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夜間電気料金プラン比較|オール電化・EV充電・蓄電池運用の選び方

このページの要点

夜間電気料金プランは、オール電化・EV充電・蓄電池との組み合わせで真価を発揮します。大手電力5社のオール電化向けプラン(スマートライフS/はぴeタイム-R等)と、2023年以降拡充されたEV所有者向けの深夜充電プランが主力です。昼夜の単価差は2倍以上のケースが多く、生活リズム次第で年間2〜4万円の節約が見込めます。一方、月250kWh以下の少使用世帯や日中在宅中心の家庭は、昼間単価の割高分でかえって高くなるケースもあるため、自家の使用時間帯をスマートメーターのデータで確認してから判断するのがおすすめです。

夜間(23時〜翌7時などの時間帯)の電力需要は昼間より少ないため、電力会社は夜間単価を割安にする代わりに昼間単価を割高にする時間帯別プランを提供しています。大手電力のオール電化向けプランとEV所有者向けの深夜充電プランが主力で、エコキュート・蓄電池・EV充電・蓄熱式床暖房との組み合わせで経済性が大きく変わります。本ページでは現行プランの単価比較、向く家庭の判断軸、活用機器、太陽光との併用までをご案内します。

大手電力の夜間・時間帯別プラン

大手電力5社の現行オール電化向けプランを単価ベースで整理しました。単価は2025年後半の目安で、燃料費調整額・再エネ賦課金は別途加算されます。最新料金は各社公式サイトでもご確認ください。

大手電力のオール電化向け時間帯別プラン(家庭向け代表値)
電力会社 プラン名 夜間時間帯 夜間単価 昼間単価
東京電力EP スマートライフS 深夜1時〜翌朝6時 27円台/kWh 36円台/kWh
関西電力 はぴeタイム-R 23時〜翌7時 15円台/kWh 28〜33円/kWh
中部電力
ミライズ
スマートライフプラン 22時〜翌8時 16円台/kWh 28〜38円/kWh
九州電力 電化でナイト・セレクト 22時〜翌8時 13円台/kWh 22〜29円/kWh
北海道電力 eタイム3プラス 22時〜翌8時 17円台/kWh 40〜48円/kWh
  • 単価は2025年後半の目安です。燃料費調整額・再エネ賦課金は別途加算されます。最新料金は各社公式サイトでもご確認ください。
  • オール電化契約が条件の場合があります(IH・電気温水器等の電化設備の設置が必要)。

オール電化専用プランの特徴

『はぴeタイム-R』『スマートライフS』『電化でナイト・セレクト』などのオール電化プランは、夜間単価が従量電灯より大幅に安い代わりに昼間単価が割高な構造です。エコキュート(深夜に湯を沸かす)・蓄熱式床暖房・蓄電池(深夜に充電)を持つ家庭で真価を発揮します。

オール電化プランで効果を最大化する条件

  • エコキュート導入家庭は夜間8時間で1日の給湯分をまかなうため、消費の7〜8割が夜間に集中
  • 昼間は在宅比率を抑え、日中の電力消費を最小化すると最もお得
  • 近年は日中の単価も『平日昼』『休日昼』でさらに細分化されたプランも登場

EV充電向けの深夜プラン

電気自動車(EV)の家庭充電向けに、深夜0時〜翌朝6時などの深夜帯をさらに割安にするプランが2023年以降拡充されています。EVの年間走行距離・充電回数次第で、通常プランより年間2〜5万円下がるケースもあります。

EV所有者向けの深夜充電プラン例
プラン 提供者 特徴
ZESP3 日産自動車 日産EV購入者限定。公共充電併用型
EVプラン 出光興産 深夜1時〜5時が特別安値
Looopでんき EV Looop 市場連動型。昼間太陽光余剰時が安い
基本電力プラン+EV用深夜枠 各大手電力 スマートライフS系で対応可能

EVを所有・購入予定の家庭は、V2H導入の選び方と組み合わせて検討すると、停電時のバックアップ電源としても活用できます。

夜間プランが向く家庭・向かない家庭

夜間プランは『夜間消費の割合が多い』『使用量が多い』『夜型生活』の3条件で経済性が高まります。月250kWh以下の少使用世帯や日中在宅中心の家庭は、昼間単価の割高分でかえって高くなるケースが多いため要注意です。

