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リフォームと税金・確定申告|住宅ローン控除・リフォーム減税の活用

リフォーム税制優遇の要点

直近のリフォーム税制優遇は、①住宅ローン控除(年末残高の0.7%×10年・年最大21〜35万円)、②リフォーム減税(投資型・省エネ/バリアフリー/耐震/同居対応の4種類で各最大20〜25万円)、③贈与税非課税措置(住宅取得等資金で省エネ等住宅最大1,000万円)、④固定資産税減額(翌年度の3分の1〜2分の1)、⑤登録免許税軽減の5本柱。多くは併用可能で、1,000万円のリフォーム(省エネ+バリアフリー同時施工+ローン利用)で、住宅ローン控除70万円(リフォーム減税とは選択適用)+固定資産税減額3〜5万円+補助金60万円=合計約135万円の優遇効果に達するシミュレーションが成り立ちます。確定申告は初年度のみ必須で、増改築等工事証明書の発行可否が業者選定時の重要ポイントです。

リフォーム税制優遇の早見表

リフォーム関連の税制優遇は大きく5つのカテゴリに分かれます。併用可能なものも多いため、組み合わせて最大限活用しましょう。

リフォーム税制優遇の早見表
税制優遇 優遇額の目安 対象
住宅ローン控除 年最大21〜35万円 × 10年 ローンを組んだリフォーム全般
リフォーム減税(投資型) 最大20〜25万円×4種類 省エネ/バリアフリー/耐震/同居対応
贈与税非課税措置 最大1,000万円 親族からのリフォーム資金援助
固定資産税の減額 1年分の3分の1〜2分の1減額 省エネ/バリアフリー/耐震リフォーム
登録免許税の軽減 0.1〜0.3% 住宅ローンの抵当権設定

住宅ローン控除(リフォーム向け)

住宅ローン控除は年末のローン残高の0.7%を所得税から10年間控除する制度。リフォームでも一定条件を満たせば適用されます。

住宅ローン控除(リフォーム)の概要
項目 内容
控除率 年末残高の0.7%
控除期間 10年(新築・増改築)
借入限度額 3,000万円(一般)・5,000万円(認定住宅)
年間控除上限 21万円(一般)・35万円(認定住宅)
対象リフォーム 工事費100万円超・居住用住宅・償還期間10年以上のローン
主な要件 登記簿上の床面積50㎡以上・年間所得2,000万円以下

住宅ローン控除は初年度のみ確定申告が必須で、2年目以降は会社員なら年末調整で対応できます。

リフォーム減税(投資型)の4種類

特定の工事にはローンなしの投資型減税が適用されます。1回限りですがその年の所得税から直接控除される有利な制度です。

1. 省エネリフォーム減税

省エネリフォーム減税の概要
項目 内容
控除額 標準的な工事費用相当額の10%(最大25万円)
対象工事 窓の断熱改修(必須)+床・壁・天井断熱/太陽光発電
主な要件 工事費50万円超・省エネ基準を満たす

2. バリアフリーリフォーム減税

バリアフリーリフォーム減税の概要
項目 内容
控除額 標準的な工事費用相当額の10%(最大20万円)
対象者 50歳以上・要介護認定者・障害者・同居の親族(高齢者)
対象工事 手すり設置/段差解消/引戸変更/滑り止め/浴室・トイレ改修
主な要件 工事費50万円超

3. 耐震リフォーム減税

耐震リフォーム減税の概要
項目 内容
控除額 標準的な工事費用相当額の10%(最大25万円)
対象建築物 1981年5月31日以前の旧耐震基準で建てられた住宅
対象工事 現行の耐震基準に適合させる耐震補強工事

4. 同居対応リフォーム減税

同居対応リフォーム減税の概要
項目 内容
控除額 標準的な工事費用相当額の10%(最大25万円)
対象工事 キッチン/浴室/トイレ/玄関のいずれかを増設する工事
主な要件 工事費50万円超・多世帯同居に対応できる構造

同居対応リフォーム減税は二世帯住宅化リフォームで活用しやすく、登記の仕方や将来の相続税(小規模宅地等の特例)まで含めた設計が重要です。詳細は二世帯住宅3タイプ比較相続リフォームの判断もあわせて参照ください。

