リフォームローンの種類と比較|金利・審査・住宅ローン借換の判断
リフォームローンの要点
リフォーム借入は主に①無担保型リフォームローン(金利3〜5%・最長15年・上限500〜1,000万円)、②有担保型リフォームローン(金利1〜2.5%・最長35年・5,000万円〜)、③住宅ローン借換+リフォーム一体型(金利0.5〜1.5%・最長35年)の3択。500万円以下なら審査が早い無担保型、500万円超で長期返済なら借換一体型で総支払を大きく減らせます。借入額1,000万円・15年返済の試算で、無担保型と住宅ローン一体型の利息差は250万円以上。住宅ローン借換が有利になる3条件は「金利差1.0%以上」「残債500万円以上」「残り返済期間10年以上」。複数金融機関の一括比較で最有利の条件が見えてきます。
3種類のローンを比較
| 項目 | 無担保型リフォームローン | 有担保型リフォームローン | 住宅ローン借換一体型 |
|---|---|---|---|
| 金利 | 3〜5% | 1〜2.5% | 0.5〜1.5% |
| 借入上限 | 500〜1,000万円 | 5,000万円〜 | 住宅価値まで |
| 返済期間 | 最長15年 | 最長35年 | 最長35年 |
| 審査期間 | 1〜2週間 | 1〜2か月 | 1〜2か月 |
| 担保・保証 | 不要 | 不動産担保 | 住宅担保 |
| 諸費用 | 2〜5万円 | 10〜30万円 | 30〜80万円 |
| 適した借入額 | 100〜500万円 | 500〜2,000万円 | 500万円〜 |
金利が低いほど総支払額は下がりますが、諸費用も考慮する必要があります。500万円以下の短期返済なら無担保型、500万円以上の長期返済なら有担保型か住宅ローン借換一体型、という判断が基本です。
借入額別の総支払額シミュレーション
同じ借入額でも金利と期間で総支払額が大きく変わります。直近の金利相場でシミュレーションします。
300万円を借りた場合(10年返済)
| ローン種類 | 金利 | 月々返済 | 総支払額 | 利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 無担保型 | 4.0% | 3.04万円 | 364万円 | 64万円 |
| 有担保型 | 1.5% | 2.69万円 | 323万円 | 23万円 |
| 住宅ローン一体型 | 1.0% | 2.63万円 | 315万円 | 15万円 |
300万円・10年返済で、無担保型と住宅ローン一体型では利息総額に約50万円の差が出ます。
1,000万円を借りた場合(15年返済)
| ローン種類 | 金利 | 月々返済 | 総支払額 | 利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 無担保型 | 4.0% | 7.40万円 | 1,332万円 | 332万円 |
| 有担保型 | 1.5% | 6.20万円 | 1,116万円 | 116万円 |
| 住宅ローン一体型 | 1.0% | 5.98万円 | 1,077万円 | 77万円 |
1,000万円・15年返済では、無担保型と住宅ローン一体型で利息総額に250万円以上の差。借入額が大きくなるほど低金利ローンを選ぶ効果が顕著になります。
住宅ローン借換が有利になる3条件
既に住宅ローンがある方がリフォームする場合、借換で総支払額をさらに減らせる可能性があります。借換が有利になる条件は次の3つ。
| 条件 | 目安 |
|---|---|
| 借換前後の金利差 | 1.0%以上(差が大きいほど効果大) |
| 残債 | 500万円以上(諸費用を回収できる規模) |
| 残り返済期間 | 10年以上(期間が短いと効果が薄い) |
この3条件を満たせば、借換による利息削減効果が諸費用を上回ります。シミュレーションは住宅ローン一括比較サイトで無料で行えます。
審査通過のコツ
リフォームローン・住宅ローンの審査で確認される主なポイントは次の通り。
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返済負担率を適切に保つ
返済負担率(年間ローン返済額÷年収)は年収400万円未満なら30%以下、年収400万円以上なら35%以下が審査通過の目安。他ローン(自動車ローン・教育ローン等)も返済負担率に合算されるため、申込前に他ローンを整理しておくのが得策です。
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信用情報の健全性を保つ
過去5年以内のクレジットカード・携帯料金・公共料金の延滞は審査にマイナスです。延滞記録はCIC・JICCで自己開示請求(有料)できるため、心配な方は事前確認を行いましょう。
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頭金・自己資金を準備する
自己資金が多いほど審査に通りやすくなります。リフォーム費用の20〜30%を自己資金で用意できると、審査時の印象が良くなります。
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他社での借入状況を整理
複数のローンや高額のキャッシングがある場合、可能な限り整理しておきましょう。特にキャッシング枠(リボ払い等)は、利用していなくても審査時の借入可能額に計上されます。
ローン選びの進め方(8ステップ)
リフォームローンの選定は次の8ステップで進めるとスムーズです。