夜間プランの向く家庭・向かない家庭の判断軸
判断軸 向く家庭 向かない家庭
世帯構成 オール電化・EV所有・蓄電池あり 日中在宅・テレワーク中心
使用量 月500kWh以上 月250kWh以下
生活リズム 夜型・共働き 昼型・在宅主婦/主夫
夜間消費割合 40%以上 20%以下

自家の使用量・使用時間帯はスマートメーターの30分計量データ(電力会社マイページ・アプリ)で確認できます。判断に迷う場合は、現在のプランで1年間の使用パターンを把握してから切替を検討するのがおすすめです。

夜間電力を活用する機器

夜間電力の割安さを最大限活かすには、深夜に運転する電化機器を組み合わせるのが効果的です。代表的な4機器を整理します。

夜間電力と組み合わせる主要機器
機器 役割と特徴
エコキュート(ヒートポンプ式電気温水器) 深夜電力で湯を沸かして貯めておく給湯器。従来型電気温水器の約1/3の消費電力で済み、オール電化の主力機器。給湯省エネ事業・自治体補助で10万円以上の支援を受けられるケースが多い
家庭用蓄電池 深夜の安い電力を充電し、日中の高い時間帯に放電する運用で電気代を削減。蓄電池の比較サイトで容量別の価格レンジをご確認いただけます
EV/PHEV+V2H 夜間充電が基本となるEV所有者は深夜帯の安い電力で走行エネルギーを確保。ガソリン車比で1kmあたり燃料費が1/3〜1/4。V2Hと組み合わせれば停電時のバックアップ電源にも
蓄熱式床暖房 深夜電力で蓄熱材を温めて日中に放熱する床暖房。断熱性能の高い住宅との組み合わせが前提で、新築・大規模改修のタイミングでの検討が現実的

太陽光+夜間プランのハイブリッド運用

屋根に太陽光発電があるなら、『昼は自家消費+売電』『夜は安い夜間電力で蓄電池を追加充電』というハイブリッド運用が成立します。屋根が大きく太陽光を十分載せられる住宅なら、昼間単価の割高分を太陽光自家消費で相殺できるため、夜間プランのデメリットが消えます。

  1. 昼間:太陽光で自家消費。余剰は売電または蓄電池に充電します。
  2. 夜間:安い夜間電力で蓄電池を追加充電します。
  3. 翌朝:蓄電池で朝の電力消費をカバーし、買電を最小化します。

卒FIT世帯は売電単価8〜10円/kWhと夜間単価15〜27円/kWhを比較して、自家消費を優先するのが経済的に有利です。詳細は卒FIT 電気プランでご確認いただけます。

オール電化への切替を検討中の方へ

夜間プランの効果を最大化するには、エコキュート・IH・蓄熱式機器などの電化設備の導入が前提になります。給湯器の交換時期(10〜15年)に合わせて検討すると機器一括導入で工事費が抑えられ、4人世帯で月5,000円前後・年6万円規模の光熱費削減事例もあります。各家庭の住宅条件・既設機器・予算に合わせた施工プランは、無料で複数社から見積もれるサービスをご活用ください。

オール電化リフォームの相談先

家庭の条件によって最適な機器構成(エコキュート単独/IH+床暖房/蓄電池併用)が変わります。専門サービスから無料で複数社の見積を取り寄せて、家計に合うプランを比較するのが現実的です。

  • オール電化の一括見積もり

    グリエネ オール電化

    オール電化リフォーム専門の一括見積サービス。地域で対応可能な施工店から無料で見積を取り寄せられます。エコキュート・IH・蓄熱式機器の組み合わせから家庭に合うプランを比較でき、事業者の事前審査制で品質を確保しています。

    グリエネ公式ページ

  • リフォーム見積もり

    リショップナビ

    リフォーム全般の一括見積サービス。給湯器交換・キッチンIH化・床暖房など、オール電化リフォームを含む工事を地域の登録施工店からまとめて比較できます。施工後の保証制度もご用意されています。

    リショップナビ公式ページ

関連サイトで設備の詳細を確認したい方へ

電気料金の見直し・新電力切替の候補

電力プランは家庭の使い方で最適解が変わります。ここでは「家計を予測しやすい安定運用」「基本料金0円・市場連動で攻める」「複数社を横並びで比較したい」の3つの典型ニーズに対応する代表的なサービスをご紹介します。

  • 家計予測しやすい安定型

    アルカナエナジー

    基本料金+3段階単価のオーソドックスな従量制で、燃料費調整には上限を設定。法人向け高圧電力で実績を積んだ事業者で、市場連動型のような単価変動リスクがなく、毎月の電気代を予測したい家庭に向きます。

