大20万円 段差解消・手すり設置と合わせた収納高さ変更等
自治体独自のリフォーム助成 5〜30万円 自治体により対象範囲が異なる

重要なのは「収納だけのリフォーム」にせず、断熱・耐震・バリアフリーと同時に行うこと。大規模な間取り変更を伴う場合は同時施工で補助金対象の工事を組み込めるため、結果的に自己負担が軽くなります。詳しくは 住宅リフォーム補助金一覧 をご参照ください。

収納リフォームの相見積もりはこちら

収納リフォームは業者の提案次第で同じ空間でも収納量が倍以上変わります。リショップナビなら加盟店から複数の提案を無料で比較可能。既製品設置・造作・間取り変更を含む総合提案まで一度に見積もれます。

収納リフォームのよくある質問(FAQ)

Q. 収納リフォームの費用相場はいくらですか?

A. 内容によって幅が大きく、壁面収納の設置で5〜30万円、パントリー新設で15〜80万円、ウォークインクローゼット新設で30〜150万円、間取り変更を伴う抜本改修で80〜200万円が2026年相場です。既製品で済ませるか造作で作り込むか、既存空間の活用か増築かで費用が1桁違ってきます。

Q. 家の収納が少なくて困っています。まず何をすべき?

A. 収納を増やす前に、まず持ち物の棚卸しと生活動線の見直しをおすすめします。多くの家では「収納量は十分だが使う場所から遠い」ことが片付かない原因です。どの部屋で何を使い、どこにしまいたいかをリストアップしてから、足りない場所にピンポイントで増設するのが費用対効果の良い進め方です。

Q. 既製品の収納と造作収納、どちらが得ですか?

A. 空間の寸法が一般的なサイズ(クローゼット幅170cm等)なら既製品で十分で、費用は造作の1/3〜1/5。空間が変形している、壁と天井まで使い切りたい、意匠を統一したい場合は造作が合理的です。費用対効果では既製品が優勢、仕上がりの満足度では造作が優勢と覚えておくと選びやすいです。

Q. 増築せずに収納を増やす方法はありますか?

A. 多くあります。階段下・小屋裏・床下・廊下壁面・TV裏などのデッドスペース活用、既存クローゼットのWIC化、部屋の一部仕切りによるパントリー新設などで大半の収納不足は解決できます。既存空間の改修なら建築確認申請も不要で、費用も増築の1/3以下で済みます。

Q. ウォークインクローゼットとパントリーの違いは?

A. 用途と設置場所が異なります。WICは寝室や廊下に設ける衣類・バッグ・季節物用の収納、パントリーはキッチン周辺に設ける食品・日用品ストック用の収納です。形状(人が入れる・棚がある)は似ていますが、求められる棚板の奥行き・湿気対策・換気の仕様が違うので、用途を明確にしてから設計してください。

Q. 収納リフォームに補助金は使えますか?

A. 収納リフォーム単独では基本的に補助金対象になりません。ただし断熱改修・バリアフリー改修・省エネ改修と同時施工することで、住宅省エネ2026キャンペーン(最大40〜200万円)やバリアフリーリフォーム減税(最大20万円)の対象に組み込めます。間取り変更を伴う大規模リフォームなら、窓や断熱材の工事を同時に行うのがおすすめです。

収納リフォームと合わせて検討したい情報

収納リフォームは間取り変更・キッチンや玄関のリフォームと連動することが多く、あわせて検討するとトータルコストを抑えられます。

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