上記4種類は一部の組み合わせで併用可能です。たとえば省エネ+バリアフリー同時施工なら合計45万円の控除が受けられます。併用可否は工事内容で異なるため、業者や税務署に確認しましょう。

贈与税の非課税措置

親や祖父母からリフォーム資金の贈与を受ける場合、「住宅取得等資金の贈与税非課税措置」を活用すれば一定額まで非課税になります。

住宅取得等資金の贈与税非課税限度額(2026年)
住宅の性能 非課税限度額
省エネ等住宅(断熱等級5以上等の要件) 1,000万円
一般住宅 500万円
  • 受贈者の要件:18歳以上、受贈年の合計所得金額2,000万円以下、直系尊属(父母・祖父母)からの贈与
  • 住宅の要件:床面積50〜240㎡、中古住宅の場合は築年数等の要件あり
  • 申請タイミング:贈与を受けた翌年の確定申告(非課税でも申告必須)

固定資産税の減額

省エネ・バリアフリー・耐震の3種類のリフォームは、翌年度の固定資産税が減額されます。

リフォームによる固定資産税の減額
リフォーム種類 減額率 期間
省エネリフォーム 3分の1減額 翌年度1年分
バリアフリーリフォーム 3分の1減額 翌年度1年分
耐震リフォーム 2分の1減額 翌年度1年分
長期優良住宅化リフォーム 3分の2減額 翌年度1年分

減額を受けるには、工事完了後3か月以内に市町村に申告する必要があります。リフォーム業者が手続き代行に対応しているケースも多いので、相談してみましょう。

確定申告の必要書類

リフォーム減税を受けるには、翌年の確定申告(2月16日〜3月15日頃)で必要書類を提出します。

確定申告の必要書類
必要書類 入手先
確定申告書 税務署 or 国税庁HP
住宅借入金等特別控除額の計算明細書 税務署 or 国税庁HP
住民票 市町村
登記事項証明書 法務局
工事請負契約書(写し) リフォーム業者
増改築等工事証明書 リフォーム業者 or 建築士
住宅ローンの年末残高証明書 金融機関
源泉徴収票 勤務先
マイナンバーカード or 本人確認書類 本人

「増改築等工事証明書」は建築士もしくは一定の条件を満たすリフォーム会社が発行します。リフォーム業者選定時に「減税対応の証明書を発行できるか」を事前確認しましょう。

税制優遇をフル活用したシミュレーション

1,000万円のリフォーム(省エネ+バリアフリー同時施工+ローン利用)を例に、税制優遇の効果を試算します。

1,000万円リフォームの税制優遇シミュレーション
優遇制度 優遇額の目安
住宅ローン控除(10年分)
※リフォーム減税(投資型・最大45万円)とは選択適用
最大70万円(年7万円×10年)
省エネリフォーム減税 —(住宅ローン控除と選択)
バリアフリーリフォーム減税 —(住宅ローン控除と選択)
固定資産税減額(省エネ) 3〜5万円
補助金(住宅省エネ2026キャンペーン) 60万円
優遇額合計 約135万円

1,000万円の工事費に対して約135万円(約14%)の優遇効果。住宅ローン控除と投資型リフォーム減税(省エネ+バリアフリーで最大45万円)は併用できないため、ここでは控除額の大きい住宅ローン控除を選んだ前提です。補助金・固定資産税減額は税額控除と別枠で併用できます。

リフォーム会社の一括見積もりサイト

リフォームの税制優遇を最大限活用するには、増改築等工事証明書を発行できる業者を選ぶのが肝心。住宅ローン控除・リフォーム減税の対象工事に詳しく、確定申告に必要な書類を整えて引き渡してくれる業者を複数社で比較するのが安心です。以下はリフォーム全般に対応する主要な一括見積もりサイトです。

住宅リフォームを一括見積もりで比較する

住宅リフォームは同じ工事内容でも、業者ごとに本体価格・付帯工事費・補助金申請サポート・保証年数が異なり、合計で20〜30%の差が出ることも珍しくありません。検討範囲(水回り単独・全面・外壁塗装・オール電化)に応じて、複数社から見積もりを取ると相場感をつかみながら比較しやすくなります。以下は住宅リフォームに対応する主要な一括見積もりサイトです。いずれも無料で利用できます。