    アルカナエナジー公式ページ

  • 基本料金0円・市場連動の攻め型

    リボンエナジー

    基本料金0円・燃料費調整額0円で、使った分だけを支払う市場連動型。電力量単価は卸電力市場(JEPX)に連動して30分ごとに変動するため、安い時間帯に洗濯機・食洗機・EV充電を寄せられる家庭ほど割安になります。市場が高騰する時間帯は単価が上がる点には注意が必要です。

    リボンエナジー公式ページ

  • 複数社を横並びで比較したい

    エネチェンジ

    郵便番号と現在の使用量を入れるだけで、対応エリアの主要プランの年間削減額が10分程度で試算できます。固定単価型・燃調上限あり・市場連動型を一覧で比較でき、ガス・通信とのセット割もまとめて確認可能です。

    エネチェンジで一括比較

もっと多くの電力会社を比較したい方へ

  • 新電力 主要事業者の比較表

    独立系・ガス系・通信系・石油系・再エネ特化型をタイプ別に整理。料金プランの3タイプ、セット割、再エネ比率、燃料費調整の上限有無で横並びに比較できます。

  • 電力プラン見直し

    各タイプの代表事業者を並列展示・シミュレーション活用法・申込手順までを段階的にご案内します。

よくある質問(FAQ)

夜間電気料金プランとは何ですか?
夜間(23時〜翌7時などの時間帯)の単価を割安にする代わりに昼間単価を割高にする時間帯別電気料金プランです。電力会社は夜間の需要が少ない時間帯に発電所を稼働させ続けるため、夜間の余剰電力消費を促進する料金体系を採用しています。大手電力のオール電化向けプラン(スマートライフS/はぴeタイム-R等)と、EV所有者向けの深夜充電プランが主力です。
夜間電力プランで年間どれくらい節約できますか?
オール電化+エコキュート+蓄電池の組み合わせで運用すれば、年間2〜4万円の節約が標準的な目安です。EV所有者は深夜充電を活用することで年間2〜5万円の追加メリットも見込めます。一方、月使用量が250kWh以下の少使用世帯や日中在宅中心の世帯は、昼間単価の割高分でかえって高くなるケースが多いため、スマートメーターの30分計量データで実使用パターンを確認してから判断するのがおすすめです。
夜間プランが向く家庭・向かない家庭の判断軸は?
向く家庭:オール電化/EV所有/蓄電池あり/月使用量500kWh以上/夜型・共働き/夜間消費割合40%以上。向かない家庭:日中在宅・テレワーク中心/月使用量250kWh以下/昼型生活/夜間消費割合20%以下。判断はスマートメーターの30分計量データで自家の使用時間帯を確認するのが確実です。電力会社のマイページ・アプリで時間帯別使用量を確認できます。
EV充電向けの夜間プランはありますか?
2023年以降、EV所有者向けの深夜帯(0時〜6時など)をさらに割安にするプランが拡充されています。日産自動車のZESP3(日産EV購入者向け)、出光興産のEVプラン(深夜1〜5時が特別安値)、Looopでんき市場連動型、大手電力のスマートライフS系で対応するEV用深夜枠などが代表例です。EVの年間走行距離・充電回数次第で、通常プランより年間2〜5万円下がるケースもあります。
夜間電力を活用する機器にはどんなものがありますか?
①エコキュート(ヒートポンプ式電気温水器・深夜電力で湯を沸かす)、②家庭用蓄電池(深夜充電→昼放電)、③EV/PHEV(深夜充電でガソリン車比1/3〜1/4の燃料費)、④蓄熱式床暖房(深夜電力で蓄熱材を温める)の4種類が代表です。エコキュート・蓄電池は給湯省エネ事業・自治体補助で導入ハードルが下がっており、EVはV2Hと組み合わせると停電時のバックアップ電源にもなります。
太陽光発電と夜間プランを組み合わせるとどうなりますか?
『昼は自家消費+売電』『夜は安い夜間電力で蓄電池を追加充電』というハイブリッド運用が成立します。屋根が大きく太陽光を十分載せられる住宅なら、昼間単価の割高分を太陽光自家消費で相殺できるため、夜間プランのデメリットが消えます。卒FIT世帯は売電単価8〜10円/kWhと夜間単価15〜27円/kWhを比較して、自家消費を優先するのが経済的に有利です。

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