リフォーム総額を見積書で確定(業者との相見積もり後)
自己資金の上限を決める(生活費6か月分は残す)
補助金・贈与で充当可能な金額を試算
残り必要額が500万円以下 → 無担保型を検討
残り必要額が500万円超 → 有担保型 or 住宅ローン借換を検討
一括比較サイトで複数金融機関の金利を比較
事前審査(仮審査)を3社ほどに申請して比較
条件の良い1社で本審査申請
一括比較サイトを使えば、複数金融機関の金利を一度に比較でき、時間も手間も大幅に節約できます。
リフォーム会社の一括見積もりサイト
リフォームローンの選定は工事の見積総額が確定してからのほうが進めやすく、まず工事内容と価格を複数社で比較するのが先です。リフォーム会社の中には提携金融機関のローン手続きまでサポートできる業者もあるため、見積もり時にローン相談まで対応可能か確認すると効率的です。以下はリフォーム全般に対応する主要な一括見積もりサイトです。
住宅リフォームを一括見積もりで比較する
住宅リフォームは同じ工事内容でも、業者ごとに本体価格・付帯工事費・補助金申請サポート・保証年数が異なり、合計で20〜30%の差が出ることも珍しくありません。検討範囲(水回り単独・全面・外壁塗装・オール電化)に応じて、複数社から見積もりを取ると相場感をつかみながら比較しやすくなります。以下は住宅リフォームに対応する主要な一括見積もりサイトです。いずれも無料で利用できます。
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水回り・内装・全面リフォームを幅広く一括見積もり
リショップナビ
キッチン・浴室・トイレなどの水回りから内装・外装・全面リフォームまで、全国対応で最大4社の優良加盟店から相見積もりを取れます。電話ヒアリングで予算・工事内容・希望時期を伝えると要件に合う業者を選定してくれるため、業者選びに迷っている段階でも気軽に依頼できます。
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外壁塗装・屋根工事に特化した一括見積もり
リショップナビ外壁塗装
外壁塗装と屋根塗装に特化した一括見積もりサービス。塗料グレード(シリコン・フッ素・無機)の比較、付帯工事の内訳まで業者間で比較しやすい設計です。築15〜20年で外装の更新時期を迎えるご家庭に向いています。
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IH・エコキュート・オール電化リフォームに強い
グリエネ オール電化
エコキュート・IHクッキングヒーターへの切替やオール電化リフォームに特化した一括見積もりサイト。給湯省エネ事業の対象工事についても相談でき、世帯人数・既存設備の状態(ガス給湯器の年数・キッチンのタイプ)に合わせて業者をマッチングしてくれます。
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太陽光発電・蓄電池・エコキュートをまとめて見積もり
グリエネ(太陽光・エコキュート)
太陽光発電パネルやエコキュートのような高額機器は、大量仕入れができる専門業者から見積もりを取ると価格と保証の条件が比較しやすくなります。太陽光・蓄電池・エコキュートをまとめて1回で見積もりたい方や、自家消費型住宅への切替を検討中の方に向いています。
リフォームローンのよくある質問(FAQ)
- リフォームローンと住宅ローン、どちらを選ぶべきですか?
- 借入額・返済期間で判断します。500万円以下・10年以内の返済ならリフォームローンの方が諸費用が安く有利。500万円超・10年超の返済なら住宅ローン借換一体型の方が総支払額を抑えられます。既存の住宅ローンがある場合は借換で既存ローンの金利も下げられるため、特に有利になります。
- 審査に落ちた場合はどうすればいいですか?
- まず落ちた理由を明確化します。金融機関によっては詳細を教えてくれないため、信用情報の自己開示(CIC/JICC)で記録を確認。延滞等が原因なら6か月以上返済を整えてから再申請、返済負担率が原因なら他ローンを整理します。銀行系に落ちても信販系(JACCS等)・ノンバンクなら通過する場合もあります。
- 金利は固定と変動、どちらがいいですか?
- 短期(10年以下)なら変動金利、長期(15年以上)なら固定金利が基本です。現時点の金利上昇局面では、金利が上がってもリスクに耐えられる返済計画が望ましいため、長期返済の場合は固定を選ぶ方が安心感があります。
- リフォームローンは団体信用生命保険(団信)に入れますか?
- 住宅ローン借換一体型なら団信加入が必須(無料)です。無担保型のリフォームローンは商品により任意加入で、保険料は金利に0.1〜0.3%程度上乗せされます。万が一の際に家族への返済負担を残したくないなら、団信付きを選ぶのが安心です。
- ローン実行のタイミングは工事前?工事後?
- 工事着工前の事前審査を経て、工事完了後に実行が一般的です。ただし着手金・中間金が必要な工事では、分割実行に対応できる金融機関を選ぶ必要があります。業者と金融機関の双方に事前確認して、支払い条件とローン実行タイミングを合わせましょう。
- 諸費用込みで借入額を増やせますか?
- 多くのリフォームローンと住宅ローンで「諸費用も含めて借入」が可能です(フルローン・諸費用ローン)。手元の自己資金を温存できるメリットがある反面、借入額が増えるため返済負担も大きくなります。生活防衛資金は手元に残しつつ、必要に応じて諸費用ローンを使う、というバランスが現実的です。