  • 外壁塗装・屋根工事に特化した一括見積もり

    リショップナビ外壁塗装

    外壁塗装と屋根塗装に特化した一括見積もりサービス。塗料グレード(シリコン・フッ素・無機)の比較、付帯工事の内訳まで業者間で比較しやすい設計です。築15〜20年で外装の更新時期を迎えるご家庭に向いています。

    リショップナビ外壁塗装の見積もり

  • IH・エコキュート・オール電化リフォームに強い

    グリエネ オール電化

    エコキュート・IHクッキングヒーターへの切替やオール電化リフォームに特化した一括見積もりサイト。給湯省エネ事業の対象工事についても相談でき、世帯人数・既存設備の状態(ガス給湯器の年数・キッチンのタイプ)に合わせて業者をマッチングしてくれます。

    グリエネ オール電化の見積もり

  • 太陽光発電・蓄電池・エコキュートをまとめて見積もり

    グリエネ(太陽光・エコキュート)

    太陽光発電パネルやエコキュートのような高額機器は、大量仕入れができる専門業者から見積もりを取ると価格と保証の条件が比較しやすくなります。太陽光・蓄電池・エコキュートをまとめて1回で見積もりたい方や、自家消費型住宅への切替を検討中の方に向いています。

    グリエネで太陽光・エコキュートの見積もり

中古物件購入や小規模修繕は専門サイトの選択肢も

  • リノべる。

    中古物件探しからこだわり設計・施工までワンストップで依頼できるリノベーション専門会社。リフォームローンを低金利の住宅ローンに一本化できる点も特徴で、中古物件購入と一体でリノベを考えている方に向いています。

  • イエコマ

    網戸の張替え・蛇口交換・雨樋補修などの小規模修繕を定額メニューで依頼できるサービス。本格リフォームの前の現状確認や、部分メンテナンスを気軽に依頼したいときの選択肢になります。

リフォーム税制のよくある質問(FAQ)

住宅ローン控除とリフォーム減税は併用できますか?
基本的には併用不可です。同一リフォームに対して住宅ローン控除とリフォーム減税(投資型)のどちらか一方を選ぶ必要があります。借入額が大きく返済期間が長い場合は住宅ローン控除、短期返済や一括払いならリフォーム減税が有利。業者や税理士にシミュレーションしてもらうと判断しやすくなります。
リフォーム減税は何年まで適用されますか?
制度ごとに適用期限が定められており、延長の扱いも変動します。最新の制度・期限は国税庁のサイトや税務署で確認するのが確実です。住宅ローン控除も時期によって控除率・限度額が改正されるため、契約・居住開始のタイミングで適用条件が変わる点に注意しましょう。
贈与税の非課税措置と暦年贈与(110万円)は併用できますか?
はい、併用可能です。省エネ等住宅の非課税限度1,000万円+暦年贈与110万円=1,110万円まで非課税で受贈できます。ただし非課税限度を超える贈与分は通常の贈与税が課税されるため、贈与額の設計は慎重に行いましょう。
確定申告は自分でできますか?
国税庁のe-Taxを使えば自宅で確定申告可能です。ただし初年度のリフォーム減税は書類が多く、業者から取得する「増改築等工事証明書」の内容理解も必要なため、初回は税務署の無料相談を活用するのがおすすめ。2年目以降は会社員なら年末調整で済むため、初年度の準備に時間をかける価値があります。
リフォーム業者は減税の手続きをサポートしてくれますか?
大手リフォーム会社や減税対応実績のある業者は証明書発行・申請書類作成に慣れているケースが多くあります。ただし確定申告自体は原則本人が行います。契約前に「減税対応の証明書発行の可否」を確認し、対応不可の業者は避けるのが安心です。
増改築等工事証明書はどこで発行してもらえますか?
建築士事務所、指定確認検査機関、登録住宅性能評価機関、住宅瑕疵担保責任保険法人などが発行できます。多くの大手リフォーム会社は社内の建築士が証明書を発行できる体制を持っていますが、小規模工務店だと外部の建築士に依頼するため発行が有料(数千〜数万円)になる場合があります。契約段階で費用と対応可否を確認しましょう。

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